疲れたなぁ

 先日、上の息子が全治2ヶ月の大怪我をした。救急車で搬送され、そのまま手術となり本人に会えたのは、連絡が来てから4時間後だった。
 入院の話も出たが、卒論や就活が残っていたため、実家である我が家に連れて帰ってきた。
 前にも書いたかもしれないが、彼は幼少の頃大怪我などがあり、片足の軽い麻痺と著しい筋力低下がある。
そのため日々の生活では、もう片方の足を頼りに生活していたのだが、今回手術したのはその頼りにしている足。
 室内では松葉杖生活をしているが、やはり介助が必要な場面も出てくる。
ヘルニアの母に介助される長男。

 全治2ヶ月ということは、年内はこっちにいるのか…。
1年ぶりに家族との生活が再開し、3食作る、増えた洗濯物、などの家事を久々にすることになり、こんなに忙しかったかなと思った。これを4人分行い、仕事をして、弁当も作っていた私、偉かったじゃん…と過去の自分を褒めたり。

 最近では日課のウォーキングが息抜きの時間になっている。
公園の近所に住む猫ちゃんとも顔なじみになった。

 今朝もウォーキングに行ってきた。
ここ数日、急に気温が下がったとはいえ、快晴で気持ちの良い天気だ。

 ウォーキングしていると、色んなことが頭に浮かんできた。
昨年の秋から、この1年。
本当に様々なことが、あった。

二男の入所、友との決別、義父との別れ、ヘルニアの悪化。
コロナ罹患後からの体調不良、めまい症の長期化。
 心身ともに、満身創痍である。

 思い返しながら歩いていたら、急に体が重く感じる。涙が止まらない。
温かい飲み物を買い、一休みすることにした。

 もう随分前に、限界を超えていたんだな、と思った。一生懸命、心も時間も、労力も尽くした義母から、冷たい言葉をぶつけられ、裏切られたあの時に、もう私の心にはヒビが随分入ってたんだよなあ。
それを何度も何度も修繕して、なんとか形を保っていたけれど、もう無理かもしれん。

そんなことを考えながら、ぼんやりしていた。

 この1年で、人に対する信頼感だとかも、随分なくなってしまったなと感じることが増えた。そういう出来事が起こると、過剰に反応してしまう。これも疲れる。
 出来ることならば、全てを放りだして、逃亡したいなあ。

 空を見上げると、1面青く、美しい。
その青があまりにも眩しくて、また涙がこぼれてきた。

 お茶を飲み終えたら、立ち上がり、また頑張ろう。そう思う一方で、もう色んなことから解放されたいなと思う自分がいる。

 はあ…疲れたなぁ。

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