訳をつけてみよう:The Good Life
8月のジャズから、延々と、延々と、聴いてしまうようになった曲。
それが The Good Life。
ハマったきっかけのジャズライブレポは↓。
いや、布施さんのエエ声で聴くこの曲が本当に素晴らしくて…。そして何度も聴くうちに、歌詞にもなんだか感銘を受け始めている次第です。
元々は、1962年、フランスのギタリストであるSacha Distel (サッシャ・ディスティル)(http://en.wikipedia.org/wiki/Sacha_Distel)が作曲した曲だそうです。仏題は「La Belle Vie」。翌年、この曲に英歌詞を付けて歌ったのがトニー・ベネット。その後、その英歌詞をフランス語訳してSacha Distel自身が唄い、シャンソンの代表曲となって歌い継がれているのだそうです。
参考サイト:
歌詞は下記の通り。
短い歌詞ですが、ものすごく、人生というものを考えさせられる歌詞です。拙訳は下記の通り。
私の中では、男性から女性に向けて歌っている感じがしっくりくるなぁと思います。(布施さんやらトニーベネットの声で聴いているから、かもしれませんが 笑)
女性がいわゆる「いい人生」を送っているけれども、燃えるような恋愛はしていないところに、女性へ以前から好意を寄せている男性が歌いかけているような印象を受けました。
"I still want you"とあるので、もしかしたら男性は過去に女性に一度想いを打ち明けたことはあるのかもしれないですね。
世間一般でいい人生と思われる人生って、この歌詞でもある通り、楽しいこと、悲しみが少ないことと思われがちですよね。
だからつい、みんながやっていること、成功確率が高いこと、無難なことに流されがちです。
でもこの歌で、歌い手はいいます。"please be honest with yourself"、つまり世間で言われていることに流されずに、自分に正直になれ、と。
結果的に、辛い想いをするかもしれない。うまくいかないかもしれない。でも自分に正直でいることこそ「よい人生」なのではないか。
この曲から感じ取ったのは、そんな想いでした。
布施さんバージョンは残念ながらシェアできるものがないですが、トニーベネットバージョン(↑)も素晴らしいのでぜひ。
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