ホホホ井ホイ

ホホホ井ホイです。絵を描いたり文章を書いたりします。

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最近の記事

フィリピンで足を折って優しさに泣いた話

タイトルのままの話。 2019年、私が22歳になる少し手前の2月のことだった。 私はフィリピンのウォール街と呼ばれる「マカティ」という街で柄にも合わない不動産のインターンシップをしていた。 物事を深く考える事がとことん苦手なわたし。 「ホホホ井さんは考えが浅いよね。浅はかだよね。」「なんのための頭なの?」といったフィードバックを受ける日々。 その日傷付いた言葉を一つ一つ思い出しては傷に塩を丁寧に塗り込むのがいつのまにか日課になっていた。 その日ももれなくオフィスでコテン

    • 2024年GW最終日を迎えて

      長期休暇は度々帰省をしていたが、今回は帰らず埼玉に残る事にした。 今年の秋に関西へ戻る事が大きな理由だったが、だからといって埼玉での予定を何も立てなかった。 休みの日に予定が入っていない事に喜びを感じる人間なのだ。 好きな時に、好きなことをしたい。 本を読んで、ドラマや映画を見て、散歩をして、眠くなったら寝る。 そんな休みを過ごして、充足感に浸るGW最終日なのであった。

      • 良かった景色日記@滋賀県近江八幡

        先日のGW、父母とお出かけをした。 毎年何度かしかない私の帰省を楽しみにしてくれている両親はとても嬉しそうだった。 目的地は滋賀県の近江八幡。 小さいころから行きたい店や場所などのリストなどは設けず、車を走らせて目的のエリアまでたどり着いた後は目に留まった心惹かれるものの方へ向かうのがわが家のお出かけスタイル。 朝の8時に起こされ、晴れた青空の中いざ出発。 (飲食店経営で毎日夜中まで働いている父母からすれば、朝8時は超超早起きなのだ。) 今日はそんな日帰りの旅で出会った良

        • 人が死ぬところに立ち会った話。

          母からの突然の電話 「ばーば、今日明日やわ。」 その一言を聞いて、大学にいた私は全ての用事を放り投げなんの用意もせずその足で八王子から祖母の入院する奈良に向かった。 突然の電話は嫌な知らせを連想してしまうから苦手なのだけれど、今回は本当に嫌な知らせだった。 祖母の危篤は今回で2回目。 1回目は丁度この1年ほど前、フィリピン留学中に母から連絡があり同じように飛行機に飛び乗って日本に帰国した。 その時の祖母は思いの外元気で、私がいる間に体調も良くなり、安心してフィリピンに戻る事

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