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日本と日本人のいいところ

近年、日本にまつわるニュースを見ると、「世界各国と比較した経済力・学力ランキングの低下」、「人口減少」など、バブル経済崩壊後の「失われた20年」を経てもなお、将来を憂うニュースが多いように思います。

しかし、仮に今後日本が低迷していくことが、もはや免れないものであるとしても、日本に生きる人々の未来が暗いものであると決めてつけてしまってはいけないと思います。

もし、他よりも優れていることにしか価値がないのであれば、突き詰めて考えると、No.1以外は価値がないということになり、自信を持って生きることが許されるのは、ほんのわずかな人々のみになってしまいます。

本来、それぞれの国・地方・企業・個人に、それぞれの価値が存在するはずです。

日本の将来が不安視されるからと言って、私たちが日本に自信を失ってしまえば、これから日本で働こうとする外国人へどのように日本をPRするのでしょうか。自分の会社に自信を持っていなくして、どうしてスタッフに働きがいを与えられるのでしょうか。

もちろん、客観的に競争力が低下している現状を捉える目線や、海外との関わりを積極的に考える姿勢は必要でしょう。しかしそれと同時に、日本に生まれて生きる誇りを忘れずに持っておくべきではないでしょうか。そんな思いから、今回は意外と気付きにくい日本と日本人のいいところを3つ記載してみました。

①水道水が飲める
普段当たり前のように利用する水道水ですが、世界で水道水が飲める国は大体15カ国程度しかないそうです。普段の生活で当たり前のように水道水を利用するので、ありがたみも感じにくいですが、日本が世界に誇れるポイントの一つです。

②治安が良い
「物を置いたままでも盗まない」、「女性が夜、街を歩いていても襲われない」など、日本人にとっては自然なことでも、世界では当たり前でないことの方が多いようです。実際、OECD諸外国と比較した犯罪率は、日本は最低水準であることが示されています。

③和を重んじる国民性
地震や台風の非常時において、各地から送られた物資の受け取りで順番を守って並ぶ様子が世界のメディアから取り上げられるなど、協調を大切にする文化があります。人との約束を守ったり、電車が遅れることが少ないことも世界から見れば特徴的です。また、そういった他人を大切にする心は、東京オリンピックをPRワードである「おもてなし」の文化にも通じるといえるでしょう。

これらは日本が誇れるポイントの一例ですが、きっと日本にはまだまだ多くの魅力があると思います。国といった大きな枠組みだけでなく、地域、企業、個人、それぞれがそれぞれに誇れるポイントを認識すれば、もっと自信を持った採用、ひいては生き方ができるのではないでしょうか。