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自己紹介-テディベアを作り続けたい人-


はじめまして。テディベアデザイナーの宮尾 友紀と申します。
2020年7月、京都のあじき路地への入居をきっかけに「BEAR KNOT」というアトリエ(工房兼ショップ)をオープンし、テディベアのデザイン・制作および販売を行っています。
アトリエは、ワークショップ・Meetupスペースとしても活用計画中。

テディベアは中学生の頃に初めて作ってから、気がつけばずっと作り続けています。
私にとってテディベアは、買うものではなく作るものです。
ただ制作欲求を満たすために作ったり、人に喜んでもらうために作ったり、感情がうまく吐き出せない時は絵を描き殴るようにテディベアをデザインします。
出来上がったテディベアは、日記のようにその時の気持ちを思い出させてくれ、時には予想していなかった表情を見せてくれることもあり、生き物とはまた違う癒しをくれるのです。


転機

小さい頃から何かを作ることが大好きで、裁縫に限らず、興味のあるものには何にでも手を出してきました。
洋裁・編み物・ビーズ・レザー・陶芸・ドール服・アクセサリー・鞄・その他細々・・・これまで学校や仕事の合間にその時作りたいものを気ままに作っていました。
2017年までは地元企業で経理業務を担い、退職後にニュージーランドへ語学留学をしました。初めて京都を出て暮らした土地はすばらしい場所で、出会った人々との繋がりはとても大切なものとなりました。
その頃から人と関わることの楽しさ、大切さをより実感するようになり、帰国後は学んだ英語のアウトプットができる仕事をしていました。(手芸には関係のない分野)

しかしどこに住んでいても、ぼちぼちとテディベアを作り続け、友達にプレゼントしたり、たまにマーケットに出店するところは変わらず。
(ニュージーランドでも創作意欲を抑えられず作ったベア達を、クラフトマーケットで売ったこともあります。笑えるくらい英語ができませんでした)そんな折にデンマークにあるスカルス手工芸学校の4か月コースに加入できることになり、即渡航。
今まで会社勤めの隙間時間に楽しんできた手芸が、好きなだけできる。
そして何より学校にいる先生や生徒も同じように作ることが好きで、常にインスピレーションに溢れている環境は、まさに私が求めていたものでした。
そこからは何とかして少しでも手芸に時間を費やす方法、そして人との繋がりを大切にできて、もちろん家族や友達との時間もとれるような、そんな生活ができないものか・・・考えて、踏み出した一歩が京都にある”あじき路地”への入居でした。

あじき路地は、若手のクリエイターを応援するために町屋長屋を貸し出されている場所で、大家さんは私たちを家族のように見守ってくださっています。
私が実店舗でやっていこうと思ったのは、人と直接会ってお話する時間や、作る時間を共有すること、作品の実物を見てもらうこと・見せてもらうこと、意見や感想を述べあうことが自分の生活に彩りを加えると知ったからです。
あじき路地の大家さんの想いや、他のクリエイターさんとの距離感は私が求めていたものに近く、出身地の京都にあることも運命のように感じました。

一番長く作り続けていて、一番好きなもの。
引き寄せられるように出会った場所。
テディベア作りを通して繋がる縁を大切にしたいと思い、このアトリエを”BEAR KNOT”と名付けました。

#自己紹介

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