1か月経って感じている事

こんにちは。テディベアデザイナーの宮尾です。
「5体のテディベア」プロジェクトがスタートしてから1か月が経ちました。この間、フィールドワークとして近所の飲食店やセレクトショップに足を運んだり、鴨川にかかる五条大橋あたりを散歩したりしました。
また、2/26~3/6の期間中Fabcafe Kyotoさんのカフェスペースにて、制作実演をしています。テディベアに興味のなかった方にも気軽にハンドメイドテディベアや制作工程を見て頂けるイベントとなっております。
(実演で作っているのは5体のテディベアではなく、現在までに私がデザインしたテディベアを制作・展示しています)
イベントページはこちらです↓


人と話してインスピレーションを得る

私は主に自分の身に起こったエピソードや感じたことを元にテディベアをデザインしています。
今回は自分だけが感じた物事をアウトプットするのではなく、人とお話をすることで得られる共感や相手が経験したことを聞いて、そのエピソードに登場しそうなテディベアや、テーマとなる場所に馴染む(生息していそう)テディベアをイメージしていきます。

当初はインタビュー形式でエピソードやテーマとなる場所の印象を聞こうとしていたのですが、なかなか初対面でいきなり話してください!といっても難しいため、ゆるーく世間話をしている中で「ここってこういう場所だからよく来るよ」「この前こんなことがあってね、」というエピソード聞く、という方法に変えました。

例えば実演を見に来てくださった方との会話で、一つ面白いからデザインの要素に入れようとしているエピソードがあります。
京都の古い建物にはよくネズミが出るのですが、Fabcafe Kyotoさんもとても歴史がある建物にあって、たまに置いておいたお菓子が食べられていることがあるそうです。会話の中で、それがもしテディベアだったら面白いよねー!という流れになり、Fabツール(レーザーカッターや刺繍ミシンなど)で出る端材を食べちゃったクマとか!なんて相手の冗談を聞いた瞬間に「ハザイタベチャッタクマ」の像が思い浮かんできて、制作に取り掛かるのが楽しみで仕方ありません。

人と話してインスピレーションを得るという事は、まさにこういう事だと感じました。

自分一人で作るテディベアとは何が違ってくるのか

まず自分の限られた経験よりも膨大な、無限といっていいほどのエピソードをインプット・アウトプットできる可能性があること。
私はテディベアに個性・ストーリーを持たせることによって、より生き生きとしたものが出来ると考えているため、多種多様な感性や出来事は、更にテディベアに深い意味をもたらしてくれると予想しています。

そして、結果的にそれはお話を聞いた人々の想いが詰まったテディベアになるはずです。

現在考えている5体のテーマ

・Fabcafe Kyoto 1
・Fabcafe Kyoto 2
・Coffee shop Windy
・未定
・未定

となっています。
Fabcafe Kyoto1 2 となっている理由はまた後日。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?