５体のテディベア

こんにちは。テディベアデザイナーの宮尾です。
「５体のテディベア」というのは、現在進行中のプロジェクト名です。

京都でテディベアの生息地を探してみよう、という思い付きからはじまり、現在は、3か月間で京都東山区・五条通り付近で出会う人たちの想いがつまったテディベアを５体作ることを目標にしております。
Fabcafe KyotoさんのCOUNTER POINTというプロジェクト・イン・レジデンスのプログラム第３期に参加させていただき、いろいろな人のご協力を得ながらおもしろいテディベアを作りたいと思います！
成果発表として、2021年4月末頃にFabcafe Kyotoさんで制作したテディベアを展示予定です。

COUNTER POINT by FabCafe kyoto 詳細↓
https://fabcafe.com/jp/labs/kyoto/counterpoint

-プロジェクト概要-

京都にあるお店などの施設（もしくは施設周辺）の方へ その場所や地域の特徴・印象をインタビューし、もしそこにテディベアが住んでいるとしたら どういった容姿をしているかを想像してBEAR KNOTが制作に取り組む。

期間：2021年2月1日～3月中旬→インプット
　　　　　　3月中旬～4月下旬→制作
　　　　　　4月最終週→成果発表・展示

目的：製作者自身が感じていることや作り出すストーリーではなく、他者との会話から得たアイディアやインスピレーションを元にテディベアをデザイン・制作する挑戦をします。また、題材を「テディベアの生息地」とすることで、各テーマの場所で出会う人々とお話をし、場所によってどのような違いが生まれるかの実験を行います。

人の想いがつまったテディベア、他者のイメージとは

私は普段、自分が感じていることや見たものからインスピレーションを得てテディベアをデザインしています。
今回のプロジェクトでは、特定の場所をテーマとして設定し、そこに関わりのある人々が感じている事やその人のエピソードを聞き、テディベアをデザインしていきます。
そうしてデザインされたものはきっと、みんなの想いが詰まったテディベアになるのでは、と考えています。

他者のイメージというとフワッとし過ぎているかもしれませんが、例えば、「お気に入りのカフェに行くとき、この席が好きでよく座ります」という人がいて、どういう所が好きなのかを聞くと「日当たりがいい・ソファの座り心地がいいから」などが出てくるとします。
そうすると、柔らかい色合いの、触り心地が良いテディベアが出来上がるかもしれません。
また、同じカフェを利用する人から「仕事がはかどるので来ます」「静かだから・作業がしやすい雰囲気だから」という話もあるとすると、柔らかい色合いの触り心地が良いテディベアは、何かに打ち込んでいる姿勢をしていて、口元は控えめに微笑んでいるくらいになるかも。

この様に、そのカフェにいる人たちが感じている事や、エピソードを聞いて、テディベアをデザインしていきます。

やりたいこと

私が一人で考えるテディベアではなく、他の人にもテディベアに興味をもってもらって、その自由さを一緒に楽しめたら良いなと思っています。
そのために今回のCOUNTER POINTでは色んな人と知り合って、プロジェクトやイベント等を通してテディベアの良さを広められると嬉しいです。