木から町が生まれるお話 第一樹
信じ難い文明
それはそれは気の遠くなるような遥かむかし、小さな種が風に乗って町はずれに落ちた。
その種は芽を出し、大きな木に成長し、木の枝から家が生まれ、葉から人々が誕生した。
そんな不思議な町の始まりの話など語り継ぐものは皆無であり、たとえ耳にしたとしても誰も信じなどしない。
文明の入れ替わりが繰り返されているという、漠然としたことでよければ想像できるかもしれないが・・・
メタバース“XANA”
時は2024年
Web3などという、分散型インターネットの新しい形がある