あるく、あるく。

手は意識、足は無意識。
ワークショップに参加した時にひっかかってきたことば。
そのことばにつられるかのように、わたしは今日もあるく。

12月に入ってから、数日おきにひくめの山に行っている。
足を取られないように足元ばかり見ていたのだが、
途中から紅葉がだいぶ落ちていて道が明るく、
涼しい風が吹き抜けて気持ちが良い。
熊鈴を持ってくるのを忘れたのと、わたし以外に人がいなかったので
音楽をかけながら歩いていた。
枯れ葉をしゃくしゃく踏みながら歩くのが楽しい。
ふかふかの苔を愛でるのも楽しい。

海も近いので、砂浜をあるく。
海の水分をしっかり吸ったかちかちの冷たい砂、
風でサラサラになって足がどこまでも吸い込まれそうな砂。

足がいろんな感覚を楽しんでいるようだ。

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