なんでもノート

   社会人となり『手書き』からは年々遠ざかっておりました。そんな日々の中でふと目に入ったのがいつかに一目惚れして買ったA5サイズのスリムノート。ノートは書かれることが存在意義なのにこんな風に放置されてるのは不憫なように感じました。
   そこで始めてみたのが俗に言う『なんでもノート』です。日記というと毎日継続しなくてはいけないので、書く内容も日付も一切考慮しない、本当に何を書いてもいいノートです。
   スリムノート故にそれは鞄にぽんと入るし、重くもないので持ち運びは苦じゃありません。そのノートはリングノートだったのでペン一本をしっかりお供にできました。
   そして家に帰ればそれは即座にテーブルに開いた状態でペンを添えて置かれます。思い付いたことをすぐさま書けるのは良いことです。
   なんでもノートを始めてみたのは実は一、二ヶ月前。唐突に初めたので初期は日付を書いていなかったのですが、日付を書き初めているのがクリスマス頃だったのでそれより少し前なのでしょう。
   なんとなく見返してみると、ほんの数ヶ月前だというのに何故か懐かしい気持ちになりました。思うがままにあけすけに書かれたそれらからは自身の当時の感情がダイレクトに伝わってきます。ところどころ謎のラクガキがあったりシールが貼られていたり、手書き故の好き勝手さも他人事のように面白かったです。
   元々雑念が多く散歩中もふと立ち止まり思ったことを日記アプリに綴っていたような人間なので、なんでもノートはなんとも肌に合いました。と、同時にノートやペンを選ぶ楽しさにも気付き文房具への興味が以前よりずっと増したように思います。
   ということで、以下に私のなんでもノートについて綴ってきたいと思います。


【ノート】
A5 スリム
(リング、罫線+無地クラフト紙)
なんとなくリングノートが好みなのですがリング部分が邪魔で横向きにして使っていました。思い切り罫線に逆らっていた形です。

文庫サイズ
(紐綴じ、罫線)
書籍購入時に頂いた粗品のノート。
小さくて持ち運びには便利でしたが少し味気ない印象でした。リングではないので素直に縦使いをしてました。

A5
(紐綴じ、方眼)
友人から贈られたシンプル可愛い猫のノートでした。遊び紙が絶妙に好みで、そこに好きなステッカーと小さな封筒を貼り付けていました。封筒には付箋やCDの引換券を入れていました。元よりノートの最終ページには雑記用の付箋を貼っていたけれど封筒を貼り付けてことでノートの使い方がより固定されたように思います。
このノートから日付を書くようにもなったのでなんでもノートの方向性が定まった一冊でもあります。

A5正方形
(リング、罫線)
ただいま現役のノートです。なんでもノートとして初めて意識して買ったもので、ペンコ コイルノートMのミントです。とにかく色が好みです。
正方形で分厚くて、鞄の中では少々存在感があります。分厚いので書く時も少し違和感があり立派なリングは手にガツガツと当たります。それらの問題は膝に置いたり多少の工夫でどうにかなっているので少しずつ慣れ親しんでいけたらと思っています。

   以上がノートの変遷です。(サイズ感はふんわりです)
   最初はとにかく部屋に眠るノートを使っていました。それらが終わり、今は自分好みのノートを探す日々を過ごしてます。スリムノートも良いけど正方形の愛らしさも学びましたが方眼は譲れないなと今改めて思っています。


【筆記用具】

   これもまた家に眠るもの達を使っていましたが文具屋さんの試し書きでその書きやすさに感動した『Blen』が近頃の相棒です。本当にストレスフリーな書き心地で企業努力すごいなぁとそこそこの頻度で思っています。


【内容】

   月始めはカレンダーシールを貼ります。カレンダーシールについては小分けにしてノート後ろの封筒にしまっています。付箋入れたり貼ったりしているのでなかなか使っている感があって楽しいです。
   書いていることは主に

・どうでもいい思いつき
・自画自賛
・諸々の感想
→一番感情がダイレクトに伝わってくるので見返した時に楽しいです。映画やプラネタリウム等のチケットがあるものはチケットを貼り付けた上で感想を綴っています。いつも捨てるのを忍びなく思っていたので良い使い道が生まれて良かったです。
・予定
・やること、やりたいことリスト
→最初に□を書いてるので見返した時にすぐ見つけられて助かってます。
・負の感情
→ノートを書きたい時は楽しい気持ちの時なのでそこまで多くはありません。
・謎のラクガキ
・少しちゃんとしたラクガキ
・可愛いシール、ステッカー

です。
   こうして綴ると色々なものが書かれているし、色々なアプリに散っている情報をここに集約できたらいいなと密やかに思っている次第です。


   ということで、私とノートのお話は以上です。我ながらどれほど継続するかは分かりませんが現在の感情はひたすらに楽しいものなので、この楽しさは継続していきたいなという気持ちです。
   それでは。

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