冬の雨と虹
ニュージーランド北島の東海岸をひたすら南へ。昨夜はトコマル・ベイという集落の宿に泊まった。
旧郵便局の建物を民宿に改装しており、昔の電話機などもそのまま遺されている。
なかなか味わい深い宿だった。値段は張ったが、市街地の豪華なホテルより、僻地のユニークな宿に金を払うのも悪くない。
ニュージーランドは全体的に寒波に覆われて天気が荒れている。目の前のビーチも暴れる朝だ。
ざばー。
車を40分ほど走らせるとトラガ・ベイ埠頭の桟橋にたどり着く。長さ660m、国内最長をほこる。
線路が引かれているほどの立派な桟橋。しかしいまはその役目を終え、ただちらほらと訪れる観光客が上を歩くのみだ。
桟橋の先頭から振り返ると濃い虹が見えた。
ニュージーランドの冬は雨続きだが、虹に出会える機会が増えるのは悪くないな。
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