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【推敲中】化学物質過敏症の合理的配慮、大学の先生方が長年、誤解している点2

Q12 予め洗剤や柔軟剤で協力を求めなくても、反応してから協力を求めれば良いのではないですか?
A 1対1の場合は、誰の洗剤で具合が悪くなったか、すぐ解りますが、常に数人で一緒に学んでいると、具合が悪くなっても誰の洗剤で具合が悪くなったのか解りません。
そこに居合わせた仲間、全員を疑うことになり、1人1人聞いて回ることは人を疑っているようで聞きにくいです。
また、常に反応してから避けるという方法で防御していると、重症度は徐々に上がって来ます。
先手、先手で手を打たないと、重症度は上がって行きます。
健康な人から見て、「少しやり過ぎ」な支援で、ようやく重症度が横ばいになります。
健康な人の考える支援だと、徐々に重症度が上がって行きますので、他の人の考えを取り入れることは大事かもしれませんが、重症化した場合は、多大な治療費がかかるようになりますので、関連死という意味では、死ぬこともある病気です。

Q13 避難部屋の掃除は本人にさせてはどうか。
A 最初に避難部屋や教室の掃除をする時、例えば、プラスチック製の物をアルカリ洗浄剤で掃除する時に、表面の可塑剤がアルカリで分解したり、静電気を防止するための第四級アンモニウム塩が揮発したりします。
床掃除をする時は、古い床ワックスの可塑剤のTBEP等のリン酸トリエステルが分解、揮発します。
人によっては、降り積もった香料カプセルが破壊されて、反応するでしょう。
なので、患者が一番最初の掃除をすることは望ましくありません。
我が家の場合、母親も患者なので、本来は業者にやって貰うべきかもしれません。

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