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化学物質過敏症患者の人格を化学者が疑うことはブーメラン

これは、できれば書きたくなかったのですが、どうしても化学物質過敏症というと、利己的とか、人ともめるに違いないとか、そういう心配ばかりする人が科学者(化学者)に多いのですが、そもそも化学者がそう思うのって、ある意味、ブーメランになっている訳です。
というのは、化学物質を多量に吸い続けていて、発症する疾患は、いくつかあると思います。
喘息になる方もいるでしょう。
しかし、一定割合、精神疾患になる人がいるのは、化学物質過敏症も仕事で有機溶剤を使う人も同じなのです。
たまたま、似た化学物質を吸い続けて、化学物質過敏症になる人もいれば、化学物質過敏症にはならなかったが、精神の方に異常をきたす人もいる訳です。
化学物質過敏症患者の人格を化学者、特に有機合成や高分子合成をやっている人が疑うのは、ブーメランでしかないのです。
どちらも、精神に異常をきたす人は一定割合います。
そういう叩き合いではなく、目の前の人を自分の目で確かめて欲しいと思うのです。
同じ病名でも、いろんな人がいます。人柄の良い人も悪い人もいます。
病名だけで判断したり、決めつけたりしないで欲しいと思うのです。

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