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【ゼロから始めるテグス編み⑨】Tピン・9ピンの丸め方をマスターしてピアスを作ろう

 今回はTピンと9ピンの使い方について学んでいきましょう。一見テグス編みとは関係なさそうですが、テグスで作ったパーツをほかのビーズやパーツと繋ぐためにはTピンや9ピンは欠かせないものなのです。ちなみにワタシのビーズドールにも中心にTピンが通してあります。

1.ピンの種類

 上のほうにあるのが9ピン。数字の9に似ているところからこのように呼ばれています。そして下にあるのがTピン。これもアルファベットのTににているところからこのように呼ばれます。

9ピンはビーズやパーツ同士を連続してつなげるときに使用します。一方Tピンはビーズやパーツを他の物に単独でつなぐときに使用します。つまり9ピンは延々と長くつなげることができますし、Tピンはアクセサリーなどの先端に付けることができます。

2.ピンのサイズ

 ピン類は長さだけでなく太さも重要になります。ピンのサイズはこのように表記されます。○○は線径を表し、●●はピンの長さを表します。ビーズの穴の大きさによって太さを、そしてパーツの大きさや入れるビーズの数によって適切な長さを選びます。

 ピン類も丸カンやボールチップと同じように素材や色も様々です。

3.ピアスを作る

それではTピン9ピンの使い方を実際にこのピアスを作りながら説明していきましょう。

材料

パールビーズ8mm 白 2個

ソロバン型ガラスビーズ6mm クリア 2個

Tピン ロジウムカラー 2本 (今回は0.7*30㎜を使用)

9ピン ロジウムカラー 2本 (今回は0.7*45㎜を使用しましたがもっと短いものを使用してくださいね)

丸カン ロジウムカラー 2個

ピアス金具 ロジウムカラー 1組

まずパールビーズにTピンを通してピンの根元を直角に曲げます。

根元から7㎜くらいのところをニッパーでカットします。

ピンを丸ヤットコで丸めます(丸ヤットコを持つ手の手首を返すようにすると上手くできます)。隙間ができないように形を整えます。

次に9ピンにソロバン型ビーズを通して

ピンの根元を直角に曲げます。この時下の丸みと同じ向きになるように曲げます。

そして根元から7㎜くらいのところでピンをカットします。丸ヤットコで丸めます。

ピンを開くときはペンチを使って切れ目を手前に開きます。

そしてパールとソロバン型ビーズをつなぎピンを閉じます。

次に丸カンを開いて今作ったパーツとピアス金具をつなぎます。

これでピアスの完成です。

いかがでしたか?最初のうちは上手くいかないこともありますが、繰り返し練習することでコツをつかめるようになりますので(かくいうワタシもピン曲げはあまり得意ではありません^^;)頑張ってみてくださいね。

この内容を詳しくまとめた動画がこちらです。このピアスの他にもピン類を使ったアクセサリーもご紹介していますのでぜひご覧ください。


作品の制作、イベント出店、そしてYouTubeでビーズドールを作る楽しさ触れる喜びを多くの方に伝えられるような活動をしていけたらと思います。