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【ゼロから始めるテグス編み⑧】ボールチップの付け方

1.ボールチップとは

今回はボールチップの取り付け方を学んでいきましょう。ボールチップとはネックレスやブレスレットを作る際テグスの両端を始末するときに使用する金具のことです。丸カン同様素材や色、大きさも様々です。

テグス編みで使われるボールチップは大きく分けてこの2種類。左側のほうはボールを閉じてから上のフックを丸めるタイプ。右側ボールを閉じるだけの「カンタイプ」で百均でも購入できるので初心者にはこちらがお勧めです。

2.カシメ玉を潰さず(使わず)ボールチップを取り付ける方法

ボールチップとセットで使われるのがカシメ玉(つぶし玉)です。ボールチップの中でテグスが抜けないようにつぶして使うものなのですが、テグスを通したカシメ玉を潰すとテグスが切れてしまうことが良くあります。そこで今回はカシメ玉を使わずにボールチップを取り付ける方法をご紹介します。

まずテグスにカシメ玉を入れテグスの両端を合わせてボールチップの穴の中から外に向かって通します。この状態でネックレスやブレスレットなどを編んでいきます。

編み終わったらボールチップを取り付けます。テグスの両端を合わせてボールチップの穴の下から上(内側)に向かって通します。ネックレスやブレスレットの部分が緩まないようにしっかりテグスを引き締めます。

次に片方のテグスだけにつぶし玉を入れてテグスを結びます(結び方はこちらを参照してください)。これで抜けることはないと思いますが、心配であればカシメ玉のところに少し接着剤を付けておくとよいでしょう。

片方の手でテグスを引き上げるようにして持ちます。もう片方の手でペンチを使ってボールチップを閉じます。少しずつ閉じていくと上手くいきます。

そしてボールチップのキワでテグスを切ります。編みはじめのほうのボールチップも閉じます。

丸ヤットコを使ってフックを隙間ができないように丸めます。ボールチップに丸カンをつなげ、カニカンや引き輪、アジャスターなどのアクセサリー金具を取り付けます。

いかがでしたか?ボールチップは処理が甘いとテグスが抜けてしまいます。でも今回ご紹介した方法は初心者でも比較的失敗しにくいのではないかと思います。ボールチップの使い方を覚えると作品の幅も広がりますので、ぜひマスターしておきましょう。

この内容をわかりやすくまとめた動画がこちらです。ボールチップを使ったパールネックレスの作り方もご紹介していますのでぜひご覧ください。


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