#50_【イベント】対馬海上保安部企画展
本日7月14日(金)から26日(水)まで、 対馬博物館1階ギャラリーで、「対馬海上保安部企画展~対馬と共に歩んだ75年~」が開催されています。
海上保安部さんにまつわる品が並んでいると言われても、海上保安部と海上自衛隊の違いはなん・・・?
というあたりから理解されていないという話もあるようですので簡単に触れますと、海上保安部さんのお仕事は海の警察です。
海の上で警備警戒活動もすれば、事件・事故では出動しますし、交通整理もしています。対馬と海上保安庁との関係は古く、1948年海上保安庁が発足したのと同時に、対馬海上保安部の前身である厳原海上保安部が発足しています。
展示では、対馬で海上保安活動が始まってから現在に至る出来事をまとめた年表、江戸時代に作製された地図(伊能図の写し)や明治中期の海図と現在の海図との比較、1984年1月から昨年12月まで現役だった上県町田ノ浜にある上県灯台のレンズなどが展示されています。
海の交通整理ってどんな仕事?という話ですが、灯台や灯標の管理がそうですし(これらは航路標識です)、東京港のように船舶の通航が多いところで行われている管制業務もそれにあたります。灯台のレンズが鎮座していたのは、そのような理由からです。
ちなみに展示されているレンズは、5等レンズになります。
等級はレンズの大きさを表しており、全国にはもっと大きいものもあります。1等レンズともなると、高さは約2.5m、重量はトンレベルになるとか。全国に5つ、現存しています。
対馬海上保安部さんは、今後も日本の最前線として重責を担っていくことになろうかと思いますが、そんな業務の一端を知る機会になれば良いと思います。
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