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【ポケモンカード旧裏】わるいラフレシアを使ったわけ

旧裏のポケモンカードをやる機会があり、
先日行われた第2回杉並旧裏杯、旧裏面シークレットメガバトル2019に参加してきました。

第2回杉並旧裏杯

日時:2019-11-02
レギュレーション:第1弾〜neo4, (プロモ含む)
殿堂ルール:旧裏杉並殿堂2019
URL:http://000708.blog.fc2.com/blog-entry-182.html

旧裏面シークレットメガバトル2019

日時:2019-11-30
レギュレーション:第1弾〜neo4, (プロモ含む)
殿堂ルール:新殿堂
URL:https://jetome-magneton.hatenablog.com/entry/2019/10/31/202658

使用デッキ

第2回杉並旧裏杯

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旧裏面シークレットメガバトル2019

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対戦結果

第2回杉並旧裏杯
わるいオニドリル 負け
ドンファン 負け
エリカのウツボットわるいベトベトン 負け
キョウのスピアーベトベトン 負け
23位
旧裏面シークレットメガバトル2019
ルギアホウオウ 勝ち
わるいライチュウGR団ミュウツー 勝ち
オーダイルププリン入り 勝ち
マチスのラッタエリカのウツボット 勝ち
プテラ(化石)カポエラーアンノーンQ 負け
キングドラ(neo3)ベトベトン 負け
ひかるライチュウマルマイン 勝ち
わるいオニドリルププリン入り 勝ち
わるいヘルガーヤミカラス 負け
6-3 で2位

なぜこのデッキを選択したのか

第1回杉並旧裏杯ではくすぐりマシーンが入ったライブラリアウト(LO)が優勝しました。

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順当にゲームを進めると山札が7枚となるとそのままくすぐりマシーンを使われ、負けになってしまいます。ゲーム速度を上げてサイドを取り切る方が良いと考えました。また、山札が無限に戻るオーダイル(PF1)も候補になると考えました。
杉並杯前に行なわれたミニ大会ではライチュウ(neo3)のデッキが勝ち上がり、2進化デッキでは速度が追いつけない現状を見ました。

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さらに炎デッキのエンテイマグカルゴデッキも速く、先に主力を倒してしまうデッキも増えると考えました。

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環境として、じっくり耐久するデッキと速攻デッキを相手にしなければいけない環境と予想することにしました。
本戦までの期間に参加した旧裏の大会ではわるいラフレシアデッキが活躍しているところを見ました。わるいラフレシアとゴースト(ポルターガイスト)ならば、くすぐりマシーンのLOと速攻で倒されても技のコストが軽いため、速攻デッキとも戦えると考えました。
しかし、昔から遊んでいるわりにわるいラフレシアゴースト(以下わるラフポルター)は一度も組んだことがありませんでした。
そこで世の中のわるラフポルターを調べたところ、2件HITしました。
参考にした記事は下記の通りです。
詳細は下記の記事を読んでみてください。

【ポケモンカード旧裏】サンプルデッキ紹介『わるラフポルター』
【旧裏デッキ解説】トレーナーふういんデッキver2.0

ざっと読んでいると結構違いが出てきました。

【ポケモンカード旧裏】サンプルデッキ紹介『わるラフポルター』
■メリット
・ポケモンのサーチカードが豊富
・わるいラフレシアが立つのが遅いため、アタッカーの準備ができる
・ベトベトンに対抗できる

■デメリット
・ポケモン育て屋さんが少ないため3ターン目からわるいラフレシアが出てくるため、相手にも準備されてしまうので遅い
・トレーナーズロック後はLO負けすることがある
・抵抗力持ちのポケモンと戦うと時間がかかる
・アタッカーは進化ポケモンのみ
・ププリンを倒すまでに時間がかかる
・鋼エネルギーを付けれるとジリ貧
【旧裏デッキ解説】トレーナーふういんデッキver2.0
■メリット
・2ターン目にわるいラフレシアを立てることを前提にしているため、速い
・たねポケモンアタッカーが豊富

■デメリット
・わるいラフレシアを速く立てることを前提としているため、アタッカーが育ちにくい
・トレーナーズロック後はLO負けすることがある
・抵抗力持ちのポケモンと戦うと時間がかかる
・ププリンに対抗できない
・ベトベトンは倒せない
・鋼エネルギーを付けれるとジリ貧

メリット、デメリットはそれぞれあるものの結構な問題があることがわかりました。

■わるラフポルターの課題
・ププリン対策
・LO負け問題
・鋼エネルギー対策
・アタッカーが足りない問題

ププリン対策
突風のような殿堂ポイントがついたカードが使用できないため、ベンチ攻撃や引っ張ってダメージを当てられるカードが対策となります。
候補は下記のカード

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エリカのウツボット
ポケモン育て屋さんを供用できるが、エネルギーの色が合わずアタッカーにはなれない。
ロック状況下では進化すら困難なため、見送り。

ミュウツー
エネルギーとの相性は良い。エネルギーを移動させる技、どこでも抵抗力に関係なく30ダメージも強いが、鋼エネルギーは厳しい。
HPが低い。
メリットよりデメリットが多いため、見送り。

ブラッキー
エネルギーの色拘束が厳しい。
エネさえ張れれば活躍できるため、保留。


LO負け問題
技や特殊能力で山札が増えれば、問題は解決可能です。
この解答はアンノーンEを使用することで解決しました。

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アンノーンEは手札からベンチに出すことでお互いの手札を任意で4枚にすることができます。
相手に粘られても山札回復が可能となり、ポルターガイストを撃ち続けるターンを増やすことができます。
しかし、旧裏には耐久してターンを稼ぐポケモンがいます。

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それがこのベロリンガです。
麻痺や混乱も強く、超抵抗持ちです。
ゴーストも麻痺が続くと倒されてしまうと後続の負担が多くなってしまうため、このポケモンの対策はする必要があります。
今回は鋼エネルギーを付けたラッキーも同時に見れるマダツボミのとうを採用することで対策としています。

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わるいラフレシアを出す直前でスタジアムを置くとスタジアムが張り替えされることがほぼないため、この場を維持し続けることができます。

鋼エネルギー対策
炎ポケモンややさしいカイリューはエネルギーや出すこと自体が難しいため、鋼エネルギーの効果が関係ないカードを選択することにします。
候補は下記のカード

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ヤミカラス
杉並殿堂では殿堂ポイント対象のため、使用不可。
新殿堂では使用可能。
たねポケモンのため扱いやすい。
1ターン目のみロック可能なため、鋼対策にもなるため、保留。

ブラッキー
3エネのコストは重いがバトルポケモンに50ダメージ与えられる。
ププリン対策にもなるため、採用は保留。

アタッカーが足りない問題
たねポケモンや進化しやすいポケモンが対象です。
候補は下記のカード

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ミュウツー
たねポケモンで出しやすい。
トラッシュにエネルギーがあればすぐ40ダメージを狙える。
抵抗力、鋼エネルギーが厳しい。

ブラッキー
れんさしんかイーブイがあるため、場に出しやすい。
その他の効果に関係なくダメージを与えられる。


エーフィ
れんさしんかイーブイがあるため、場に出しやすい。
逃げるコストが0のため、入れ替えが容易。
ダメージが相手依存。
抵抗力、鋼エネルギーが厳しい。

問題解決方法とコンセプトを考えるとロック速度が速いトレーナふういんデッキをベースにした方が良いと考えました。
使用したデッキ解説は下記の項目の通りです。

総合的にブラッキーが様々なところをカバーしできているので、アタッカーはブラッキーを採用することにしました。

動かし方

2ターン目からわるいラフレシアを出し、ゴースをゴーストで戦うことを目的とします。速攻でトレーナーロックしにいくため、基本のアタッカーはゴースト2体、ブラッキー1体で戦うことにします。
オーキドはかせ、マサキ、ポケモン交換おじさんを駆使して、場にゴース、イーブイ、ナゾノクサを置くことができれば1ターン目は終了です。
エリカを多く使ってしまった場合はにせオーキドはかせがあれば使って、相手の手札をリセットしておきましょう。
相手が先攻だった場合や相手がポケモン逆指名、突風が多く入ったデッキの場合はナゾノクサを2体出しておくと安心してわるいラフレシアを出すことができます。

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2ターン目から旧裏特有のダーボドローで手札を増やしにいきます。
捨てても問題ない手札ならオーキドはかせを、捨てられないなら、エリカ、マサキ、クルミを使って手札を増やしながら変えていきます。
手札が溜まってきたら、もう使用しないカードも増えてくるため、スパイ作戦で捨てて山札から捨てた分増やしていきます。捨てるカードはオーキドかはせ、2枚目のポケモン育て屋さん、もう使用しないポケモンです。
ブラッキーというカードは連鎖進化イーブイの特殊能力の効果でゴーストやわるいラフレシアになったときに山札から進化することができるため、ポケモン交換おじさんで山札に戻してわるいラフレシアやゴーストを持ってくるようにします。
手札を増やし、エネルギーを確保したらわるいラフレシアを置いて、ゴーストで戦っていきます。

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終盤はトレーナーが使用できない状態になっているので、エネルギーをゴーストやブラッキーに付けてダメージを与えていきます。
ブラッキーに悪エネルギーを2枚付けておくと途中でププリンを出されてもすぐ倒すことができます。

デッキ解説(杉並殿堂)

ポケモン(18枚)
3:ナゾノクサ(ロケット団)
サイド落ちや速攻デッキを考慮して3枚、特に速攻デッキ相手にはナゾノクサを2体置きたい。

1:わるいクサイハナ(ロケット団)
育て屋さんを引けない時の保険とどうしようもない相手が出た場合、混乱のコインゲームにするために1枚。
ナゾノクサをヤミカラスに縛られた時に進化して解除という手もある。

1:わるいラフレシア(ロケット団) 殿堂ランク:★★★★★★★★
旧裏屈指のロックカード。
置くだけでトレーナー全てが使用不能になる。
今回のキーカード。
ププリンが先に出されてしまった場合は無理に進化しない方が良く、ブラッキーが完成して、ププリンを倒せるターンにわるいラフレシアを置くことで、本来のゲームをすることが可能となる。

3:ゴース(化石)
ゴースの中でも高水準。
1エネで麻痺にでき、2エネでトラッシュの悪エネルギーを回収できる。

3:ゴーストLv26(拡張シート緑)
わるいラフレシアと高相性。
1エネで相手の手札のトレーナーの枚数×10ダメージ。
抵抗力持ちや1撃で倒されてしまうような相手の場合は2エネのナイトメアで眠り、混乱も狙えるため、常にチャンスをくれるポケモン。
今回は2体並べばいいのでサイド落ちやオーキドで捨てることも考慮して3枚。

2:イーブイ(プロモ)
逃げる0と自分のポケモンが進化すると山札から進化できる強力なポケモン。
ゴースト以外のアタッカーをうまく並べることができるため、採用。

2:ブラッキー(neo2)
今回のデッキの課題をいろいろ解決してくれたカード。
1体は使用したいため、2枚。
鋼相手にも超抵抗にも繰り出せ、面倒な相手に先殴りもできる。
混乱には注意。

2:アンノーンE(プレミアムファイル2)
山切れ解決できる特殊能力を持つ唯一のポケモン。
1枚は使うため、2枚。
ポケモン交換おじさんや礼儀作法もドローソースに変えることができる。

1:コラッタ(ロケット団)
サイドに落ちたわるいラフレシアを回収するために採用。
わるいラフレシアが場に出た後もサイドからエネルギーを拾うこともするため、担う役割は多い。

エネルギー(11枚)
7:基本超エネルギー
アタッカーはゴースト2体、ブラッキーが前提のため、ナイトメアのコストを含めてゴーストに3枚、ブラッキーに1枚。
サイド落ち含めて6枚必要。
当日はいろいろな問題があり7枚で戦いました。

4:特殊悪エネルギー
ほぼブラッキー専用のエネルギー。
3枚ではだまし討ちの安定感はないため、フル投入。
ポルターガイストのダメおしに使用したり、逃げるコストにしたりすることもある。
場を埋めてしまい、山切れ負けの状況もあるが、悪エネを付けて自己退場もできるため、役割は多い。

トレーナー(31枚)
4:オーキドはかせ
最後のドローソースとして選択したカード。
ウツギはかせ、マサキの転送装置と試したが、トレーナーが使用できず、ナゾノクサが並ばない、コインが裏で止まるとデメリットが多かったため、消去法的に採用。
1枚でも使用できればよく、2ターン目からはスパイ作戦のコストとなるた利、腐らないカードに変わる。
回すために必要不可欠としてフル投入。

4:マサキ
縦引きドローソース。
2ターン目からわるいラフレシアを立てるために、単純に手札を増やす必要があるため、フル投入。

4:エリカ
相手も3枚引くため、相手の展開も許してしまう縦引きドローカード。
ゴーストのポルターガイストの効果もあり、そのデメリットは少ない。
マサキよりも1枚多く引けるため、フル投入。
ただ引かせ過ぎにも注意。

2:クルミ
2枚引いて2枚戻すカード。
オーキドのリスクを減らすために採用。
最低限の2枚。

2:スパイ作戦
相手の手札を見る効果と不要なカードを捨てただけドローできるカード。
手札を見る効果はポルターガイストのダメージ確認と次の相手のアタッカーが準備できるかどうか判別することができる。
ドロー効果は不要なオーキドはかせや育て屋さん、余ったポケモンを捨ててわるいラフレシアや次のドローソースを探すことができる。
このカードは4番目のドローソースのため、増やしたいカード。

4:ポケモン交換おじさん
旧裏万能ポケモンサーチカード。
わるいラフレシアやゴースト、その他のたねポケモンをサーチすることに使用。
ブラッキーは連鎖進化から進化できるため、戻すカードは大抵ブラッキー。
必須カードのため、フル投入。

1:礼儀作法
手札にたねポケモンがいない場合、サーチができる。
ターボドローすることが多いため、使用機会はあまりなかったため、自由枠。
アンノーンをサーチして手札をリフレッシュできるため、1枚だけ採用

3:ポケモン育て屋さん
いきなり2進化ポケモンに進化できるカード。
4枚では多く、2枚ではなかなかこないため、間を取って3枚。
手札に2枚以上ある場合はスパイ作戦のコスト。

1:ふうせんのみ
トレーナーロック前に付けておくことで、擬似入れ替えの効果があるため、採用。
ピッピ(拡張シート)やタケシのマンキーのような引っ張り出してくる相手にも有効。

1:夜の廃品回収
オーキドはかせでわるいラフレシアを捨ててしまった時の保険。
エネルギーも捨てたくないので、その保険にもなっている。
1枚では狙って引けないため、手札のやりくりができるプレイヤーは抜いてしまってもOK。

1:ロケット団参上!
サイドに落ちたわるいラフレシアを回収しやすくなるカード。
サイドがオープンになるとサイドを取る時、不要なカードを取る必要もなくなるため採用。

2:にせオーキドはかせ
本来は採用されにくいカードだが、後攻を取ってしまった時にエリカを使ってターボドローを行なうと場が揃ってしまい押し切られてしまうことがあるため、リセットするために採用。
手札が少ない時にこのカードを使うことでゴーストのダメージも底上げすることができる。
わるいラフレシアを置く前に相手の手札をスパイ作戦で確認できていれば使うかどうかの判断もできる。

2:マダツボミの塔
ベロリンガと鋼ラッキーの対策カード。
1枚だけでは引けないため、2枚。
スタジアムが0枚だと錯乱ジムを返せなかったり、エネルギースタジアムが残っていると一撃アタッカーが作られてしまうため、2枚採用。

サイドボード
わるいゲンガー(neo4)
引きずり出せる、ププリン対策と十分なパワーを持っている。
その反面、ゴーストになるためのゴースを使わなければいけないこと、
わるいゴーストとわるいゲンガーを揃えないといけないこと、エネルギーを3枚付けなければいけないとコストが非常に重いため不採用。

ゲンガー(化石)
ゴーストから進化しやすいがダメージが少なく、ダメージを蓄積しないと特殊能力も使いにくい。
エネを多くつけるプレイングが必要になるとプレイミスやゲーム時間がな学区なってしまうため、別の観点から不採用。

ウツギはかせ
リソースを捨てないことは強いが、使ってしまうと、ポケモンのサーチができなかったり、2ターン目にわるいラフレシアを出すことができないことが多かったため、今回は不採用。

マサキの転送装置
コインが表ならアドバンテージがすごいが裏だとストップしてしまうため、ギャンブル過ぎるため不採用。

デッキ解説(旧裏面シークレットメガバトル2019)

配分が同じものは割愛します。
礼儀作法→ヤミカラス
新殿堂ではヤミカラスは殿堂なしで使用可能。
ロックは最初の1ターン目のみ可能であ利、悪エネの付け先に困ることがあったため、採用。

夜の廃品回収→スパイ作戦
夜の廃品回収は保険のカードであり、引けるかわからないのでなくても問題なし。
第4のドローソースのスパイ作戦を増やし、安定感を上げるため、増加。

終わりに

今回は強力なデッキの問題点を洗い出し、その課題に対して、アプローチを行いました。
向き不向きなデッキがある中、良い結果を残すことができました。
また、使用したことがないデッキもまだまだあり、旧裏と呼ばれるポケモンカードは深いゲームだと再認識しました。
最近では、記事や動画も充実してきましたので興味ある方はオフ会に参加してみるのはどうでしょうか。

最後に、対戦して頂いた皆様、オフ会を開いてくださった皆様、色々話を聞いてくれた皆様、この記事を読んでくれた皆様、ありがとうございました。



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