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【ポケモンカード旧裏】キングドラを使ったわけ

今回、旧裏のオンライン大会があったので、参加してきました。
いつものオフ会ではないため、全国各地から参加されて20人もの規模となりました。

杉並旧裏杯ネット大会

日時:2020-05-03
レギュレーション:第1弾〜neo4, (プロモ含む)
殿堂ルール:旧裏杉並殿堂2020(殿堂ポイントは8まで)
URL:http://000708.blog.fc2.com/blog-entry-189.html

使用デッキ

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対戦結果

ヘルガーハンデス 6-3 勝ち
バンギラスマルマイン 6-1 勝ち
エンテイマグカルゴ 6-3 勝ち
カメックスオーダイル 3-6 負け
3-1 オポネントで4位

なぜこのデッキを選択したのか

旧裏杉並殿堂2020レギュレーションの初大会ということで、前回のマッドパーティ記事から改良を重ねて、遊びすぎていたため、準備がほとんどできていませんでした。旧裏大会前はいつものことなのですが、最近はマッチアップ練習をしたり、考察を進めて、恐ろしいデッキが作成されています。生半可なデッキでは勝ち越せないと思い、殿堂ポイントからメタを考えることにしました。

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赤枠が制限強化、青枠が制限緩和です。
これをざっと読み解き、友人と相談した結果と各タイプは下記のようなイメージを持ちました。

草:メガニウム制限解除で使用大、わるいマタドガスは規制のため減少
炎:マグカルゴ規制で、ノーマルな炎デッキは変更なし
水:オーダイル規制で使用者減少、それ以外は変更なし
雷:R団のサンダー規制緩和、それ以外のデッキは変わらず
超:フーディン規制でLOやコントロール系のデッキは減少
闘:ストライクの制限解除により闘抵抗で使用されにくい
無:プクリン規制緩和で使用者増
悪:ニューラ規制緩和で使用しやすくなるが、後続問題あり
鋼:変更なしだがハガネールが使用しにくい

また、1進化は制限され、2進化で戦う環境と予想しました。
しかし、1進化でも先殴りで場を制圧するマルマインによるエネルギー加速するデッキが強いのではと考えました。

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マルマインはサイドを取らせて、エネルギー2個分になるカードです。このカードが動いてしまうと2進化カードは先に動く事ができず、そのまま崩れてしまう事があります。崩れにくいカードを選択したかったので、今回はキングドラ(neo3)を使用することにしました。

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このキングドラは進化前の技を1エネルギーで使用できる破格のカードで弱点もないため、過去に非常に強かったカードです。
基本的に進化前のシードラのだくりゅうをメインにダメージを与えていきます。

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手堅く動けるキングドラですが、天敵がいます。それが、スーサイドライチュウ(通称スライ)と呼ばれるデッキです。
ライチュウは速攻で90ダメージを連発し、弱点のないキングドラを一撃で倒せてしまうカードです。今回、マルマインが使用しやすい環境であるので、このデッキはいると予想でき、対応すべき課題となりました。
友人からスライにはビリリダマを弱点で倒す方が良いと素晴らしい返答を頂きました。ビリリダマは逃げるコストが0で最初のバトル場に出やすいため、1ターン目から攻撃できる旧裏では倒す可能性が高いです。
今回はこの案を落とし込み闘タイプ軸のキングドラを作成することにしました。
キングドラデッキのメリット、デメリットは下記のものがあります。

メリット
・省エネのため入れるエネルギーは少なめでいい
・ベンチ攻撃ができる
・弱点がない
・水抵抗がない
・様々な対策カードを詰め込める

■デメリット
・鋼エネルギーのダメージ軽減に弱い
・ポリゴン(プロモ)にタイプを超タイプにされてしまうと何もできない
・マルマイン採用デッキに遅れを取ってしまう

デメリットを軽減するために下記のことを考えました。

鋼エネルギー対策:エネルギーリムーブでトラッシュする
マルマイン対策:なる前に倒す or 倒せない場合はエネルギーリムーブでトラッシュする
ポリゴン対策:抵抗力をバリヤードの特殊能力で消す

最近のキングドラはベロリンガで高い耐久とダメージを重ねキングドラを多く立てるデッキが主流でした。今回は速攻の要素を組み合わせるため、1エネ20ダメージの出せる闘タイプのエビワラーを組み込みました。
今回の用件を満たしたデッキが今回のデッキとなります。

デッキ解説

ポケモン(17枚)
4:タッツー(neo1)
水エネルギーが入っていないため、HPの低いタッツーは採用するメリットがないため、HPが高く、逃げる0のこのタッツーを採用。

3:シードラ(neo1)
水エネルギーが入っていないため、他のシードラは使用しにくい。
自動的にこのシードラを採用。

3:キングドラ(neo3)
今回のメインアタッカー。
オーキドで流れても後で引けるように3枚。

1:ププリン(neo2)
前期、プテラによる進化ロックやわるいラフレシアのトレーナーロックが流行ったため、その対策として採用。

1:ブビィ(neo1) 殿堂ランク:★
流行ると予想したメガニウム対策として採用。また、ププリンがサイド落ちした時も使用できるため採用。

1:エイパム(neo1)
リソースが流れてしまった時に使用するカード。
今大会では全く使用しなかったこと、リソース管理ができていればなくてもいいカードだったが、オーキドでまとめて流れてしまった時の保険として採用。

1:バリヤード(拡張シート青) 殿堂ランク:★
キングドラは水タイプで水抵抗の存在しない旧裏で一見、不要なカードです。しかし、旧裏にはタイプを変更してしまう凶悪カードのポリゴン(プロモ)がいます。このカード1枚でキングドラは全く勝てなくなってしまうため、対策する必要があります。本大会の殿堂ポイントでは大幅にこのカードが緩和されたため、相対的にキングドラデッキは強化となり、採用しています。他には闘抵抗のカードも多いため、序盤、エビワラーのダメージを通すためにも使用できます。

1:グライガー(neo1)
逃げるコストが0で毒にできる可能性のあるカード。
序盤、闘抵抗のポケモンが前にいる時やディフェンダーを張ってきた時に使用するため採用。
今回はR団サンダーと当てるために採用している。

1:エビワラー(拡張シート赤)
1エネで20ダメージを出すことができ、コイン次第ではベンチ攻撃も可能です。大会前まで2枚採用していましたが、耐久が心許ないため、今回は1枚採用。

1:エビワラー(第1弾)
拡張シートエビワラーは耐久が弱いため、HPのあるこのエビワラーを1枚採用しました。

エネルギー(8枚)
7:基本闘エネルギー
省エネのためエネルギー枚数は少なめの採用。
キングドラ4体分のエネルギー4枚、エビワラー2体分の2枚が最低枚数。
夜の廃品回収でエネルギーもあるため、この枚数でもしっかりまわります。

1:なんでもなおし配合エネルギー
ベロリンガや遠隔催眠のスリープに1回だけ動く事ができるため1枚だけ採用。

トレーナー(31枚)
4:オーキドはかせ
最強のドローソースとして選択。
キーパーツを引くために使用するが、サポート権がないゲームなので連続して使用可能。しかし山札切れ負けの多い旧裏では多用してはいけない。

4:ウツギはかせ
最強のドローソースとして選択。
オーキドとは違い、手札を山に戻り、リソースを捨てないメリットがあるが、このターンはトレーナーを使用できないデメリットがある。
手札補充して次のターンを迎えるために使う事が多い。

3:マサキ
2枚引くカード。
あまり強くはないし、2枚だけでは解決札にはならないが、他に使いやすいドローカードがないため渋々採用。

3:クルミ
2枚引いて2枚戻すカード。
オーキドのリスクを減らすこと、後半のリソース確保やキングドラを早々にトラッシュしないために採用

4:ポケモン交換おじさん
旧裏万能ポケモンサーチカード。
現環境のポケモン通信である。
捨てなくないポケモンを戻して、今必要なポケモンをサーチする。
このデッキでは、序盤にエビワラー、中盤からキングドラを立てるために使う。

3:夜の廃品回収
リソース回復ができるカード。
キングドラはダメージが小さいため、長期戦になりやすいため3枚採用。

3:プラスパワー
足りないダメージを補うため採用。
スライのピカチュウが場に出た時にエピワラーとプラスパワーで弱点込み50ダメージで倒すためにも採用。

3:いいきずぐすり
キングドラを延命するカード。
杉並殿堂では、全快できるポケモンセンターに制限がかかっているため、代替として採用。
旧裏ではダメージは50、60がほとんどで、そのダメージからHP90のキングドラが40回復すると残りHPが70となり、2確が3確となります。
2進化が多くなると考えたため3枚入れていますが、1枚は自由枠です。

2:エネルギーリムーブ 殿堂ランク:★★×2
相手のエネルギーを確定でトラッシュに送れるカード。
エネルギーとなったマルマインや苦手な鋼エネルギーをトラッシュへ送りたい。

2:ポケモンぎゃくしめい 殿堂ランク:★×2
お互いが相手のポケモンを呼び出せるカード。
同じようなカードで突風というカードがありますが、マルマインをなる前に叩くため、枚数が多い方がいいと思い今回はこのカードを採用しました。
使い勝手はよく、ベンチに逃げるコスト2のエビワラーがいない場合はストレスなく使用する事ができます。

2:ワープポイント
相手と自分を入れ替えるカード。今のカードだとあなぬけのひも。
相手のベイビィポケモンを避けたり、残りHP10となったポケモンを下げたりしたいため、採用。

1:まきちらせベトベトガス
場の特殊能力を無くせる効果のカード。
2進化カードは特殊能力を持つ事が多く、1ターン有利をとりたいため採用。
30以上ダメージが通らない謎の壁のバリヤード対策も兼ねています。

1:エネルギースタジアム
コインが表ならトラッシュから基本エネルギーを回収できるカード。
エネルギーをトラッシュするエネルギーリムーブと相性はよくないですが、いいきずぐすりとの相性はよいので採用。
最近だと同じような効果のトレーニングコートとエネルギーをトラッシュして回復する妖しいカンヅメが出ていますね。
こちらも相性のいい組み合わせなので、お試しあれ。

サイドボード
ベロリンガ
今回は速攻型のため、ゆっくりゲームを進めるこのカードは今回は不採用。

ナツメの眼
手札入れ替えカードではあるが、7枚以上になることは少ない。また、逆流オーダイル相手に使用できることはあるが、今回は少ないと思ったため、不採用。

おわりに

時間もなく、満遍なく様々なデッキに対応できるようデッキを組み、大会に臨みました。今回はSkypeによる対戦で、関東の人以外とも集まって旧裏をする事ができました。今回の大会に向けて相談にのってくれた友人には感謝です。
旧裏でのSkype大会のノウハウ自体がなかったため、うんざり会(うんざりするまでポケモンカードをする会)での運営の仕方を参考に運営の方にいろいろ提案し、中盤からはスムーズに大会も進行されて良かったと思います。後、勝手に試合終了後に、ロビー?で勝手に人を集めて通話をし、わちゃわちゃやってすみませんでした。ただ、みんなの声を聞けて、いつもの旧裏オフ(オンでしたが)を感じられて非常に楽しかったです。
少し話はずれますが、うんざり会の運営は下記の記事の通りですので、興味ある方はご一読ください。

最近では、記事や動画も充実してきましたので興味ある方は旧裏をプレイしてみるのはどうでしょうか。
最後に、対戦して頂いた皆様、会を開いてくださった皆様、色々話を聞いてくれた皆様、うんざり会の皆様、この記事を読んでくれた皆様、ありがとうございました。

転載元
ポケモンカードゲーム公式ホームページ トレーナーズウェブサイト
https://www.pokemon-card.com/
Daydream Holic Night
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/

参考にしたもの
【ポケモンカード旧裏】旧裏面入門者のススメ サンプルデッキ1『グドラべトン』
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/54570679.html
【ポケカ旧裏・杉並殿堂2019】デッキ紹介「グドラベトン」
http://000708.blog.fc2.com/blog-entry-150.html
【ポケモンカード旧裏】『水グドラべトン』VS『炎グドラべトン』―第17回関西旧裏オフ決勝戦―
https://www.youtube.com/watch?v=jRXH597NEpw
旧裏対戦 マリドラ
https://www.youtube.com/watch?v=IZLHqGjdcNM&t=18s

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