見出し画像

【ポケモンカード】ポケモンいれかえの代替手段

ソードシールド環境になってからもポケモンいれかえというカードは広く使用されて続けています。今回はそのポケモンいれかえを使用せず、別の方法でポケモンをいれかえる方法を紹介したいと思います。

ポケモンいれかえとは

まずポケモンいれかえの効果を簡単に説明します。

画像2

効果はシンプルで入れ替えるだけです。
では入れ替えるメリットはどうでしょうか。

■メリット
1. 逃げるコストに関係なくベンチへ戻れる
2. 逃げるコストを払わないため、場にエネルギーが残る
3. 麻痺や眠りなどの状態異常をベンチに戻ることで回復できる
4. フレアストライクやブレイブキャリバーなどのデメリットのある技の効果をリセットできる
5. バトル場で使用できる特性を複数回使用できる

エネルギーが場に残るメリットは非常に大きいと言えます。

代替手段

本題の代替手段は下記のものになります。

画像4

ポケモンいれかえにベンチのポケモンを自由に選ぶことはできませんが、
「ネクロズマ(あかつきのすがた)GX」と「ふうせん」のセットが揃うとネクロズマGXの特性(インベイジョン)でバトル場へ出る事ができ、ふうせんの効果でネクロズマGXの逃げるコストを2つ下げます。相手の場に逃げるコストを増やすアブソルやガラル鉱山がない限りはネクロズマGXの逃げるコストは0となり、逃げる権利を使い、自由にバトル場にポケモンを繰り出せるようになります。
上記であげたメリットの5番目は満たせませんが、それ以外は満たせる事と場に揃ってしまえば、使い続ける事ができます。
少し前ではXYのカードも使用できたため、逃げるコストがなくなる「かるいし」とセットで使用されていて、カラマネロとも相性がよく使用されていました。
過去を振り返るとXYやBWレギュレーション、さらに旧裏でも使用されていました。

■XYレギュレーション

画像5

この組み合わせは逃げるコストがなく、自由に入れ替える事ができることとダブル無色エネルギーによるダメージを期待できる組み合わせとなります。
XYレギュレーションでは、オーロット(XY1)のバトル場にいるだけでグッズロックができてしまうポケモンがいて、ポケモン入れ替えを好きな時に使用することはできませんでした。このカードの存在が大きく、ポケモンいれかえはあまり使用されていませんでした。ロックされるよりも早くかるいしを使用して逃げるコストがないポケモンを用意することが多かったです。

■BWレギュレーション

画像6

この組み合わせも逃げるコストを無くすことと状態異常から守るために使用される事が多かったです。この時代は、状態異常が非常に多く使われ、「どくさいみんこうせん」の眠りやアギルダー(BW4)のなぐってドロンの毒と麻痺で止まらないようにするために使用されていました。
また、トラッシュの基本悪エネルギーをベンチに付けられるダークパッチを使うためやシビビール(BW2)のエレキダイナモでトラッシュの基本雷エネルギーを付けるためも使用されていました。

■旧裏

画像7

あまり使用されなかった組み合わせですが、バトル場に繰り出せるカイリューのかけつけるとカイリューの逃げるコストを1減らすドードリオの組み合わせになります。ドードリオがかるいしやふうせんの代わりとなり、いれかえコンボを支えています。
こちらはこの組み合わせの動画あるので、そちらを張っておきます。


この効果を使用する時の注意ですが、効果を使用したポケモンを必ずバトル場へ出してください。
過去の大会でもこの動作を省略し、注意や警告を受ける事が多く発生していたため、絶対に省略せずプレイをしてください。

参考デッキ

WCS 2019(SM4+(一部),SM5~SM11)

画像3

スタンダード(SM5~S2a)

画像1

解説

WCS 2019のレシピは需要がないので、ざっくりと解説します。
かるいしやふうせんといったカードはありませんが、ゼラオラの特性で逃げるコストのないネクロズマGXを作っています。この時のレギュレーションはズガドーンGXの火傷と混乱、ライチュウ&アローラライチュウGXの麻痺が非常に強く、入れ替えがない場合があったため、場に置いておける入れ替えとして使用しました。また、ライチュウ&アローラライチュウGXのタンデムショックの追加効果をポケモンいれかえなしで、容易に満たす事もできます。

続いて、最近遊んでいたザシアンデッキの解説をします。
こちらはザシアンVのブレイブキャリバーのデメリットを解消することを目的に使用しています。メリープのふわふわまくらによる眠り対策や先に出せていれば、クワガノンVのグッズロック下でも入れ替える事ができます。
また、BWレギュレーションでも触れたダークパッチの鋼版と言える「メタルソーサー」とも相性が良いです。
このデッキはポケモンいれかえやジラーチなどが入っていないため、先に攻撃できるようにカスタムキャッチャーを入れてみました。ゲームとしては終始、ブレイブキャリバーの連打と危険なポケモンを先に倒すことを目的としています。
やることはシンプルでエネルギーを張り、戦うだけです。

ザシアンデッキの個別解説

ポケモン(12枚)
4:ザシアンV
メインアタッカーのため4枚。
序盤から場に置いておきたく、1ターン目でしっかりエネを張り、ふとうのつるぎでエネを当てて、2ターン目からブレイブキャリバーを撃っていきたい。

2:ネクロズマ(あかつきのすがた)GX
いれかえを採用していないため、ポケモンいれかえの代わりをするため採用。サイド落ち考慮して2枚。
ブレイブキャリバーのデメリットを無くすこと、メタルソーサーを使いやすくなっている。

1:ガラルマッギョV
トラップバイトはダメージを受けた時に12個のせる事ができる。
この効果が使えた後、ザシアンVの230ダメージで合計350となるため、VMAXポケモンを倒す事ができる、という建前で採用。
中盤以降、このポケモンを出してしまうとボスの指令で回避されてしまう事が多く、対マッドパーティ用になる事が多い。フィオネで簡単に対策されてしまう。

1:コバルオンGX
状態異常対策はネクロズマGXでできているため、本来は不要。
ストリンダーVMAXを相手にする場合は効果を発揮する。1ターン欲しい時にてつのおきてGXを使用して、凌ぐ事があるため採用している。
スタジアムがあれば2エネ110ダメージを出す事ができ、ブレイブキャリバーの230と合わせて、340ダメージとなり、VMAXポケモンも倒せるラインになっている。

2:デデンネGX
デッキの潤滑油、最低1枚使用したいため、2枚。
ボスの指令などのキーパーツを探し、引き当てたい。

1:オドリドリGX
使用してみて非常に好感触だったカード。
2体目のザシアンVの準備やボスの指令、カスタムキャッチャーなどキーパーツを引き込みやすい。
博士の研究使用後なら7枚+3枚、マリィ使用後なら5枚+3枚と結構引ける。
使用した事ないプレイヤーは一度試して欲しい。

1:ヤレユータン
ふとうのつるぎを当てやすくする事、相手のマリィの対策、後で使用したいグッズを捨てないようにするため、採用。

エネルギー(12枚)
12:基本鋼エネルギー
ふとうのつるぎでエネルギーを引き当てたい。
毎ターン手張りしたいため、この枚数。

サポート(11枚)
4:博士の研究
縦引きドローカード。
キーパーツを多く引く、山札の純度を上げるために採用。
リソースを捨てすぎてもゲームにならない事があるため、捨ててもゲームできるかどうかは常に考えておきたい。

4:マリィ
縦引きカードその2。
相手の速度を落としながら縦引きできるため採用。
ヤレユータン、オドリドリGXも入っているので、使用しても5枚以上めくる事ができる。

3:ボスの指令
相手のベンチポケモンを呼び出すカード。
今回はカスタムキャッチャーを採用しているため3枚。
ポケモンキャッチャーを使用するなら4枚にしたい。

グッズ(23枚)
4:クイックボール
入っているデッキのポケモンは全てたねポケモンのため、4枚フル投入。

3:スーパーボール
クイックボールだけでは初手にザシアンVを置く事ができないため、ボールを増やして、ザシアンを引き当てるため採用。

2:プレシャスボール
デデンネGX、ネクロズマGXをサーチできるカード。
1枚では足りなかったので、2枚。

4:カスタムキャッチャー
非常用のドローカードとして採用。
2枚揃えば、相手のポケモンを呼び出し先にダメージを与える事ができる。
最近はほとんど採用されていないので、ボスの指令以外のサポートを使用したとき、ほっとする事がありますが、不意に飛んでくると計算が狂い出します。

4:メタルソーサー
鋼エネルギーをベンチのポケモンに張れるカード。
リカバリーや速攻など使いたい時が多いため、4枚採用。

3:鋼鉄のフライパン
炎対策でザシアンVを一撃で倒されないようにするカード。
2枚が最低枚数のため1枚は自由枠になります。

2:ふうせん
今回のいれかえ代用カード。
ネクロズマGXと合わせると逃げる権利を使用して毎ターン擬似入れ替えが可能になります。
ツールスクラッパーでトラッシュされてもいいように2枚。

1:ぼうけんのカバン
ふうせんのかさ増しのため採用。
ふうせん3枚ではかさばるの1枚は道具のサーチとして採用。
ふうせん以外にも道具を採用しているため腐りにくい。


スタジアム(2枚)
1:混沌のうねり
こちらから使用したいスタジアムが特にないので、相手のスタジアムを妨害できるこのカードを採用。
炎デッキに入っている巨大なかまどを出されると非常にまずいので枚数を増やしたい。
コバルオンGXが戦う時、スタジアムが残らないため、コバルオンが戦うときは注意が必要。

1:そらのはしら
ドラバルトVMAX対策で採用。
環境によってはドラパルトVMAXが少ないなら混沌のうねりに寄せてもいい。

おわりに

今回、ポケモンいれかえの代替手段を紹介しました。
場に置いておけるポケモンいれかえも使い勝手は良いので、気になった方は一度使用してみてください。
ポケモンいれかえは非常に使い勝手のいいカードです。
自分のデッキのコンセプトに合わせて、ポケモンいれかえが必要なのかふうせんで事が足りるのか一度考えてみてもいいかもしれません。

雑な紹介で終わりますが、この記事を読んでくれた皆様、ありがとうございました。

転載元
ポケモンカードゲーム公式ホームページ トレーナーズウェブサイト
https://www.pokemon-card.com/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?