紫苑

「観覧車に乗るのは苦手なんだ。」

君は残念そうだった。

「代わりに、海が見える場所に行こう。」

君は目を細めた。

「此処に来れば、すべてがイコールになるから。」

君は微笑んだように見えた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?