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音楽とことば〜根を同じくするもの

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音楽についてのnoteを集めます。ことばについてのnoteも集めます。どちらも、人間の鳴き声、歌声であるという点で、本質的に同じなので、分離するのが不可能です。
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#ひとりごと

今年、うぐいすの初鳴きがみょうに早かっただけでなく、聞いたことないくらい下手くそで、毎朝はらはらしています。また、昼過ぎに初めての谷渡りを聞いたのですが、「けっ、きょっ、けっ、きょっ、けっ……」と空前絶後のたどたどしさに絶句。無事に上達できるか、マジで不安です。がんばってくれ……

子どもが、長調と短調が聴き分けられない、というので、曲を聴きながら「はいここ、短調……で、今は長調」とかやってるうちに、「いや、あたし、どうして雰囲気で分かるんだ?てか、いつどこで習った?」ってもやもやしてきて、そのうち、ほんとにこれで合ってるのか、自信もぐらついてきたりして……

今日もしとしと雨が降っています。ときおり強い風が吹いてくると、竹藪がざわつきます。そしてときならぬ、ばらばらばらばら……っ、という音に耳が驚きます。ああ、葉先にはどれだけの水滴が宿っていたのだろう、と脳が感じます。耳も脳も、こうやってしずかに、あたりの情報を収集するのが好きです。

ひさしぶりにあたりが水色に薄明るい時間に目が覚めました。これでもかというくらい鳥の声があふれていることに、季節の移り変わりを感じます。 思い切り、鳴きたいだけ鳴き交わしたか、いま、潮が引くように静かになってきました。が、まだ何羽かはごきげんでさえずっています。以上、中継でした。

不調で長文がかけなくなっていました。ひさしぶりにふと長くかけたら、ひさしいあいだ聴くのがしんどくなっていた交響曲が聴きたくなりました。しょぼかった晩ごはんも、おかず多めで出来ました。ということは、この三者はバラバラの事象ではなく、ひとつにつながっているのでしょう。脳の不思議です。

イチローの引退会見、羽生の銀メダルの会見、両者とも国際的な選手だけど、応答に用いた言葉は日本語。 日本語のままでも言葉が届くのは、世界の人口75億のうち、日本列島という小さな範囲に住む1億2000万が、ほぼ全て。英語ならずっと広範囲に届くが、それでも日本語を用いる意味は有るのか?

お笑いの世界に「歌丸さんのような辛口の人がいてほしい」と待ってる人は少なくないと思う。ではなぜ、歌丸さんが皆の敬意を集められたか。それは、ひとつの言葉もおろそかにせず、打ち込むべきところにピシリと打ち込む人だったから。そして、容易に炎上するような軽い言葉とは無縁の人だったから。