思春期男子に美少女義姉は辛すぎる…。

1

「俺さぁ…彼女とこの前…」

「えっ？まじ？…6回！！？」

「やばくね！笑」

「なっ…お前…やっば…」

そんな話を教室で大声で話すなよ

2

なんて心の中で悪態をつく

そんな話に聞き耳を立てている俺も俺なのだろう…

？)今日も辛気臭い顔してるね○○

○)元からこういう顔なんだよ…賀喜さん

遥)ん〜…昔はもっと可愛かったような気が…気のせいだね！

○)…1人で納得するな

3

「かっきー！」

遥)あっ！まゆたん✨️

遥香は友人に呼ばれたようでどこかへ走っていってしまった

○)…

「賀喜さん今日も可愛いよな」

「だよな…まじ…ああいう子が彼女だったらな」

4

脳みそが下半身についているのだろうか…

机に頬杖をついて…ため息を吐く

？)おっす…○○

○)よっ…悠斗

悠)最近はどんな調子なんだ？笑

○)…喧嘩売ってる？

5

口を大きく開けて笑う悠斗を睨みつける

○)…

悠)質問を変えよう…最近、義姉とはどうかな？笑

○)…最悪だ

悠)可愛くて…優しそうな人だったじゃないか

○)…だからだよ

悠)ふーん…なんで？

6

○)…年頃の男子には辛い

悠)…

○)黙ってないでなんか言ったらどうだ？

悠)驚いた…○○もそんなことを言うとは…

○)…そりゃ…俺だって思春期男子だぞ

悠)そうだな…ｸｽｯ

笑いを抑えるのに必死な悠斗をまた睨みつけるのだった

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ｶﾞﾁｬ🚪

静かに家の扉を開く

一緒に住んでいる義姉にバレないように

なのだが…「○○！帰ってきたの？」

○)…

上の階からものすごい勢いで足音がした

？)おかえり〜♡

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そのままの勢いで…抱きつかれる

○)…う、うん…ただいま

蓮)もう…帰るなら連絡してよね

○)ご、ごめん💦

蓮)あっ！おかえりのキッスがまだだったね♡

○)…しないから

9

蓮)えっ？嫌だった？

○)…嫌ではないけど…姉弟だから

蓮)でも、漫画とかでは義弟とイチャイチャしてるよ？

○)…

この姉は少々頭がお花畑なのだ…

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○)と、とりあえず…離してくれない？

蓮)…仕方ない

○)ありがと

蓮)とりあえず…ご飯作ってくれない…？

お腹を擦りながらこちらを見る

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○)うん…何かリクエストある？

蓮)…うーん…ハンバーグ？

○)了解…できたら呼ぶから

蓮)何か手伝えること…ないね…うん…任せる！

親指を立ててグッドマークをする

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走って自分の部屋に戻っていった

○)…大変そうだな…ゲーム実況者って

俺の義姉である、岩本蓮加はゲーム実況者というやつだ

チャンネル登録者は100万人ほどの大人気な実況者である

顔出しはしていないのだが、声やリアクションが人気の理由らしい

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まぁ…わからなくない

耳にスッと入る声に子供のように無邪気なリアクション

確かに…可愛いと思っ…

○)…何を考えているんだ

気づいたら、動いていた手を止めていた

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蓮)…いい匂い

○)あれ…呼びに行くって言ったのに

蓮)いい匂いがしたから…来ちゃった✨️

○)そっか…もうできるから待ってて

蓮)はーい

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○)はい、どうぞ

蓮)美味しそう✨️

「いただきます」と手を合わせる

この義姉…普段は子供っぽいところが多いのだけど

姿勢がすごくいいし、一つ一つの所作が綺麗なのだ

蓮)美味しかった！ご馳走様✨️

○)お粗末さまでした

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蓮)…眠い

○)昨日も遅くまで配信してたの？

蓮)ん…朝の8時まで

○)…すごいね

蓮)勝てるまでやったら気づいたら…朝だった

眠い目をこすりながら席を立つ

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蓮)…寝るね…おやすみ

○)おやすみ

蓮)ん…

そう言って階段を上がっていった

洗い物を片付けて部屋へと向かう

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○)…

俺の部屋に戻ったはずだったのだが…

蓮)…ｽｩ…ｽｩ

義姉が寝ていた…

○)…あれ…ここ俺の部屋だよな

一旦、外に出たのだが…

○)俺の部屋だ

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○)あの…義姉さん？

蓮)ｽｩ…ｽｩ…

○)…義姉さん

体を揺らして義姉さんを起こす

蓮)んん？なにぃ…？

寝起きなのかいつもの子供っぽさはなくなんか妖艶な…感じ…？

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○)…ここ俺の部屋

蓮)…そぅなの？

○)うん…だから

言おうとした瞬間だった

蓮)一緒に寝よ

ぐいっと身体を引っ張られる

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○)ちょっと義姉さん？💦

蓮)…んん…うるさいなぁ…

○)ってかなんで脱いでんの…///

キャミソール姿の義姉はいつもよりも肌の露出が多く

○)ちょっ…///

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義姉は俺と同じシャンプーを使っているはずなのに…めちゃくちゃいい匂いだし

男子にはない膨らみが俺の身体に密着しており

離れたいのだが…何故か離れられない…

○)義姉さん？起きて！！？

蓮)んんッ…うるさいよ…

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後頭部を抑えられ…胸部に押し付けられる…

○)！！！？///

蓮)ｽｩ…ｽｩ…

顔に感じる…肌の温もりと感触…匂いに誘われて

意識を手放していた

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蓮)んッ…今何時だろ

私のベッドに置いてあるはずの目覚まし時計を探すのだが…

蓮)…ない

何かが絡まって動けない

気だるげに目を開けると…

蓮)…えっ！！？///

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○)ｽｩ…ｽｩ…

蓮)○○！！！？///

○○が寝ていた

蓮)…///

しかもハグをされているせいで距離が近い///

蓮)…む、むぅ///

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自分から抱きつきにいくのは…大丈夫なのだけど

蓮)…///

○)ｽｩ…ｽｩ…

蓮)…もうちょっとこのままがいいな///

○)ん…んん…

○○が起きてしまった

蓮)…あっ

○)…義姉さん？

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○○は寝ぼけているらしく

○)…可愛い

蓮)！！？

○)…ｽｩ…ｽｩ

蓮)か、かわいい…って///

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私は紅潮した顔を抑えなさがらうなだれるのだった…。