vol.3_某大手アプリ企業のチラシが1年で反響率4.7倍アップした理由
2023.01.27
【1年間のトライアルを経て見えてきたアプリチラシの勝ちパターン】
こんにちは!BE Messengerの吉沢です。
昨日、とある芸能プロダクション経営者さんと
音楽プロデューサーの方と打合せをしました。
私、基本的に直感的・直情的なので
どっちかというと”右脳派”なのかな?と思ってましたが
どうやら違ってました。
クリエイティブな世界で生きる人たちの思考に
全く追いつけない。笑
というか、構造自体が全く別物のような、というか…
私は理屈屋なのかもしれません。
さて
今回は、以前の記事でも少しお伝えした
ポスティング界隈では未だに珍しい
IT分野、とりわけアプリケーションを展開されている
企業様のポスティング成功事例を共有いたします。
お付き合いいただいたのは4年前からですが
(当時からすると大分、マーケット的には先進的な取組だったと思います)
今でもありがたいことに毎月継続利用いただいています。
今でこそ、ある程度パターンが確立されていますが
最初の1年はトライアル・効果検証の連続でした。
そのトライアルを経て、
開始当初より反響率は4.7倍にアップ。
今ではそのクライアントさん(以下A社さんとします)の
競合企業もこぞってチラシ販促を始めています。
【チラシ反響率470%を実現した3つのポイント】
IT系の企業さんは、やはりと言いますか
数値的な効果検証を細かく、シビアにされます。
当然A社さんもそうで、
これまでWEB広告は勿論、TVCM、ラジオ…
ありとあらゆる広告を手掛けられていました。
最後にやっていなかったのが、唯一「ポスティング」だったのです。
そしてトライアルスタート。
始めはチラシのサイズもA4サイズ(よくあるコピー用紙の大きさ)
でした。
反響率は、1/800程度。
そこから何度もパターンを変えながら
ドデカイA2サイズを試してみたり、デザインを変えてみたり
試験的に実施を繰り返しました。
約1年後、フタを開けてみると反響率は1/170に。
なぜここまで改善されたか?分解すると大きく3つあります。
①お財布滞在率アップ
今、A社さんのチラシのスタンダードな規格は
「ドル札サイズ」です。
チラシでよくあるサイズといえば
先のような「A4」や「B4」
スーパーマーケット等大きいものであれば「A2」「A3」等
が多いかと思います。
実際にいくつかのチラシを並べて見たらわかるのですが
そんなチラシたちと比べると
良くも悪くも明らかに「浮き」ます。
この一瞬で感知できる違和感こそが、実はチラシは大事です。
かつ、コンパクトなサイズなので
財布に入れて置いたり、冷蔵庫にペタっと貼っておいたり
つまり「チラシの保存性」が高まるのです。
家のポストにチラシが入っていたら
捨てるか取っておくか、皆さんもぱっぱと判断してませんか?
その時間、大体2秒くらいです。
その「2秒」の判断フィルターを突破し、
手元に残る→繰り返し見てもらえる
状態を作ることがチラシの勝ち負けに影響します。
②明確なフックの訴求
紙面をコンパクトに圧縮することで、 掲載できる情報も
自然と限られていきます。
「1チラシ1訴求」。
余計な情報は削ぎ落し、 ターゲットへの訴求を一点に絞って 目立たせることで、訴求力の高いデ ザインへ仕上げていきました。
A社さんでいくと、チラシのフックは
「〇〇円分クーポン」
です。
フードデリバリーのアプリなので
食品、つまり購買頻度が高い商材。
登録するだけで〇〇円のお金がもらえるのと同等。
対価はほんの1,2分の登録作業。
多くの層に刺さりやすい商材×メリットしかない提案。
これが強烈なフックになっています。
それをどうインパクトを持たせてチラシに表現するか?の絞り込み。
これはどの業種にも共通する、大事なチラシ作りのポイントです。
③連続配布による認知強化
同じエリアに複数回チラシを投下することで
そのエリア内における認知度は徐々に高まっていきます。
よく「1回だけチラシを~」
という相談を頂くケースもありますが
基本的にはそれは勿体ないです。
仮にチラシが捨てられてしまうにしても
1回は必ず「見られ」ます。
つまり実はチラシって視聴率100%の媒体なのです。
まずは3回、同エリアに対して
継続的、断続的にでも繰り返し配布していくことをお勧めします。
以上、A社さんの販促事例を交えたポイント解説でした。
業種や商材、訴求するものによって
チラシの見せ方、紙質、サイズ、色、エリアの選定、建物の選定
最適解はもちろん異なります。
ここまでご覧いただいている皆様にとって
何かヒントになる情報になれば幸いです!
今後も事例を交えながら
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