オープン額の違いによるハンドレンジへの影響
GTOwizardでは100bbアンティなしキャッシュゲームにおいて、どのポジションでも一律2.5bbオープンするレンジと、UTG~HJまでは2bbなど、ポジションによってオープンレイズ額を変えるレンジが公開されています。
オープンレイズ額が変わるとハンドレンジがどう変化するのか、またEVの変化についても比較検証を行っていきます。
まずは9maxのUTGのレンジ比較がこちら
2bbオープンでは、QJs、QTs、JTs、99,88など、参加できるハンドが増え、EVも全てのハンドで上昇しています。上記の結果のみを見れば、UTGからのオープンでは2bbオープンが推奨と言えるでしょう。
次に9max LJのレンジ比較がこちら
2bbオープンでは、J9s、T9s、66などのハンドが増え、A2s、K6s、K5s、QJoなどの参加率が減少しています。
EVに関してはUTGの時とは異なり、2bbオープンに比べて、2.5bbオープンではQQ+、Axなどの多くのハンドでEVが高く、Jxs、Txs、JJ~77はEVが低くなっています。
上記の結果から、LJにおいては2.5bbオープンも選択肢に入れることができそうです。
個人的にはオンラインやアミューズで2.5bbオープンを使い続けていたのですが、今回の結果から互いにGTOに基づいてプレイした場合には2bbオープンがより利益的になりそう(特にアーリーでは)だと分かりました。
とはいえ相手のレンジに合わせてオープンサイズやレンジを調整するにはまだまだ勉強が足りていないのが実情なので、「相手が強そうなら2bbオープンも取り入れてみようかな」といったところが今回の検証の感想です。
アンティゲームでのプリフロも勉強しなくちゃと思いながら放置しているのですが、今後はポストフロップの勉強に入っていきたいと思います。
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