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CB雑記②(AsTs6フラドロボード)

はじめに

引き続きCBの検証をしていきます。
前回はAK6rのボードをリバーまで簡略化した戦略を検証しました。KハイボードのCB傾向をまとめてからATxフラドロ付きの検証に移ります。

KハイボードのCB

KQx(xが8以下):75%bet使用(フラドロ付き)、33%bet使用(レインボー)、ミドルポケットでcheck
KJx(xが7以下):33%bet使用
KTx:ミドルポケットをcheck、その他を50%頻度で33%bet
K9x:Aハイ(セカンド以上のキッカー)をcheck、その他を50%頻度で33%bet
K8以下:同上

AsTs6

AsTs6c

BTN vs BBの75%betのみを使用したCBレンジです。このレンジを参考に、意識してバランスを取れるようバリューとブラフのCBを打つコンボを再構築して以下にまとめます。
・バリュー
セット:9c
2p:20c
AK、AQ、AJ:36c
計65c
・ブラフ
フラドロ(6hit含む):30c
ガット:60c
ボトムペア(フラドロなし):14c
22、33、44、55:24c
計128c

AsTs6d9c

AsTs6d9c

もしフラッシュ完成ボードになった場合はバリューがフラッシュとセット、ブラフがガットフラドロとKs、Qs、Jsのフラドロ付き(3rdナッツドローまで)でダブルバレルを打てばだいたいバランスが取れます。

ターンで9cが落ちた場合、ラグのため120%以上のbetを使用します。
・バリュー
ストレート:4c
セット:9c
2p:23c
計36c
・ブラフ
フラドロ(6hit含む)(キッカーが6以上):20c
QJ(OESD)(フラドロ除く):15c
計35c
ストレート完成ボードでなければブラフはフラドロのみで十分です。ただしリバーでフラッシュが完成した場合はブラフハンドがなくなるので、リバーまできっちりバランスしたいのなら強いフラドロと強いガットでブラフレンジを作りましょう。
フラドロのキッカーが6以上を選択した理由は、以下の2点です。
・OESDとのバランスの為にコンボ数を削るため
・1hitフラドロ orコンボドローとなるため

AsTs692

AT692

もしリバーでフラッシュ完成ボードになった場合、フラッシュ、ストレート、セット(AA除く)でbetします。基本的にBBは降りないものとして考えてよいと思います。

ターンで2h、ラグが落ちた場合、120%以上のbetを使用します。リバーオールインに持っていきたい場合はターンから150%betしてください。
・バリュー
ストレート:4c
セット:9c
2p(ATのみ):9c
計22c
・ブラフ
QJ(OESD滑り,スペードを抑えていないもの):9c
計9c
ターンでのブラフがフラドロに寄りすぎているため本来ブラフに適した6xのスペードなしがレンジに残っていません。ただ、BB側の降ろせるハンドの多くはAhitとフラドロ滑りなので、OESD滑りでAhitを降ろしに行く価値はあると思います。

以上をまとめると、各ストリートのブラフハンドは

フロップでは
・フラドロ
・ガットショット
・ボトムペア
・ローポケ

ターンでは
・発展したOESD
・フラドロ(1hit or コンボドローのみ)

リバーでは
・OESD滑り(スペードなし)

以上を選択しました。
フロップがレインボーボードの時は、ブラフにバックドアを入れる必要がありましたが、十分な数のフラドロが存在するボードではバックドアをブラフに使わずに済むようになりました。
また、ATxボードでターンのポットオーバーを打つとき、AK、AQなどはマージナルとなりチェックするのは意外でした。AKxボードに比べ、BB側に多くの2pがある事が理由でしょうか。
Kハイボードでは相手のオーバーカードにまくられるリスクがあるため、強いトップペアでもダブルバレルを打ちそうですが、次回以降に検証してみます。
それではまた次回!


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