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好きな曲で振り返る「アイカツ!」アニメシリーズ 第2回:無印51~101話


大好きな曲で「アイカツ!」アニメシリーズを振り返る企画、第2回は無印2年目/ドリアカ編です。
第1回も読んでくれよな!


KIRA☆Power

叶えましょう! この夢を
叶えましょう! 君とFly high
キレイなんだ頑張るちから
KIRA☆Power

こんなのもう一発で畑亜貴ですよね。
「夢を叶える」なんて言い回し、あらゆる曲で何千何万回と使われてきているはずなのに、このメロにこの単語の置き方すると一気に耳が持っていかれるんだよな。なんなんだ。

シリーズ2年目は、新興アイドル学校・ドリームアカデミーにスターライトが押され気味という雲行きの怪しいスタート。
これ書くためにWikipediaであらすじ振り返ってたんですけど、

セイラはアイドルの知識こそ無いが音楽の才能に長けており、専属プロデューサーである冴草きいのサポートもあって初ステージでその年の新アピールである星座アピールを決める。
アイカツ!(アニメ) - Wikipedia

「新しいアピールって毎年そんなボジョレ・ヌーボーみたいなノリで出てくんの…?」ってなりません?
もっと技術革新とか文明開化とか、そういう類のやつかと思ってた。

そんな星座アピールを、帰国早々うっかり決めちゃうストウベリーさん。
ここでいちごにステージ譲っちゃうの(そしていちごがちゃんと活躍しちゃうの)、すごく霧矢あおいさんらしい損の仕方で好きです。
このモヤモヤっぷりは、神回こと71話「キラめきはアクエリアス」まで尾を引くことになります。

みんなの心を
笑顔にすると決めたよ

この歌詞、僕がお仕事をする際のスローガンの1つです。
アイカツは概念。


オリジナルスター☆彡

未来プロデュース
覚悟してね

初めて聴いたとき絶対タイトル「未来プロデュース」だと思ったよね
田中秀和、最後のサビ前に下げ転調したサビ持ってきがち。まんまと好き。

TVシリーズ眺めてるときは「めっちゃ好き!」って感じの曲でもなかったのですが、劇場版アイカツの!ソレイユが!歌う!「オリジナルスター☆彡」が!最高!
「Are you ready?」のとこと「か~く~ごし~て~ね~~」のとこの霧矢あおいさん、流石にえっち過ぎると思います。


ハッピィクレッシェンド

持ち歌が良い曲だと、ついその歌唱キャラクターのことも好きになってしまう説、ありますよね。
その逆というかなんというか、ドリアカ勢今ひとつ誰にもハマれてなくて、個人の持ち歌にも「これ!」という曲がない感じです。

各自の口癖も「らららー!(唐突)」「あドわレあレわミ」「クルクルキャワワ」「パンパカパーン!(唐突)と掴みどころのないものが並びますが、「オケオケオッケー」とかいう万能相づちをアイカツおじさん同士の会話にもたらしたの、割と真面目にドリアカ最大の功績の1つだと思っています。

ハートのボリューム急上昇
きらきらカラフルなSchool☆days
制服が違っても
きっと気持ちは一緒

ハピクレも普段すごく聴く曲かと言われるとそうではないのですが、「制服が違っても」って歌詞めちゃくちゃすごくないですか???
この7文字だけでめちゃくちゃ色んなシチュエーションや関係性が想像できるじゃん。圧倒的奥行き。


SHINING LINE*

なんて完璧なオープニングムービーなんだろう。
見どころはやはり、1:19辺りのみくるちゃんと一緒にポップな雰囲気を醸す神崎美月さんでしょうか。
このリボンを使った演出、オンパレードまでの長い伏線になりましたね。

今わたし達の空に 手渡しの希望があるね
受け取った勇気でもっと 未来までいけそうだよ
もらうバトン キミとつなぐ光のライン チカラにして

歌詞本当に好きだ~こだまさおり完全勝利回じゃん。
次シーズンからあかりジェネへと引導を渡すことになるソレイユが、それを悲観することなくめちゃくちゃ爽やかに「手渡しの希望」って歌詞を歌い上げるの、卒業式までの残り数日のようなキラキラの詰まり方でヤバいです。
おじさんこういうのに弱いんだ。

なりたいだけじゃダメだなって 夢のままじゃ違うなって
きっとわたし最初から知っていた
逸らせないくらい 綺麗だったの
ありったけの勇気出して 手を伸ばしたんだ

かと思えばなんですかこのド切実なCパート
紫吹の「きっとわたし最初から知っていた」、鳥肌モノです。
おじさんこういうのに弱いんだ。

あと振り付け!振り付けもかわいいよね!
イントロの横ツイストも、サビ前の足バタバタ~~からのパッ!ってやるのも、サビの後ろ2人が盛り上げのお姉さん(?)に徹するのも全部かわいくて好き。
誰か一緒に覚えて踊りましょう。僕は霧矢あおいさんやるからいちごと紫吹頼みます。

総合力が高すぎて、加点方式で点数つけたら満点超えちゃいそうな勢いあるな。本当に好きです。


笑顔のSuncatcher

でった~~~!!!出ました!!!WM!!!!
2人とも喧嘩が強そうなWM!!!!

1stシーズン終盤~2ndシーズン中盤までで、スターライトクイーンカップV3を達成したと思ったらスターライトを辞めて表舞台から姿を消しドリアカでプロデューサー職に就くもやっぱり辞めてトーシロの花屋の娘を引き連れてアイカツ界に再度殴り込みをかける神崎美月さん。流石に忙しすぎる。
そんなワケありレジェンドアイドルに「ユニット組むぞ」って言われて「うーんやってみるか」ってなっちゃうみくるちゃんも素敵。

「笑顔のSuncatcher」好きなんですよね~~喧嘩強そうで。
「♪色め~き~たつな~み~」
のとこの向かい合って腕で波を作る振り付けにぶち上がってしまったり、

そう あなたもサンキャッチャー

って歌詞で、「あ、僕もサンキャッチャーだったんだ」という事に気付かされたりは皆さんも経験があるかと思いますが(あるか?)、個人的には

歌とサイダーと太陽
裸足 砂のダンス
紳士も マダムも
楽しくてまざるの フェスね

っていう2番サビの歌詞が地味にツボです。
「フェスね」なんて歌詞あります普通???「そうね」ってなる。


オトナモード

自分からみくるちゃんをユニットに誘っておきながら、「私の相方ならソロでもひと花咲かせてこいや(ガーデニングだけに)」と無茶ぶりをする神崎美月さん。
言われたみくるちゃんもみくるちゃんで、「どうすればいいんだろう。教えてフェレッ太?」とか言いながら、たった1話でアイカツランキングを21位→8位まで上昇させる無茶苦茶っぷりです。なんなんだ君ら。

もっとあたしを見て ママには内緒のオトナモード
『カワイイ』じゃ足りないの わがままじゃなきゃね

「オトナモード」もド名曲ですね~~初めてイントロ聴いたとき「マジで?」って声出ちゃった。
めちゃくちゃ大好きなんですけど、みくるちゃんのドレスの幼い感じのポップさと、曲の雰囲気とのミスマッチっぷりは気になるところ。
スパイシーアゲハを着てくれスパイシーアゲハを。


stranger alien

I'm a stranger 一歩 未来へ
ちょっと 斬新 大胆 おしゃれ
トレンドが 私に追いつく
でもI'm a stranger 未来へ
大流行する頃は
目線はもう次の場所なの
いつかは宇宙へも 旅をしてみたい
小粋な地球人
どんな服で星へ飛ぼう リーダー

おもしろ発想かよ。
ファッションリーダー力が突き抜けてしまった結果、あんたそれはもうエイリアンだろうと。
んでいつか宇宙へと旅をすれば、エイリアンにも「小粋な地球人」とか言われちゃうだろうと。
世の「私っていい女なのよ」曲に対するピンク・レディー「UFO」のような、より俯瞰した位置から殴ってくるタイプの強い歌詞です。

そんな「stranger alien」を圧倒的歌のお姉さん感で歌い上げる霧矢あおいさん。好き。
あの謎のバーチャルディスプレイみたいなのを手でシュンシュンするのかわいいです。

そしてここだ!ここしかねえ!言わせてくれ!
ここで2年目屈指の神回・71話「キラめきはアクエリアス」の話をするぞ!
「キラめきはアクエリアス」で歌われたのは「prism spiral」だけど、もうなりふり構っていられねえ!

冷静さ故にトップを目指すことへの執着を持ちきれず、アイドルとして覚醒できない霧矢あおいさん。
聡さ故に周囲を見て動いてしまい、結果自分が損をしがちな霧矢あおいさん。
器用なようでいて不器用で、でもやっぱり周囲の反応を見ながらおちゃらけた態度を取ることを選んでしまうの、めちゃくちゃ好き概念です。

しかし、「その冷静さと聡さこそが自分の強みなのでは?」と言うことに彼女が気がつくのがこの「キラめきはアクエリアス」。
「私は霧矢あおいの可能性を信じる」という名台詞、テレビの前で「僕も!僕も信じとるで!」ってなりますよね。なります。

そしてその霧矢あおいさんの強みを本人に伝えてくれるのは、やっぱり星宮いちごさんなのよ。
お互いがお互いの持っていない部分をリスペクトしながら戯れているタイプの百合、やっぱりめちゃくちゃ好き概念です。
ありがとうの生まれる光……

冷静さと聡さとか言いつつ、山ごもりの準備がガバガバ過ぎる霧矢あおいさんもまたキュートです。
森の中で怪しげなキノコを見つけた時の表情、どう考えても待ち受けにした過ぎる。


フレンド

Hey! Yell 届けたい誰よりも 
どんな瞬間(とき)も友達だから
Happy! 手にして Step by step 
友情 一生 胸にあるよ

む~ね~~に~~あるよぉ~~~~~~オッオオッオッオッオオオオッ
てか歌いだしの歌詞「Hey! Yell」なんですね……ずっと「永遠」だと思ってた……

いちごとセイラで鬼(と書いて「WM」と読む)退治な曲。
耳がちょろいので、ホーンセクションがJポップっぽく組んであったら大体好きになってしまう。
大団円感あふれる中、いちご達はあかりジェネへとバトンを繋ぐことになります。



というわけで、今回はここまで!
次回、無印102~178話編でお会いしましょう!
いつでもアツく、アイドル活動!



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