1・初めてのライブ参戦

なんて彩り鮮やかな2日間だったろう
なんて色彩豊かな2日間だったろう
なんて感情を揺さぶり動かされた2日間だったろう

あぁいう世界があるのは知っていたし、いつも遠くからそっと眺めていた
きっとそこに居られたらどんなに素晴らしいものだろうかと
ほとんど諦めかけてもいた
いや、実際は完全に諦めていた

発端は柊優花さんのライブの発表だった
思いっきりライブまでの期間を用意してくれて考える時間は十二分にあった
飛行機を調べて見ると思っていたほどしない、ホテルは高くて諦めかけたけど
よくよく調べてみると都心部から離れればそれなりに安くなることに気づいた

(これなら行けるかもしれない…)

そう思ってから決断までは早かった
何せ1/14という日付け、年中決まった休みなどの無い"漁師"なんて仕事をしている自分
しかし一月はその中でも割合暇な時期である、推しと会うには絶好のタイミングだった
次はもう無いかもしれないという気持ちが後押ししてくれて通し券を購入
飛行機とホテルは近くなってからまた考えようと思った

そうやって月日が経つ中で自分的大事件が発生する
「神椿プロジェクト  VWPセカンドワンマンライブ 代々木決戦 現象Ⅱ」の発表だった
そしてその日は奇しくも柊優花さんのライブの前の日である1/14とのこと

とはいえ、そちらの方はそもそも抽選という事であったし
自分はたまたまVWPの皆さんの曲を聴いていたにわかであって
ライブの参戦など夢のまた夢だと考えていた
なのでダメ元だった
そも自分のようなニワカがそのような大切なひと席を誰かから奪う事に気後れもあったのだけれど…
「倍率どれほどかわからんけど、まあ当たんないでしょ」なんて考えていた
まあ、後にTwitterでの観測者様方の反応を見て発表されたことを知り確認。なんの因果か当選してしまっていた(一人部屋で叫んだ)

その頃には飛行機とホテルもとってあったのだが、キャンセル期間内だったので即取り消し
再度1/12から1/15までの期間で調整することになった
ちなみに今日14日は柊優花さんのライブの他に花譜さんのライブもあったのだが
そちらはアーカイブを見ている自分に託す事にした
何より柊優花さんに会うため東京行を決めたのだから


そうして月日は流れ本番の日が刻一刻と近づいてくるのであった
例年よりもハードでCRAZYな年末を過ごし何とか新年を迎える
年が明けてからあっちこっち店を回りながら服買ったり靴買ったり…クソ田舎の仕事人間なもんで、久しぶりに身支度を整えた
頭の中では移動のシミュレーション、乗り換え等の検索
ぶっちゃけ今年に入ってから約2週間、東京に行くまでの間マトモに寝られた日など一日もなかった
人混みの怖さと移動の緊張、高校の卒業式以来に乗る飛行機にも緊張してた(正月に事故もあったしね…)

そして自分の中で決戦の日当日、1月13日午前4時半
空港に向けて自宅を出発した

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