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秋治様からのコメントへのお返事

秋治様、「その時、神は何をしておられたのか」への以下のコメントありがとうございます。

『台風は沢山の人に災害をもたらす恐ろしい自然災害だ。でももし台風が日本に上陸しなかったら、日本はたちまち水不足に陥ってしまう。なぜなら台風でもたらす雨が日本の水を支えているからだ。

もしプレートテクトニクス(大陸移動する事)が存在しなければ、地球はどうなっているだろうか。地震は起こらないので地震で死ぬ人はいなくなる。津波で苦しむ人もいなくなる。
しかしプレートテクトニクスには大切な機能がある。それは地球の炭素循環を支えている。もしこの機能が止まってしまったら、地球上の炭酸ガスはますます増え温暖化になり、数万年で大型生命は生きていけなくなる。約28億年前にプレートテクトニクスが起動したからこそ、生命は大きく進化できたのだ。
教祖はこのことを当然ご存じだったと思う。しかし当時のリテラシーで考えると、地震も大風も大切なのだと説明しても、絶対に理解出来なかったはずである。だからこそ神の意見立腹とされたのだと思う。
さて、神はその時何をしておられたか、それは至極簡単な答えだ。人間が苦しむさまをご覧になられて涙を流して泣いておられた。地球を維持する為には必要なのだ。申し訳ないと謝りながら・・・』

秋治様からのコメントより

その後、はかせ様とのYouTubeでの対談も視聴させていただきましたが、その知識の豊かさ、見識の高さに圧倒されながら拝聴いたしました。
地震・台風などの自然現象があればこそ、生命が死と再生を繰り返し、進化してきたという新たな知見を得たことは、私にとって大変有意義なことでした。
私が疑問に思っていたことについて言及いただいた部分を要約すると、
「神は地震などの自然現象の発生に介入することはないが、人類にとって最も被害の少ないタイミングを選んでくださっている。
大震災等の災害で亡くなった方には気の毒ではあるが、人類全体の存続のためには仕方が無いことである」
といったところでしょうか。
表現を変えると、
「どれほど深く教えを求め、教祖のひながたを日々の生き方の道標とする熱心な信仰者であっても、また逆に神を否定し、人の道に外れた生き方を是とする者であっても、その時がくれば個の生き方など関係なく命を落とす」ということになろうかと思います。
ここで私が懸念するのは、神が人類全体、地球全体の保全と発展のためには個々の都合や信仰心の厚さなど考慮しないということを、どれだけの信仰者が納得するのか?という点です。
「それなら信仰など無意味だ」と考える者は多いでしょう。
仮に、親神を全知全能であると信者に説いてきた教団が、秋治様のおっしゃるパラダイムシフトに踏み切ったとしても、信者がそれに耐えうるには一定程度の知見が要求されるように思います。「どんな身上事情も必ずご守護いただける」と、ひたすらに神を信じ、教祖の赤着の裾にしがみつくような信仰をしてきた方々にとっては、科学の裏付けを必要とする信仰は受け容れがたいのではないでしょうか。理解出来るものだけを選別する信仰になりはしないかとも考えてしまいます。

私は大震災で亡くなった友の死について「地球規模での齟齬を修正するために行われた神の介入に巻き込まれたのではないだろうか」と一応の結論付けをいたしました。神の介入は無いという秋治様の論とは異なりましたが、通底するものはあると感じております。

しかし私が出した結論は、あくまでも私の中での「落とし前を付ける」ためのものであり、私だけの解釈であっていいと思っております。

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