出会いと発見のBORDERLESS佐渡・関係者・視察ツアー参加レポート(2020年3月)
こんにちは。新潟市在住ライターの中林憲司です。
BORDERLESS佐渡に関するさまざまな話題を発信しております。
今回の話題は、今年3月に実施された「BORDERLESS佐渡関係者・視察ツター」の参加レポートです。
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「BORDERLESS佐渡・関係者視察ツアー参加レポート」
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佐渡島へ上陸!BORDERLESSが繋げてくれた新たな出会い
去る3月20日~21日の2日間、BORDERLESS佐渡主宰の雨宮さんが企画・ナビゲートするモニターツアーが初開催され参加いたしました。
参加者は雨宮さんと私を含めて5名。
全員はもともと雨宮さんとお知り合いの方で、3名は東京からの参加でした。
参加者のうち2名はご夫婦での参加。
新型コロナの影響で、現在お二人ともリモートワークによりご自宅お仕事をされているとの事。
なんでも今回の関係者・視察ツアー後も佐渡に滞在し、一週間の「ワーケーション」をされるというのです。(ワーケーション・・憧れます)
もう一人の方は東京在住のフリーランスで、コワーキングスペースWEWORK(ウィーワーク)で場づくりを手掛けている人。場づくりでつながった仲間とともに、地域活性への取り組みを始められたとのでした。
参加者(関係者)をよく知っている雨宮さんが上手くリードしてくれたおかげで、すぐにみなさんと打ち解けることができました。
観光本には載っていない?!相川の老舗寿司店「銀寿司」
両津港にて合流した5人は、相川地区へ向かい車を走らせました。
天候は晴れ!
久しぶりの佐渡にテンションがあがる私♪
佐渡に上陸後、最初に向かった先は・・
お寿司屋さんです!
佐渡両津港から車で約45分。
相川地区にある老舗寿司屋さん「銀寿司」(ぎんずし)。
佐渡と言ったらやっぱり海の幸。
お寿司は必ず押さえておきたいところですよね!
でました!佐渡寿司(1,600円税込)
新鮮なネタが口の中でとろけました。
「あーーー、佐渡にきたなーーーー!」
これは心の声です。
思わず口から洩れそうになりましたが。笑
佐渡上陸一発目で美味しいお寿司ランチに舌鼓。
素晴らしい旅を予感させるような最高のスタートダッシュをキメました♪
銀寿司(ぎんずし)
住所:〒952-1548 新潟県佐渡市相川羽田町65
営業時間:火~日 12:00~14:00,17:00~23:00
定休日:月曜日
駐車場:有
ハワイに行かなくても地球を感じる!?相川の海岸で大人の修学旅行!「佐渡ジオパーク探訪」
お腹が満たされた我々はお店を出たのち、ある女性と合流しました。
実はこちらの女性、佐渡の地質にとても詳しい地元の人です。
(訳あって顔出しNG。残念!)
2013年に「日本ジオパーク」に認定された佐渡。
今回はこちら方に特別にガイドとして同行いただき、佐渡の地質や地形についての解説を交え、ジオパークならではの特徴的なスポットをご案内いただきました。
◎平根崎(ひらねざき)
相川地区から車で海岸線を走ること約20分。「平根崎(ひらねざき)」という海岸に到着。
この景色・・・見た瞬間に驚きました。
我々が立っているところはもともと海の底にあった場所。
地質の変化により隆起してこのような地形になったようです。
(ざっくりした説明ですみません。笑)
この写真ではわかりにくいかもしれませんが、ウニが這った跡の化石だそうです。
このように昔ここが海底だった痕跡を確認することができます。
おわかりでしょうか?
海に近いところの岸壁に丸いお風呂のような不思議な穴がいくつもあるんです。
これは「波食甌穴(はしょくおうけつ)」といって、岩の上にあった石が波の力で回転して、長い年月をかけて岩を丸く深くえぐってできた穴。
平根崎ではこの波食甌穴が複数あり「波食甌穴群(はしょくおうけつぐん)」と呼ばれ、とても珍しい景色を見ることができます。
観察するときは転がり落ちないように注意しましょう。
◎関・木の葉の化石
平根崎から車で20分ほど北上し「関」という地区へ。
ここでは珍しい葉っぱの化石が見られる場所があります。
足元をよーく探してみると・・
小さいですがありました!
ここ関ではこのような「木の葉石」とよばれる植物の化石が多く産出されます。
葉っぱ薄くて崩れやすいにもかかわらず、このような化石になって産出されるのはとても貴重な事。
昔ここが波の穏やかな湖だったという証拠だそうです。
以前はもっと大きな葉っぱの化石がたくさんあったそうですが、持ち去ってしまった人がいてだんだん減ってしまったそうです・・。
しかし佐渡市はこの場所をあえて立入禁止にはしていないのだとのこと。
その理由は、ここがジオパークだということを伝えたいということと、もうひとつ「子どもたちへの教育」のためだそうです。
佐渡はジオパークということを、これらの化石が現代の私たちにその証拠をつたえてくれている。「だから持って帰ってはいけないんだよ」と教えることが、ジオパークとして佐渡が行っている取り組みなんだと教えてくれました。
単なる保全だけを考えた対策をとるのではなく、生きた学習をされているのだなと感じました。
神秘体験!波の音を流す岩のスピーカー?響岩(ひびきいわ)
関からさらに車で北上すること約20分。
岩谷口(いわやぐち)にある響岩(ひびきいわ)にやってきました。
海沿いの道を挟んだ小高い山。
一見変哲のない山ですが、海を背にして山の崖の前に立つと・・・
ザザーーーーーー
ザザザザーーーーーー
ドッパーーーーーン
なんと、波の音が山側からはっきりと聞こえてくるのです!
(文字では伝えづらいですが笑)
「山に波の音を流しているスピーカーが隠してあるんじゃない?」
へんな疑い方をしてしまうほど、山側から波の音がはっきりと聞こえてくるという不思議な現象。
これは岩(崖)の形が手前に迫り出すような形になっているため、背中側の海からの波の音が反響して聞こえるのだそうです。
これはすごい!
人の手ではなく、自然が作り出した現象にとても神秘的な感覚をおぼえました。
佐渡には地球の活動が作り出した雄大なスケールを感じることができるスポットが、この他にもたくさんあり、とても一日や二日ではまわりきれません。
雨宮さんや地元の方のナビゲートにて、佐渡の美味しいお寿司を堪能し、ジオパーク佐渡を実際に見て聞いて体験して学ぶ。
これはまさに大人の修学旅行!
佐渡の基本的な部分からコアな部分までを、見て、聞いて・体験できる。
一般的なパッケージツアーではなかなか体験できない素晴らしいツアーでした。
がしかし!この時点で本ツアーを語るのはまだ早い。
この後相川に戻った私たちには、さらにディープな佐渡相川の夜が待っていました・・。
佐渡相川「夜の部」についてはまた別の機会に。
◆追記(7/23)
現在はコロナの影響により、モニターツアーは開催できない状況です。
今後の開催はコロナの状況をふまえ判断をしてまいります。
また今後は、BORDERLESS佐渡ホームページ上での情報発信や、オンラインイベント開催などを進めていきますので、引き続きさまざまなコンテンツをお楽しみください。
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