6/19 : いつものように朝が来て
私は災いという災いに遭ったことがなくて、ときどきそれが非常におそろしい。
これまで運良く回避してきたぶん、いつか利子を上乗せされて叩きつけられそうでおそろしい。
東日本大震災も新潟中越地震も熊本地震も影響はなかった。それ以前は産まれてなかった。
そのほかの微々たる揺れや危機はあったけれど、
その度に「ああ、いましぬのか」と覚悟をしていたつもりが、どれも致命的な災害には至らなかった。
今回の大阪の地震が未だ余震なのだとしたら、
これまで私が送ってきた「幸運な人生」はそろそろ潮時なのかもしれない。わからない。
6月19日、目が覚めたことに久しぶりに感謝した。
万全の態勢であがけるよう、玄関口には防災リュックとパソコンと2リットルペットボトルを置いてある。
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