BDDNEWSレター 2022.8.1 NO.74
◇◆◇未来への投資◇◆◇
【大学にITインキュベータ開設】
シェイク・ハシナ首相は6日、チッタゴン工科大学(CUET)に開設された国内初の大学キャンパス型ITビジネスインキュベータの発足式にオンラインで参加した。
インキュベーターは、2041年までに「スマート・バングラデシュ」を実現するため、IT起業家を育成し、知識集約型経済を拡大することを目的としている。
スタートアップや起業家のために革新的エコシステムを備えるビジネスインキュベータは、約220人の起業家、研修生、フリーランサー、起業家候補に、指導のほか、資金やロジスティックサービスを提供する。
業界関係者によると、ITビジネスインキュベーターは学生や卒業生のアイデアを実現するセンターとなり、「スマート・バングラデシュ」実現の鍵の1つになるという。
一方、卒業生が起業家として成長するための支援や大学とIT産業との効果的な連携、教員や学生の研究・イノベーション活動の機会創出にも重点を置く。
インキュベーターはCUETキャンパス内の4.7エーカーの敷地に11.3億タカ(16.4億円)を投じて建設され、内部ではBTCLを通じた高速インターネットの接続が可能だ。
5万平方フィートのスペースを持つ10階建ての楕円形のインキュベーションビル、4階建て4万平方フィートの男女別寮2棟(各40部屋)を備える。また、6階建ての多目的研修棟がある。
楕円形インキュベーションビルには、スタートアップゾーン、イノベーションゾーン、産学連携ゾーン、ブレーンストーミングゾーン、展示センター、電子図書館ゾーン、データセンター、リサーチラボ、ビデオ会議室、会議室が設置される。
また、銀行やIT企業向けの独立したコーナー、サイバーカフェ、フードコート、カフェテリア、レクリエーションゾーン、ディスプレイゾーン、メディアルームなどもある。
多目的研修棟には最新設備を持った250人収容のホール、50人収容のコンピューター/セミナールームが4室用意された。
その他、人工知能(AI)ラボ、機械学習ラボ、光ファイバーバックボーン、変電所、ソーラーパネルも設置された。
The Daily Star Jul 6 2022
【スタートアップ9千万㌦調達】
2022年1~6月期、バングラデシュのスタートアップ企業は約9000万ドル(123.6億円)の投資を調達したことが、調査報告書で明らかになった。
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