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BDDNEWSレター 2022.11.15 NO.81

BDDNEWS

◇◆◇拡大する消費者市場◇◆◇

【世界9位の消費者市場に】

 バングラデシュは、2030年までに英国やドイツを抜いて世界第9位の消費者市場になる。19日、HSBCグローバルリサーチがレポートを発表した。

 「バングラデシュの消費者市場(購買力平価換算で1日20ドル以上の収入を得る人口)が、現在を含む10年間で最も急速に成長すると予測される」

 HSBCは独自に開発した新しい人口統計データベースに基づき、「2030年アジアの買い物客(Asia’s Shoppers in 2030)」と題するレポートを作成した。

 人口1億6500万人のバングラデシュでは、2000年以降、国内総生産が平均で6.15%拡大し、安定した経済成長を記録。2021年時点で世界第16位の消費者市場となっている。

 バングラデシュで成長を反映している分野は、保険、写真・コンピューター機器、住宅家賃収入、パッケージ旅行・娯楽用品、車両購入、金融サービスで、消費者市場は2021年から2030年まで毎年7%以上の成長が見込まれる。

 2021年上位3カ国の中国、インド、米国は2030年までTOP3を維持するが、ブラジルは4位の座をインドネシアに奪われ、韓国と日本は市場全体が落ち込む。

 一方、今後数十年で、世界、特にアジアでは、著しい人口動態の変化が起こるという。

 アジアでは高齢化と富裕化が進み、世帯数は減少の一途をたどる。このような変化はアジア全体の消費パターンに大きな変化をもたらし、「アジアは世界の消費市場において支配的な役割を果たすようになる」。

 インドでは1日に21~50ドル(3080~7334円)消費する国民が急速に増加し、中国では1日111ドル(1万6281円)以上消費する高所得者層への移行が進む。

 アジアの中間層人口は2040年まで年平均2.1%成長し、1日の消費額が51ドル~110ドル(7480~1万6134円)のアッパーミドル層は5.9%拡大する。

 規模的には、中国本土は2030年までに消費者市場が8億人を超え、世界最大の消費者市場としての圧倒的な地位を維持する。

 インドでは2030年までにアッパーミドル層が年平均24%増加。インドネシアでは平均13%、ベトナムでは17%増加する。

 「このことは、アジア諸国が世界の消費市場においてより大きなプレーヤーになることを示唆している」

 レポートは、レクリエーションと交通費支出が最も速いペースで増加し、年率7%以上になると予測。逆に、食費は2030年までわずか5%と最も緩やかな伸びになるとした。

 バングラデシュの成長率は運輸・交通部門が8%以上と最も高く、住宅・水・燃料がこれに続くと予測した。

The Daily Star Oct 20 2022

■消費者市場の成長率(推定)

SOURCE:HSBC,Financial Express

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