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BDDNEWSレター 2023.1.15 NO.85

◇◆◇メトロ鉄道開通!◇◆◇

【女性専用車両導入】

 国内初のメトロ鉄道を女性が快適に利用できるよう、当局は1編成に付き1両の女性専用車両を導入する。

 ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)のMANシディック社長は、プロジェクトの大部分に資金を提供したJICA(日本国際協力機構)が開催したイベントで、まもなく運行が始まる電車について説明した。

 「1編成には6両の車両があり、そのうち1両は女性専用車両です。女性が希望すれば、他の車両に乗ることもできます」

 メトロ鉄道は12月28日に開通するが、まずウッタラからアガルガオまでの11.73キロを20分かけて走行する。完全運行になれば、所要時間は16~17分となる。

 シディック氏はまた、女性用トイレやオムツ替えのための設備を準備するなど、女性や妊婦、子ども、高齢者に優しい駅であることを強調した。

 車内には妊婦や高齢者用優先席も用意される。

 DMTCLは開通後すぐは本格的な運行は行わず、当初1週間は午前8時から4時間の運行とする。その後徐々に運行時間を増やす。運賃は初乗り20タカ(25円)で、1キロメートルあたり5タカ(6.3円)とした。

 メトロ鉄道の管理担当者は、6両編成の列車は最新技術で作られ、最高時速は100キロメートルになる予定だと述べた。

 第2期分のアガルガオからモティジール間の運行は2023年12月に始まり、その後、コムラプール鉄道駅までの区間が開通する。

 シディック氏は、開通日には10編成が走り、さらに2編成を予備にすると述べた。

 政府は2013年、実施調査や実現可能性調査を行った上で、日本とメトロ鉄道建設に向けた融資契約を締結。翌年から詳細設計作業を開始した。

 その後のコロナパンデミックで、DMTCLは運行開始を2022年12月に延期することを決定した。

Financial Express Dec 26 2022

【一番電車の運転手】

モリョム・アフィザさん

 28日に開通するメトロ鉄道6号線の最初の運転手として、モリョム・アフィザさんは必要な準備を終えた。

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