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BDDNEWSレター 2021.8.15 NO.51

◇◆◇写真で見るバングラデシュ◇◆◇

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衣類の天日干し:パブナ県ヘマイヤットプール郡シブラムチャール

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空きベッドがなかったため、コロナに罹患した妻を次の病院へ連れていく夫

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輸出向け工場が再開したため、南部地方に帰省した労働者が一斉にダッカへ帰ってきた:シムリアフェリーターミナル

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完成に近づいたメトロ鉄道の建設現場から機器や資材が撤去され、久しぶりに車両が移動できるスペースが姿を現した:シェルeバングラナゴール

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ロックダウンで公共交通が動かない中、ミルプールまで乗客を運ぶ馬車。運転手は1人250タカ(321円)と高額な運賃を請求した:ファームゲート

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親の膝に座ってデング熱検査を待つ子どもたち。患者はここ数日、増加傾向にある:ダッカ市シシュ病院

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農園労働者に昼食をふるまう主婦:ロングプール県モヒプール

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雨の中、ワクチン接種に並ぶ市民:チッタゴン総合病院

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ジュートを収穫する農家:マニクゴンジ県ショドル郡

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たくさんのスイレンを集めて笑顔を見せるシアム君(9歳)。家に持ち帰ってカレーを作る:クルナ県ムジガンニ

◇◆◇経済◇◆◇

【バングラ経済は回復:ADB】

バングラ経済は回復

 新型コロナパンデミックで南アジア経済の見通しは明るくないが、バングラデシュ経済は回復していると、アジア開発銀行(ADB)は述べた。

 ADBは先週20日に発表した「アジア開発見通しレポート」の補足資料で、2021会計年度当初11カ月間の輸出は前年比13.6%増、送金は39.5%増加したと述べた。

 実際、国家歳入庁(NBR)による1~10月の徴収額は、前年同期比12.9%増となった。

 一方で、パンデミック第2波抑制のために4月初旬から始まったロックダウンで、その後のビジネスは混乱していると述べた。

 だが、1年前に比べ、企業や消費者がパンデミックや封じ込め策に適応できるようになったとし、新たなパンデミックの波が南アジア経済に及ぼす悪影響は「限定的だと予想される」とした。

 2021年の南アジア全体のGDP成長率予測は、当初の9.5%から8.9%に下方修正された。一方、2022年は6.6%から7%に上方修正された。

 インフレ率予測は、主にインドの予測が高くなったことを反映して、5.5%から5.8%に引き上げられたが、2022年は5.1%に据え置かれた。

 2021会計年度のバングラデシュのインフレ率は、国内需要の低迷で非食品インフレ率が早い段階で鈍化したため、当初11カ月間の平均は5.6%と、通年予測の5.8%をわずかに下回った。

 一方、アジアの発展途上国では全体として回復傾向が続いているが、新型コロナウィルスの新しい亜種の影響もあり、複数の国で成長の足が引っ張られているとした。

 多くの国でワクチン接種は進んだが、アジアの発展途上国では集団免疫獲得にはまだほど遠い状況だ。6月末時点で100人中41.6人と、世界平均の39.2人をわずかに上回ったが、米国の97.6人、EUの81.8人を大きく下回る。

 だが、ワクチン接種の進捗状況は各国によって大きく異なる。中国や複数の小国では100人あたり50人以上の接種を完了したが、半数の国では15人に満たない状況だ。

Financial Express Jul 24 2021

■ADBのアジア開発見通しレポートから

□南アジアのGDP成長率とインフレ率

南アジアのGDPインフレ

□バングラデシュの産業別GDP成長率

茶:農業 青:工業 橙:サービス業

バングラデシュの産業別GDP成長率

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