
BDDNEWSレター 2022.6.1 NO.70
◇◆◇物価高◇◆◇
【生活必需品価格高騰】

低所得者層が食用油や米、小麦粉、卵、タマネギ、砂糖、レンズ豆、肉、魚の価格高騰に苦労している。
国家消費者権利保護局(DNCRP)は食用油の価格抑制に力を入れているが、それ以外の商品も高値で売られている。
「供給不足や工場オーナーの操作、販売者の大きな儲け主義など、大豆の値上げは様々な理由で議論され、批判されています。政府は現場の状況を監視して判断するよう努めるべきです」
バングラデシュ消費者協会(CAB)のフマユン・カビール・ブイヤン事務局長は、実際は食用油だけでなくすべての製品価格が上昇していると述べた。
非政府組織「消費者フォーラム(CF)」は今年1月から3月までの卸売市場を分析した。
CFによると、3月の全商品の卸売価格は1月に比べて平均で7.33%上昇、この間20%上昇したケースもある。また、値上げ幅も上昇傾向にあったという。
価格上昇の原因は世界市場とリンクしているが、国内生産品の価格も制御不能になっていると、CFは分析する。
「トレーダー組織が商品市場の不安定さを招いています。商品の需要と供給のバランスが自由市場経済に任されているため、少数の不誠実な儲け主義のトレーダーが日用品価格を上昇させているのです」
CFのエムダド・ホサイン・マレク書記長は述べた。
CFによると、マスタードオイル価格は1月ではなく3月にピークを迎え、価格は平均で22.63%上昇した。また、上質レンズ豆の価格は20.1%上昇した。
塩は16%、粉末スパイスのパッケージ価格は13.37%、米価は7.16%上昇した。
アタ粉、小麦粉、セモリナ価格は1.24%、豆類の価格は平均4.25%上昇した。
中質(大粒)レンズ豆の価格は1.11%、マグ豆の価格は5.16%、砂糖は1.71%上昇した。
歯磨き粉価格は4.55%、麺類及びスープ価格は2.15%、粉ミルク価格は7.69%上昇した。
Financial Express May 15 2022
【インフレ率6.29%に上昇】

バングラデシュ統計局(BBS)は18日、食品価格と非食品価格の高止まりを背景に、4月のインフレ率が過去18カ月で最高の6.29%に上昇したと発表した。
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