BDDNEWSレター 2022.12.15 NO.83
◇◆◇日本経済特区◇◆◇
【日本経済特区開所式】
シェイク・ハシナ首相は6日、ダッカ近郊のナラヨンゴンジ県アライハザールのバングラデシュ経済特区(BSEZ)内の日本経済特区の開所式に、首相公邸からオンラインで参加した。
日本の経済特区を設立する構想は、ハシナ首相が日本を訪問した2014年に始まった。2016年に日本国際協力機構(JICA)が実現可能性調査を行い、2019年に住友商事がバングラデシュ経済特区庁(BEZA)とBSEZの開発に向けた契約を締結した。
この経済特区が本格的に稼働すれば、15億ドル(2047億円)以上の投資と10万人以上の雇用が見込まれる。
シンガーなどの有名企業がすでにインフラ建設を開始する一方、ドイツ企業ルドルフとも契約を締結した。シンガーは7900万ドル(108.2億円)、化学会社ルドルフは700万ドル(9.6億円)の初期投資を行う。
また、日本企業2社と契約が締結される予定で、さらに30社の日本企業と10社の外国企業が投資に関心を示している。
政府はJICAに対し、ナラヨンゴンジ県アライハザールとチャットグラム県ミルサライに技能開発センターを設置するよう要請した。
政府の5カ所の経済特区では、これまで177の投資家が221億7317万ドル(3兆369億円)の投資提案を行い、81万6541人を雇用した。
5カ所は、ミルサライのボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブ・シルパ・ナガー(BSMSN)、ジャマルプール経済特区、サブロング観光パーク、モヘシュカリ経済特区3(ダルガタ)、スリホット経済特区。
また、民間経済特区ではすでに約40億ドル(5479億円)が投資され、約3万5千人が雇用された。
日本経済特区では、専用のワンストップサービス(OSS)センターと技能開発センターが設置される予定だ。
Prothom Alo Dec 6 2022
【最も理想的な投資先】
シェイク・ハシナ首相は、ナラヨンゴンジ県アライハザールのバングラデシュ経済特区(BSEZ)内の日本経済特区開所式で、バングラデシュを世界で最も理想的な投資先だとし、相互利益のために国内外のより大きな投資を求めた。
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