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03号と04号の間をフラフラ日記 0221-0306

0221

noteの日記は少し休むと宣言したのだが、発表しないだけで書く内容自体は毎日ある。2,3週間ためてから出すかどうかを考えよう。

 

大塚さんが「FAKE」を国立国会図書館に置いてもらったと話していた覚えがある。しかし国会図書館の蔵書検索で調べても出てこない。調べ方が悪いのかもしれない。

 

「FAKE」は「fake」と小文字にしたり、ときどき「Fake!」と書いてあるのも見かける。確か表紙にFunny angle kinky edge とあったのだが、由来は何かあるのだろうか。



0222

「東京人」でシティポップス特集をするという。ツイートしたら松本隆(本物)氏にリツイートされたため、さらにリツイートやいいねがついて驚く。

 

ガスをつける時にボタン一つで「チキチキチキボッ!」となって点火される。この「チキチキチキ」のところでいつもYMOの「マッドメン」を連想する。

 

 

0223

FGの91年のライブの半券が出てきた。しかし、行った記憶がない。2枚もあるのに、半券だけ他人から貰って大事に取っておくのも変だし、行ったのに忘れてしまうというのもさらに変だ。

 

文章を書くのに行き詰まった時の対処法。

1 運動をする◎

2 気分転換にネットをあれこれ見る×

3 甘いものを食べる◎

4 過去に自分の書いた日記や文章のうち、忘れかけているものを読む〇

5 読みやすい文章を多く読む◎

6 映画やドラマを見る×

7 誰かと会話する×

8 寝てしまう×

9 明日から頑張ると誓い、大いに休む×

10 ちょっと買い物でもしてくる×

 

1と3は良い。6~10は人によっては良い方法かもしれないが、先送りしているだけのように思う。絶対にやめろと自分に言いたい。

 

 

 0224

******の本がちょうど図書館にあったので2冊借りてくる。たまたま手に取って開いた「本のリストの本」には坂本龍一「本本堂未刊行図書目録」に関する説明が載っているので、ちょうど助かった。しかし「本のリストの本」はデザインがひどく、誰の書いた文章なのか分かりにくい。

 

Yさんのインタビューがやっと半分くらいできる。再構成し直して、切り貼りするようなイメージでまとめる。

 

 

0225

「東京人」のシティ・ポップ特集が発売前からあちこちで盛り上がっている。ところでいま読んでいる荒俣宏の自伝がメチャクチャ面白くてたまらないのだが、松本隆、松任谷正隆の両名と同じ東京出身で、同じ時期に慶応大学にいた人なのに、シティポップ感はゼロ。単純に「東京」や「慶應」でまとめるのは無理がある。

 

生まれた年でいうと、牧村憲一46年生まれ→荒俣宏47年生まれ→松本隆49年生まれ→松任谷正隆51年生まれ。

 

とうとう松本隆(本物)氏からフォローされましたとの通知が来てびっくり。これからは下らないリツイートは控えて、積極的に松本氏を称えたい。

 

 

0226

どうもインタビューの内容がうまくまとまらない。筋がないというか、その場その場の断片が集まった時の「まとまり」が出ない。ちょっと困った。

 


0227

まる3年前(2019年2月頃)に書いた文章が急に知らない人から褒められて、驚いた。自己評価が低くても、褒められると急に良く見えてくる。

 

 

0228

1月のインタビューの内容を見直して、方針を立ててまた取り掛かる。

 

朝、「ベレー帽とカメラと引用」1~3号セットの注文がいくつかあったので何かあったのかなと思ったら、ツイッターで牧村さんに勧めていただいていた。

  


有難うございます!

 

 

0301

意外な場所からフリッパーズ関係の同人誌、雑誌、切り抜き類が大量に見つかる。「よい子の歌謡曲」「OHHO」などタイトルすら世間からは忘れられているのではないか。読み直すと記憶違いが多々あって、自分の書いた「ヘッド博士」関連の文章すら新鮮に読める。「ビバ・デス・ロウ」十回分ほどのコピーや「解散のお知らせ」なども。

 

これらは某所で少しずつ公開することにした。某さんと某さんにお伺いしてみるとポンポンと話が進み、さっそく今日から始める。話がすぐに進むのはいいなあ。

 

 

0302

「渋谷系狂騒曲」が今日発売のはずで、明日は「東京人」のシティポップ特集号が出る。どうにかして両方とも本日中に手に入れたい、などと横着なことを考えている。

 

昼にまたもやFBで牧村さんに告知をしていただいたので、注文がドドッと来た。郵便局では「レターパックライトをたくさん買いに来る謎の男」とでも思われているのではないだろうか。雨、風が強く、郵便局の駐車場で持っていた傘を吹き飛ばされるほど。手持ちの在庫がほぼなくなったので印刷所に預けてある本を送ってもらうよう依頼する(販売再開は6日か7日ごろ)。

 

 夜はドミューンの「渋谷系狂騒曲」にちなんだ番組を二時間ほど視聴する。

 

 

0303

知り合いに資料のコピーを送る。

 

 

0304

ドミューンの番組を見て、曽我部恵一氏に本を謹呈するべきだと思いつく。しかし03号の本文で呼び捨てにしているので、お詫びを書き添える。どうも済みません。

 

 

0305

「東京人」「渋谷系狂騒曲」そして「ベレー帽~」と並べてみると「生粋の東京Shyness Boy」という共通項が思い浮かぶ。もちろん東京出身でない関係者も大勢いるし、Boyでない人も大勢いるので、反論されるかもしれない。しかし重要なのはそこではなくて、東京的な「Shyness」を持っているか否か。

 

言い換えるなら羞恥心、はにかみ、照れ、恥じらい、内気、やせ我慢、武士は食わねど……、そういった心情を秘めた人たちによる音楽、その点に共鳴する人たちに支持される音楽だと考えれば、聴く人がシンガポールにいようとメキシコにいようと、少しも不思議ではない。北欧にでも中東にでも台湾にでも届くはず。

 

名盤のジャケットに写っているあの顔もあの顔も、みな居心地の悪そうな、目を伏せた、あるいは無理に自分を鼓舞してやっと笑っているような顔である。それは正に生粋の「Shyness」のある顔ではないか。

 

 

 0306

「生粋の東京Shyness Boy」、もっと短く言い換えるなら「内気な僕ら」である。ウチキナボクラ。ひっくり返すと「ラクボナキチウ」。こういう意味不明のタイトルの本があったら面白いかもしれない。自分なら手に取ってパラパラとはする。

 

本が印刷所から届いたので、販売を再開する。01.02号はもう残り数冊。


「東京人」のシティポップ特集号で、「EPOの初期の作品そろそろ世界的に再発見されてもいいはず」とのコメント(P.41)は嬉しい。P.15のイラストにも「HI・TOUCH-HI・TECH」のカセットが!!個人的にはFGを受容するための下準備としてEPOの影響はとても大きい。バカラック、スピナーズ、「こぬか雨」、そして坂本龍一というカヴァーのセンスは、「シティポップ」「渋谷系」といった区分けをされる以前からそれらの勘どころを教えてくれた。「VITAMIN E・P・O」には牧村さんも関わっているし、その牧村さんと対談している泉麻人の本は、偶然だが「ベレー帽と~」03号のブックガイドでもチラッと触れている。

 

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