見出し画像

よりぬきベレー帽日記 0601-0607

0601

これまでの「ベレー帽~」01-05号を読み返したせいで、またいろいろと考えるべき、書くべき種を思い出したり、発見したりで精神的に充実している。この調子でコツコツと文章を書き溜めていけば07号はそう遠くないと思えてきた。


久々に倉橋由美子を読んで、自分が学生運動をうさん臭く眺めていたのはこの人の影響だとやっと理解できた。


後白河、後鳥羽、後醍醐と、ややこしい印象だったが後白河は輪郭をつかめてきたし、幻冬舎新書と井上靖の「後白河院」を借りてきた。後鳥羽は丸谷才一の本があるし、後醍醐は網野善彦の「異形の王権」、中沢新一の「悪党的思考」があるのだった。何かしら探せば見つかるし、もともと知っている本だった。


BASEの機能を見ていたら「デジタルコンテンツ販売」があり、PDFを販売できるとのこと。それなら原稿をPDFにしてあるのを販売できるので、あまり在庫を気にしなくても良いのではないか。読者も場所を取らないし、少し様子を見てから秋ごろに実施してもいいかもしれない。



0602

試しに03号のPDF版を作ってみたら、表紙を冒頭に持ってきて(ページ番号なし)、本文1~100ページまで(ページ番号あり)、きちんと完成した。パソコンでなら読みやすいし、拡大縮小もできるし、紙がなくなったら順次この形にするのがベストかもしれない。


PDF版を作るとしたら、まず実験的に豆新聞だけを4つほど独立させて150円くらいで売ればいいと思いつき、試作品を作ってみる。


いずれ「レクチャー」に出てくる曲(言及されている曲、ミックスした曲、プロデュースした曲など)のリストを作ろうかと思っていたが、もしかすると今がちょうどそのタイミングではないだろうか。



0603

紙だと「本体(B5)」「おまけ冊子(A5)」「しおり(はがきサイズを切ったもの)」と大きさが違うものを挟み込めるので、それは便利でいいのだが、PDFではできないので、豆新聞だけ別売りになる。


豆新聞のおまけとしてメルマガの初期の1~50号あたりの抜粋を入れてはどうかと考える。読み直してみると、再録できるものがいくつかある。「よりぬき」は日記の期間のその後、という流れなので2021-2023の期間なら少々の漏れがあるのだった。



0604

書きたいことはあるのに、かえって書きにくい時がある。6月6日に間に合うように何点か書きたいことがあるのに取り掛かる踏ん切りがつかない。「とりあえず下書きのつもりでメルマガに書く」と予告までしているのに書きづらい。文字数を決めて書くべきか。特に「掌の傷いつか消える」について書きたい。



0605

ヨロズレーベルの方から「型録」をいただく。高橋幸宏に関しての大雑把な記憶をたどるうちに、いろいろと思い出す。


型録 Vol.4


「WILD&MOODY」を当時からよく聴いていて、このアルバムは大体いつも「WALKING TO THE BEAT」の人気が高い印象を受ける。しかし自分は「THE PRICE TO PAY」が特に好き。



1991年のライブ盤もけっこう聴いていて、バカラックのカヴァーもいいし、「ちょっとツラインダ」もいいし、1stソロをやり直したアルバムのLIVE盤もいい。「四月の魚」を映画館で観ていたことも思い出した。


キングの「IT」上下巻を借りてきて、前々から気にかかっていた、謎だった箇所を読み直す。



0606

「カメラ・トーク」関連の文章は何本か考えていたが、とうとう完成しなかった。少しずらして今月か来月で書くようにしたい。


07号の概要が見えてきたので、内容が多くなりすぎないように調整しないといけない。noteで公開している文章など、本にしなくてもいい原稿もある。こういうものはPDFで売る豆新聞のオマケにしておくべきか。


緊急座談会のテーマに、〇〇〇の件は良いかもしれない。誰もが「なぜ?」と感じるであろう疑問を検討する。仮説とその検証、また仮説と反証、推理しては壊し、また推理しては壊し、そういうことをやりたい。これまでに書いた文章を整理して、それをまた緊急座談会の議題にかけるというのもいいかもしれない。思いがけない観点から見直しができる可能性がある。



0607

「緊急座談会」を想定していろいろなテーマを出してみると退屈しない。電車の中であれこれ考えたり、スマホにメモしたりする。普通の文章の連なりは、今の文章から→次の文章→また次の文章、と一本道なので、三人の対話になると急に幅が出て思考の幅が広くなる。言いにくいことも冗談に紛らわせてしまえる。


日本の中世史に関する本を読むうちに、書き手によって随分と味わいが異なるものだと理解できるようになった。何でもビジネス的な教訓に変換してしまう人、何でも陰謀論に仕立てる人、スマホショップの店員の説明のように洗練されている人、などなど。音楽でいうとカヴァーを聴き比べているようなもので、そう考えるとますます楽しくなってきた。


「よりぬきベレー帽~」は、印刷会社から「印刷完了」のメールが来た。前回は完了のメールが来てから3日後に届いたので、早ければ月曜には本が届くことになる。

01-05号を持っていない人むけの案内文:これ一冊で01-05号を買う手間が省ける!

01-05号を持っている人むけの案内文:プレゼントや転売、布教活動にこの一冊!


*この日記は一週間くらいのペースで更新します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?