薬局BCPとは

過去に薬局向けの出版社で掲載した記事を少しづつですがアップしますね。

薬局BCPとは

BCPとは、Business Continuity Planの略になり、日本語では事業継続計画と訳され大規模災害や緊急事態に対して、資産(特に人命)の損害を最小限にとどめ、優先事業を継続・再開を可能にするために、事前対策・行動計画を予め取り決めて準備することとなります。
大地震発生後に「資産(特に人命)の損害を最小限にとどめ」ここまでは一般的に防災と表現します。その防災へ「優先する事業または業務を継続・再開させるための事前対策と行動計画を予め取り決めておく」ことでBCPとなります。従って、既に防災に関して具体的に検討をしており訓練も毎年数回開催している薬局には、「優先する事業または業務を継続・再開させるための事前対策と行動計画を予め取り決めておく」の部分を追加検討するだけで良いのです。

BCPの考え方は実にシンプルです。大地震後、どの事業・業務を継続・再開するかを分析し、大地震発生時の被害を最悪の想定をして、分析した業務の事前対策と行動計画を平時の今検討する事なのです。
 ①事業・業務の分析
 ②被害想定(最悪を想定)
 ③事前対策と行動計画を検討
これだけです。実にシンプルなんです。この考え方は、全てのリスクに対して有効です。

薬局営業中に大地震が発生しました!
 ・勤務中の社員と来局した患者さんの身の安全確保は?
 ・調剤中の処方をどうするのか、会計はどうするのか?
 ・隣りのクリニックは、診療を継続するのか、処方日数は平時と
  同じでいいのか?
 ・在宅患者・福祉施設への医薬品供給はどうするのか?
 ・地域薬剤師会、卸との連携は?
 ・救護所支援に薬剤師派遣は?
上記の内容を具体的に事前に検討することで、社員の人命も守られ、患者への調剤も継続でき、重要な関係先とも連携が取れることになるのです。
命に直結する仕事をしている薬局こそ、BCPは重要な計画であり必須なのです。

あとがき(CMです)

薬局関係の方は既にご存知だと思いますが、連携強化加算の施設基準に災害時の対応が必須となります。災害時の対応には、BCPが必要となります。
そこで、医療・福祉機関を中心にBCP策定のお手伝いを手掛けてきた経験を活かし「薬局向けBCP(パッケージ版)」の販売を開始します。
ご興味のある方は、ご連絡くださいませ。
ガイドラインでは難しい事業継続計画を具体的に記載しております。
それでは、あとからやぁ

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