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ヒルドイド(医薬品)や化粧品の乱用はアレルギーになるかも?!ポリエチレングリコール系の成分は要チェック

先日、新コロ惑沈接種によるアレルギー反応(アナフィラキシーなど)は
抗PEG抗体によるものではないか?について、お話をしましたが、あまりに長すぎて、最後まで読むのが大変だったかと思います。それでも、お読みくださった方々、有難うございました。

あれから、3分割にしてくれたら良かったとのお声を頂きましたので、今日は短く、それについての続編をお伝えしたいと思います。


前回、読みになられていない方のために要約しますと、従来のワクチンと比較して、多頻度でアナフィラキシーを起こしているのは、ポリエチレングリコール(PEG)という物質が含まれているからという説が<Science>誌等でも指摘されています。

アナフィラキシーを起こす人は、女性が圧倒的に多いこともあって、化粧品などにポリエチレングリコール(PEG)がよく使われていることから、気を付けてくださいね!というお話したところでした。今日はその続きです。


医薬品では、PEG(ポリエチレングリコール)をタンパク質性医薬品と結合させた(PEG化)ものがあり、よく緩下剤として使われています。これは、マクロゴールと呼ばれています。

医薬品用ポリエチレングリコールがマクロゴールと言って良いでしょう。その仲間に<セトマクロゴール>があります。

このセトマクロゴールが添加された代表的なものに、<ヒルドイドローション(医薬品)>があります。(ヒルドイドクリーム)には入っていません。


このヒルドイドローションの成分にある<セトマクロゴール1000>は、別名 ポリエチレングリコール1000モノセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテルで、

化粧品成分名称だと、セテス‐23となります。もちろん、合成界面活性剤であり、洗浄剤としての用途としても用いられています。

化粧品成分表示でよくあるPEG系は、PEG(ポリエチレングリコール)という表示だけでなく、

セテアレス、セテス、セトレス


という化粧品成分名称もポリエチレングリコール系ですので、お手元の化粧品などもチェックしてみてください。


◆成分がどの程度の量入っているのか?

PEG(ポリエチレングリコール)に限らず、肌のバリアを緩めたり、壊したりする成分も含め、それらが添加されている量がわからないでしょうが、目安になる方法があります。

それは、その製品にどれだけ水分が多いか?です。水分が多いものほど、肌のバリアゾーンを緩めてしまうものが多く入っていると判断して良いでしょう。

なので、ファンデーションや基礎化粧品を選ぶ時は、出来るだけローションタイプ、リキッドタイプ、ミルクタイプよりも、クリームタイプの方が比較的にまだましですね。

ファンデーションなどは、肌がカサついているとメイクノリが悪いので、ついついリキッドなどを選びがちですが、それですと、肌の状態は右肩下がりです。

そういった方は1度思い切って、肌断食や肌トレをして、肌の状態をリセットしてから、固めのテクスチャーの化粧品を選んで使うと良いでしょう。


最後に

今から暑くなってきますが、いくらマスクの中が暑いからと言って、メンソレータムをクリーム代わりにつけたりしないようにしてください。

ヒルドイドもそうですが、メンソレータムは医薬品です。化粧品ではありません。医薬品は健康な肌に使用しても、マイナスにしか作用しません。


医薬品は症状を緩和させるために、バリアを壊して有効成分を皮内に浸透させて治療します。肌に空けた穴は、物質の入口となりますが、その代わりに、他の物質も中に入ります。そして、出口にもなります。

治療だけでなく、何でも当てはまることですが、<どちらが大事か?><どちらをとるか?>なのです。

症状がある場合は、皮膚のバリアを壊して症状を治めることをベネフィットとして、優先して当然ですが、

何でもない状態の時に、医薬品を使えば、それはもう、ベネフィットはなく、バリア破壊というリスクだけを背負うってしまうことになります。

だから、医師は必ず、「症状がなくなったら、直ちに薬を使うのをやめてくださいね!」と、言いますよね。聞いたことがあるはずです。

なので、このメンソレータムも(セトマクロゴールが入っています)、余程何かの症状が無い限りは使わない方が良いでしょう。


また、ワクチン接種に関わらず、PEG(ポリエチレングリコール)は、肌のバリアに良くない影響を及ぼしがちです。特に化粧品は毎日使用するものですし、アレルギーや自己免疫疾患にならないとも限りません。

特に、ヒルドイドを乱用した方や、ヒルドイドが合わない方、アレルギーになりやすい方などは、こういった成分をしっかりチェックして、肌と体の健康を守ることが美肌への近道です。


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