日清 どん兵衛 × ユニクロ ヒートテック

異業種ながら、両者の背景と目的が一致した好事例。

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日清が、ユニクロのヒートテックを冠した「どん兵衛」を本日から発売するという。ヒートテックのロゴが入ったどん兵衛を発売し、どん兵衛のお揚げがプリントされたヒートテックをプレゼントするという、一瞬耳を疑うようなコラボレーションだ。

「日清のどん兵衛」は、1976年の発売以来、多くのお客さまにご愛顧いただいている和風カップ麺のトップブランドです。
今回、『日本の冬をもっと暖めたい』という思いから、ユニクロの「ヒートテック」とコラボした「日清のヒートテックどん兵衛」2品を発売するとともに、オリジナルコラボグッズが当たるキャンペーンを実施します。

引用:日清のヒートテックどん兵衛 明太風あんかけうどん」「日清のヒートテックどん兵衛 豚だしあんかけそば」(1月25日発売)

日清食品は、ユーモア溢れるパッケージやプロモーションを数多く展開しているが、パッケージにまで影響を与えるアパレルとの取り組みはユニクロが初では無いだろうか。
ただ、両者の過去の動きからこのコラボレーションを紐解いて見ると、必然的な状況がもたらしたものだということがわかる。

まず、日清食品・ユニクロの両社とも、テニスプレイヤーの錦織圭のスポンサーだ。ユニフォームの袖に両者のロゴが隣り合わせで並んでいるのを見たことがある方も多いだろう。

また、1年前(恐らく2020SS?)にはカップヌードルのUTで両者のコラボレーション商品が実現されている。

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そして今年の年末にはユニクロ別注の「ありがどん兵衛」が店舗とECで配布される取り組みも行なった。

これらの一連の流れを踏まえると、逆に日清食品側がユニクロのブランド価値(ヒートテック)を模した商品が出るのは、不思議ではない状況だと考えられる。

ユニクロは、多方面でファッションブランドやコンテンツ(映画やキャラクター)コラボを行なっている。過去にはファッションを飛び越えてミッキーマウスのぬいぐるみまで販売したこともあるほどだ。
軸足は本業に置きつつも、機を見てそのエリアを飛び越えていく実行力については、これからも注目していきたい。

それにしても、日清食品とユニクロのMTG、楽しいんだろうなぁ。

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参考:


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