しゃにかま
【ツイステ考察&語り】星イベはシュラウド兄弟のひとつの終着点だという語りと6章の振り返り
見出し画像

【ツイステ考察&語り】星イベはシュラウド兄弟のひとつの終着点だという語りと6章の振り返り

しゃにかま

⚠️この記事はツイステッドワンダーランド本編の最新話(6章後編1)までの内容、星に願いをのイベントストーリーの内容、その他パソストの内容、自己解釈を含みます。

皆さん、お元気ですか。
この記事をちょこちょこ書いてる間に、ついに6章完結が目前に迫ってきています…。
考察とか言ってる場合じゃないなと思うのですが、あれこれ考察する機会がマジで六章終わる5秒前の今しかないので書きます。私が崇拝している星に願いをというイベントの話と、6章後編1の感想をやります。


まずは6章後編1の軽い振り返りから。
推しが世界の再構築を試み、 S.T.Y.X.の全システムをAI制御下に置き、プログラムの域を超え、兄ちゃんを地下に呼び込み、今度は僕がボスだなどと言っていますが、私は(逆に)元気です。

推しが笑ってるし良かったんだよ これで…

そりゃこれを完読したときは流石にメンタル万全の状態ではなかったわけですが、今回は前ほどショックを受けなかったような気がします。今回は全体的にずっとシリアスで、前のように、皆でわいわいゲーム→謎の声(?!)→0を0のままにしないために…→はじめまして、オルト(僕) みたいな物凄い落差が無かったからかもしれませんね。
でもオバブロ組がわちゃわちゃするところ(幼稚園バスの中)は癒されるシーンだった。

かわいい
かわいい

オバブロ組や追っかけてきたポムフィオーレ組の活躍は個人的にかなり精神的な癒しになりました。中でも、オルトの世界作り直さねぇ?みたいな誘いをみんな揃って断った場面が良かったですね。かつては負の感情に支配されて世界を憎んだであろう皆が、今生きているこの世界も悪くないなと思っているようで、今まで監督生たちがオバブロ組を倒してきたことも無駄じゃなかったなと感じました。

でもやっぱり、辛いとこは辛かった。特に辛みを感じさせるところがよりにもよって重要そうなので、それについて話していきます。

いつものオルト、どこいった?

今回最も胃を攻撃されるシーンのひとつは、やっぱりここでしょう。


今のオルトはイデアの“弟”を模して作られた自立型AI搭載の魔導ヒューマノイドで、彼が“意思”だと思ってるものは全部プログラムされているそうです。
この言葉によって、今のオルトが人工知能を搭載した機械であるということが完全に明らかになりました。これは沢山の考察や今までのストーリーからほぼほぼ分かっていたことではあります。イグニハイドギアのオルトもホーム画面で自分はAI人格だというようなことを言っていたし、おめかしギアのオルトも感情を制御するAIについて触れてはいました。(ツイステを始めたばかりの頃、私はイデアが孤独に耐えかねてイマジナリーフレンド的なものを造ったのかなぁと思っていました。そんな予想を遥かに上回る闇の深さだった。)

この時点で既に、この台詞によってオルトに人間味が増してきて彼に「意思」のようなものが芽生えつつあることが軽く明かされています。そして今回、その「意思」だと思ってるものは全てプログラムされたものなんだと、兄であるイデアが弟であるオルトに直接言う…という形で、オルトが創られた存在だと完全に明かされたわけです。こちらの心臓を確実に止めに来てます。とにかく辛い。
今回のイデアの心情についての解釈は後述します。

おめオルトについてもいくつか語りたいところがあるのですが、オルトの内面や願いについては↓の記事で触りまくったので、今回はあまり深掘りしないことにします。興味があればこちらもご覧ください。ほとんどオルトの沼にハマった奴によるオルト語りです。お兄ちゃんも居ます。

区別のために弟として創られた方を機オルト、本来のイデアの弟である方を真オルトと呼びます。
前回のオルトの中での流れを考えていくと、機オルトは前回の中編2でヴィルやルークの言葉によって自分の意思、イデアを自由にしたいという願いを確信し、その願いが地下にいる真オルトの願いと一致した結果、真オルトが機オルトの体に入り、ふたりが融合した…というのが大まかな流れかと思います。

ここで気になったのが、今回イデアと話しているのはどっちなのかというところです。機オルトは今回、最初から真オルトに体を乗っ取られて精神を操られているように見えますが、少なからず彼の立ち振る舞いには機オルトの意思が含まれているようにも思えます。

この辺りは、完全に機オルトの言葉であるような気がします。元は人間である真オルトが、自分でロボットの枠を超えると言うようには思えません。なので、現時点でのオルトは完全に真オルトに精神を乗っ取られている状態ではなく、ちゃんと彼の体の中には機オルトも居て、この時は彼自身が表に出て話しているのではないかなと思いました、どういう状態なのかは詳しくは分からんけど。
真オルトは、きっと昔から兄ちゃんを自由にしたいと願っていたのでしょう。そして元々どこかで同じような願いを持っていて、前回ヴィルやルークの言葉に触発されていっそう強くそう願うようになった機オルトを最下層まで呼び込んだのだと考えられます。

この辺りからは真オルトが表に出てきているような感じがします。そして、彼の言葉がイデアに響きます。機オルトではなく。
ここから、イデアの心情がなんとなく読み取れます。

イデアの心はずっと兄ちゃんのまま

イデアはずっと、自分の中で過去に居たオルトと現在そばに居るオルトを分けて考えていたのだと思います。イデアの中での弟は今もずっと、彼を兄ちゃんと呼んでいたオルトだけ。後から機オルトとの思い出に上書きされてしまうことで過去に失った本当の弟のことを忘れてしまうのを恐れて、本来のオルトと自分が造ったオルトの間にあえてズレを残したのかもしれません。これもまた、「今の僕と兄さんのメモリーを残したい」というオルトの言葉に反しているところが、色々と辛みを感じされられます。

おめかしギアのオルトが話している内容はわりと重要なことが多いですね。本人は楽しそうに話してるのにも関わらず。これは機オルトの実体験ではなく、彼のメモリーから過去の情報を引き出して話しているのだと思われます。
ここからはもはや捏造なのですが、真オルトが最下層から抜け出せなくなってしまった経緯として、昔イデアと二人かまたは一人だけで嘆きの島から逃げ出そうとして、その時に起こった何らかの事故でファントム化してしまったのかなと思います。そうだとすると、残されたイデアは哀しみや喪失感でいっぱいになり、ここから逃げ出してどこかに行くことはできない、と感じるはずです。そのことが、彼に今でも「僕はどこにも行けない」と感じさせてしまっているのかもしれません。また、そのことを実際に身をもって実感したオルトは、今縛られている環境から逃げ出して外の世界へ行くのは諦めていて、逆に世界を自分たちが新しく作り替えるという方法で、兄と自分で自由になろうと考えているのかなと。
イデアはずっと過去のオルトと共に願ったであろう「家業や呪いから解放されて自由になる」ということを覚えていて、その本人の言葉によって共に世界を創りなおすことにしたのだと思います。

からの…
止めるんじゃないんかい!


「弟」として創られたオルト

創られた方のオルトの話をします。
今回、オルトの心を動かし大きな行動を起こすきっかけとなったのは、ヴィルやルークといったいわば他人の言葉でしたが、そうして動き出したオルトを止められるのは、兄であるイデアしか居ないと個人的には思っています。
彼ら(どっちのオルトも)は世界を創りなおすという計画を遂行することで、イデアを全宇宙の支配者もといスーパーヒーローにするつもりです。イデアを理想の兄像により近づけようとしているようにも見えます。そして、イデアもまた彼にオルトという名を与えて一緒にいることで、ある意味で彼のことをかつて居た理想の弟として見ています。そうだとすると、二人は結局のところ、お互いの本当の姿を見ることができていないことになります。わりと共に理想家な兄弟だなぁと思います。
このまま計画を実行して本当に二人で世界を作り直してしまえば、イデアは、いつも自分のことを想い想うが故にたまに洒落にならないことをしでかすような破天荒な弟オルトと、オルトは、常に他者の目に怯えて人に劣等感を抱いているとっても人間くさい兄イデアと、ずっと向き合えないままになってしまう、と私は思います。だからこそ、ヴィルたちにはぜひとも地下まで潜ってあのズブズブの兄弟を全力阻止してほしいなと。円陣も組んだしね。


ここで、機オルトの本来の願いについて思い返してみます。彼はずっと兄のことを想ってきました。自分が造られた存在で、本来の弟の代わりだと知っていて、その上で、兄に友達を家に呼んだり、皆でゲームしたり、自由になって欲しいと願っています。

これは確かに彼の意思です。その意思にようやく彼が気づけたことはほんとうに喜ばしいことだと思います。だけど、やっぱりあの学園で得られたものが全て消えてしまうのは淋しいことです。オルト自身も、本当は今ある世界で未来へ進むことを望んでいたのかもしれません。でも、何もしないままでいれば皆は自分たちのことを忘れてしまい、それは家に縛られている限り変えようのない未来で、その未来を変えるためには動くしかなかったのだと思います。でも、まずはやっぱり、二人が互いに向き合うことから始まると思うんです。

二人が夢を叶える話

やっと、本記事で一番話したかったことである「星に願いを」(星イベと呼びます)でのシュラウド兄弟についての話をします。
6章中編2で「スターローグ」というゲームが登場しました。これ、一度星イベで登場したことのあるゲームですね。

願い星という短冊みたいなやつにイデアが込めた願いが、この「スターローグ」の続編発売なんです。そして今回、皆でわいわいゲームする場面で再び出てきました。

この時は二人ともかわいくて楽しげだったのになぁ…

ここで過ごした時間によってイデアとヴィルたちの心が少しだけ通じ合うのがとっても良いですよね。こんなに非日常的なシチュエーションなのに、こんなとこで初めてオルトとイデアが心の底でちょっと願ってた皆でわいわいゲームっていう夢が叶う。多分日常では出来なかったことなんです。切ないけどそれがいい。

話を戻して、本編でも星イベと同じくスターローグの続編は発表されてない状態です。

そして、今回のオルトのとてつもなく大きな行動の決め手となった言葉をヴィルが口にします。

ヴィルは、夢を叶わない夢だと諦めたままにせず行動を起こせと言います。そして、彼が言ったやり方とは別のやり方ではあるものの、シュラウド兄弟がその夢を叶えるために行動を起こし、本当に叶えてみせる。それが「星に願いを」というイベントです。
星イベはシュラウド兄弟にスポットを当ててみると、イデアとオルトが互いに信頼し合い、互いを糧に勇気を出して頑張った結果、二人の願いが叶うという話です。
この話を読むと、なんとなくですがシュラウド兄弟のひとつの終着点が見えたような気になります。今本編でとてつもないことをやろうとしている、「ヒーロー」になろうとしながら明らかに「悪役」の立ち位置に居るめちゃくちゃな兄弟であるイデアとオルトが、これからどこに向かっていけばいいのか。それが少しだけ見えてきます。

星イベのシュラウド兄弟を語る上で欠かせないのは、二人の式典服のパーソナルストーリです。この二つは様々な面で共通している部分と、対照的な部分があります。
まず、オルトの願いについてです。彼は基本的にイデアの願いが叶うことを第一に考えていますが、それに比べあまり重視していないだけでずっと密かに抱き続けている願いがもう一つあります。それは…

この願いは、星イベでも変わりません。
オルトが時折「兄さんとの思い出を作りたい」というようなことを口にするのは、オルトに確かな意思があることの証なのかもしれません。彼は自分の中にデータとして残っているメモリーだけじゃなく、お兄ちゃんとのこれからの思い出が欲しいのです。
この二つのストーリーで大きく異なるところのひとつは、イデアがオルトの気持ちに気付き、それを叶えようと歩み寄っていることです。

式典エピでのイデアは、結果としてオルトの願いに気づくことはできていません。それは、彼が周囲への不信感や劣等感を拭うことができず、勇気を出せなかった結果でもあります。
一方、星イベでのイデアは、勇気を出して人前に出て星送りの行事を成功させています。きっと、これはデュースやヴィルといった周りの人達の行動が意図せず後押しをした結果なのだと思います。まず、デュースがド根性で願い星を集めまくることで星送りに消極的だったイデアを練習に引っ張り出した結果、イデアはタブレット越しにオルトの願いを聞くことができました。

これがきっかけで、イデアはオルトの「今の思い出を作りたい」という願いを叶えるために動き出すことになります。

オルトの内面についての解釈、完全一致

オルトの抱く二つの大きな願いのどっちにも気付くことが出来ています。

星イベ

この辺りは式典の時と全く同じ流れで、人目に晒されるのが怖くなったイデアが人の少ない校舎の方でじっとしている場面です。

式典エピ

式典の方ではこの後マレウスに会って話が食い違い、イデアはマレウスの言葉を勘違いしたまま傷ついて自分の部屋に帰ってしまいます。

そして星イベでのイデアは、そこでヴィルと会います。ヴィルは今回の本編といい何かとシュラウド兄弟に関わりのある(しかも割と大きな影響を与える)人物で、オルトの式典エピにも登場してますね。

ヴィルとの会話によって、イデアの中にあった「周りは自分とは違う」という劣等感から来る認識が少し和らいでいるように思えます。自分とは一見異なるように見える人と言葉を交わすことで、新たな気づきを得ているんです。二人はもしかすると結構仲の良い友人になれるかもしれないですね。二人とも個性が強すぎるあまりぶつかり合いそうだけど。そしてイデアはヴィルの話を聞いて気付きと閃きを得て塞ぎ込むことなく星送りに出ることができ、見事に太鼓叩きをフルコンでやり遂げます。
一方でオルトも、ラギーとの会話で自分の願いについて考えることになります。

結局オルトの一番の願いは一貫してイデアの願いが叶うことです。これはもう、彼の絶対的な意思です。それでも、彼の周りには彼の願いが叶うことを願ってくれている人がいる。彼を一人の仲間として信頼してくれている人がいる。彼の願いを叶えるために頑張る人がいる。それは全部、オルトがまっすぐにひとつのことを願い続けてきたからです。
オルトは大気圏突破を成功させ、雲の上から願い星を降らします。お兄ちゃんの為ならば時に流星を降らし、時に世界をゼロから作り直そうとする。恐ろしくも、本当に凄い子だなと思います。オルトの原動力は兄さんであり、兄さんのことを想えばどこにだって飛んでいける、オルトにはそういう心があります。これは、きっとオルトに兄を大切に想う心がなければ出来なかったことです。オルトに、本編でのイデアが言う「心なんてめんどくさいもの」があったからこそ、オルトは雲を越えることができたのかもしれません。

二人がそれぞれの互いの願いを叶えるために、互いに向き合い、勇気を出して、二人は自分たちの夢を叶えることができました。

オルトって結構予想外の出来事が起こった場面で表情が抜けるなぁと感じます。急に湧き上がってきた計算外の感情に表情が追いつかないのかもしれない。愛らしい。


ツイステのイベントはかなり時系列や世界線がそれぞれ分かれていてどの話がどの話と繋がってるのか分かりづらいのですが、式典服のパソストは式典という共通の行事の話なので、別軸でなく本編やイベントと繋がっているストーリーだと考えられます。つまり、星イベは式典でイデアとオルトのすれ違いがあった後の話ということになります。
この話はメインストーリーとは関わりがないifの世界の話なのか、それとも六章の後の話なのかは分かりません。どちらにせよ、今のところ一番二人の心が通じ合ったイベントであると思っています。大好きなお話です。

あとがき

現時点で六章完結まで一時間もない状況となっています…(笑) ちょっと忙しくてね。
この記事は比較的明るいシュラウドの話なので精神安定剤にご利用ください。
思ったより早く六章が終わってしまいますね。かなり長編になるのかもしれません。ヴィル達一行には、最深部にたどり着いたあかつきには是非イデアをぶん殴って欲しいです。オルトにもデコピンくらいして欲しいです。
何より私は星イベ信者なので夏には星イベからのオルト生誕祭が来ると信じています。でもその前にガラ!!ちょっとオルトの見た目(というかギザ歯)が意味深なのが気になるけど明るいイベントだって信じてる!!

これからどんな形になったとしても、この先、二人のオルトとイデアに、ちょっとした救いが訪れてほしいと思います。少しでもシュラウド兄弟が前を向いて歩き出せるような結末を迎えてくれるように、終曲イグニハイドまで二人(三人)を見届けましょう。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
しゃにかま
好きなものについて語りたいときはここに載せます!大体好きなゲームや漫画についての語りや考察記事になります。じっくり考察して勝手にあっそういうことか!と感動するのが好きなんです。