【2020年1月10日掲載】新大手町サイトへようこそ
いよいよ今年は2020年。オリンピック開催の年がやってきました。
ベスト8進出によって私たちを感動の渦に巻き込んだラグビー以上に
今年は日本中が熱狂と感動で盛り上がる一年となることでしょう。
我々BBTowerも数年前、今の新サイト獲得に向け
全社一丸 ONE TEAMとなり、入札に臨み現在に至ります。
規模は違いますが、日本中で応援している姿が
当時の盛り上がりに似ていたなと思い出されます・・・・・・。
そんな思い入れのある2018年9月に立ち上げた新大手町サイトはご存じでしょうか。
お久しぶりです。DC統括Gの朝比奈です。
まだまだ経験の浅い中、
この新大手町サイトの熱気流シミュレーションを担当させていただいています。
当社は、6kVA/ラックを基本としていますが、
それ以上の電力を提供しお客様のニーズに応えるべく
たくさんのシミュレーションモデルの作成と解析を行い、
新規顧客契約道程の一端に関わっています。
モデル化と一口に言っても、いろんな方法があります。
振動解析(地震波による建物の揺れ)のモデル化では、
建物の柱・梁などの骨組み(ラーメン構造)を1質点系に置き換えて、
建物の挙動を再現させました。
今回の熱・気流解析のモデル化は、握り拳の大きさを基準として気流にかかわる物を対象としました。
モデル化の調査方法は、新設と既設(『データセンターの最適化』)によって異なります。
前回の既設調査では、重いフロアパネルを開け冷たい風が吹く中、風の障害物となるケーブルや配管等々を計測しなくてはなりませんでした。
既設年数に比例して段積みとなるケーブルも増えていきますので、こちらも対象となります。
新設は、図面を起こしてモデル化を行いますが、現場の収まりが悪ければ、図面は逐一変更されます。気が付いたら、ダクト寸法やダンパー位置が変わっていたことはよくありますし、図面によって内径・外径など表記方法も異なります。
ラックは、直接スラブに設置されています。
二重床吹上式を廃止し、ダクトからの吹下式としています。
コールドアイル側のラック端部に遮断シートを施すことで
ホットアイルとコールドアイルが区別(熱分離)され、冷却効果が高くなっています。
コールドアイル内を見ると、冷流は対流しており、高負荷サーバを置いても
十分対応していることがわかります。
また、排熱は空調機に向かって吸気されている様子もわかります。
2020年は、「5G」運用開始予定の年でもあります。
まだ、足を運ばれていない方、検討を先延ばしにしているあなた。
これから熱くなる2020年。
「5G 」時代を牽引する新世代データセンターへようこそ!