何のために働くのか

はじめまして!
i☆Lab学生事務局の四戸岸です。

活動をはじめて今回行われた第2回のi☆Labでは、元リクルートで採用畑の第一線で活躍され、現在はBBT大学事務局長をされております白崎雄吾さんをお迎えして、「キャリア」「自分のエンジン・色」「就活」などをテーマにお話していただきました。

今回このnoteでは第2回i☆Labではどのようなことが行われたのかのレポートっぽいもの(レポートではないです。)とわたくし四戸岸の個人的な感想を交えて書かせていただきます。

なぜ就職をするんだっけ?

「なぜ就職をするんだっけ?」という問いから今回のセミナーは始まりました。多くの人が大学を卒業したら、就職をしていきます。そして就職するために大学在学中に就職活動をはじめますが、この問いに対して自分の意見を自信をもって答えれる人は決して多くはないと思われます。

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人によって就職の目的は様々あると思いますが、目的の一つとして「人生を楽しむこと(Life Time Enpowerment)」があるよねという前提のもと今回進んでいきました。


人事担当者と就活生のギャップ

人生を楽しむためには仕事とどう関わる?世の中で活躍している人ってどんな人?という問いなどで進んでいく中で、「世の中でどのような人が必要とされているのか」というテーマに移りました。

その中で学生が学生自身が不足してると思っているものと人事担当者が学生に対して不足していると思っているものが大きく違うとのこと。

学生側が足りないと感じているものベスト3
1位 語学力
2位 業界の専門知識
3位 簿記

企業側が足りないと感じているものベスト3
1位 主体性
2位 コミュニケーション力
3位 粘り強さ

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また学生側ベスト3の、語学力、専門知識、簿記のスキルは企業側が求めてるスキルランキングで語学力(ワースト3位)、専門知識(ワースト4位)、簿記(ワースト1位)と企業側と学生側で大きなギャップがあるとのこと。(出典:経済産業省「大学生の「社会人観」の把握と「基礎人間力」の認知度実証に関する調査」)

学生たちは、数値として測れるものを必要だと思っており、企業側が数値で測れないものを求めているようです。

測れるか測れないかは本質ではないと思いますが、今、そしてこれからも数値で測れない力が求められていきそうです。

ひとりごと

今回のセミナーでは話されていませんでしたが、じゃあ語学力とかは求められていないのか?専門性は求められてはいないのか?といわれると一概にはそうとは言えないと個人的には思っています。

最近では、楽天、メルカリ、ファーストリテイリング(ユニクロ)などでは、社員がグローバル色富んだ会社には英語力をもちろん求められますし、これからの社会の流れとして、そのような企業はもっと増えてくるでしょう。
終身雇用、年功序列の流れが廃れていき、ついには新卒一括採用も廃止が決まりました。昔であれば、企業もポテンシャルのある真っ白な人材を一から育て上げ、社内で活躍できる人材に育て上げるという形が当たり前であったと思いますが、あくまでこれらは終身雇用、年功序列の仕組みがあって成り立っていたものでした。

一からリソースをかけて育てた人間が2年、3年で転職などされたら、企業側としてもたまったものではないでしょう。
個人的な憶測でしかありませんが、このようになってくると新卒採用と中途採用の立つ土俵が同じになってくるので、以前よりは即戦力が求められてくると思います。

ただ、場合によっては必要とされる英語力、専門スキルも企業が求めている主体性・コミュニケーション力・粘り強さが前提としてあってからの話だよなーと改めて思いました。

はい。ひとりごとでした。


就活を考える

就職活動の目的は「良い(働きたい)会社」に入社することですよね。

じゃあそもそも良い(働きたい)会社とはなんでしょう?という問いを投げられ、それぞれで考え、グループで発表しあいました。

・知名度がある
・技術力がある
・仕事が面白そう
・若いうちから活躍できる
・海外で働ける
・安定している
・福利厚生がしっかりしている
・社風がよい

何を大事にするかは人それぞれであり、それって自分の価値観・軸・エンジン・哲学によって変わってくるっていうお話でした。

「良い会社」の定義は人それぞれバラバラで答えはあなたしかもっていない!と白崎さんからも伝えられました。

でも実際のところ...
・「(親や先生)周りが薦めるので」
・「就職人気ランキングが高い会社だったから」
・「大手企業だったので」
・「最初に内定をもらえたから」

など「良い(働きたい)会社」を違う軸、相対的によいとされるもので決めてしまう人が多く、自分の軸で決めているひとは少ないという話でした。

セミナーとは変わってしまうのですが、実際に12/29(日)の朝日新聞でこのような記事が上がっていました。

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え、親がダメって言ったら自分の就職したいところ内定もらってるのに変えちゃうの?と自分の中では衝撃だったのですが、おそらく世間としてはそこまで珍しい話ではないのだと思います。

このまま自分の価値観とは違う仕事、環境に直面してしまうと結果として、スピンアウトすることになってしまうとのことです。

実際に私自身1社目のインターン先では、自分のエンジンや価値観が違う仕事、合わない環境で仕事をして見事死亡しました。(環境自体はめちゃくちゃ恵まれていました)

そうならないために白崎さんは「あなたの『エンジン』が一番快適に回転するエネルギー、環境を探してみてはどうでしょうか?」と提案。

そうならないために、就活生なら耳がタコになるほど聞かされているであろう自己分析が大事になってくるとのことでした。

「良い会社」に入社するための準備

「良い会社」に入社するための準備として人事担当者の立場に立って、人事側の目的を考えてみようとのことでした。

人事担当者の役割として「優秀な人材」を採用計画の人数確保するのが目的としてあり、企業側は面接で学生のエピソードを聞いて、自社で活躍し得るケーパビリティの有無を見極めているようです。

他にも人事の人は会社の上層部の方などに、なぜその学生を上げたのかを説明しなければなりません。その証拠として学生との面接のエピソードが大事になってくるみたいです。

自分も採用の裏側に少し見させていただいたことがあるのですが、確かに「〇〇さんは話していて目が合わなかった。」とか、エピソードを証拠にして上司に色々と説明をしているのをみました。
白崎さん曰く、エピソードというFactに勝る証拠はないそうです。

どのようにして自分のエピソードを見つけるのか

では自分自身のエピソードをどのようにして見つけたら良いのかということで、
そちらを1月14日(火)BBT大学麹町キャンパス内にて19:00~21:00にて白崎さんと自分の過去エピソードをもとに「自分のエンジン」探しをするといった実践ワークが行われるので是非BBT大学の専業学生の方はきていただきたいです。


個人的な感想

「良い会社」の定義であったり、「自分のエンジン」であったり、一人一人違うものであり、他人軸ではなく、自分軸というのがキーワードなのかなと思いました。

早いところだと、もうすでに22卒(現在の大学2年生の就活)がはじまっていたりなど、どんどん就活の始まる時期が早まっています。
周りは次々と内定先が決まっていく。親からの重圧。周りからの重圧。
非常に焦る要素が満載だと思います。

また、就活に限らず、近年SNSの発達により、個人個人の活動がそれぞれが見えるようになり、人との比較がしやすくなり、そういった部分含め、焦る要素が増えつつあると思います。

個人的な所感ではありますが、焦りからの選択で良いものが生まれる確率はかなり低いなーと思います。

どれも焦る要素の共通点として、相対的なものさしで自分を測ってしまうという部分があると思うので、就活がはじまってからではなくて、早めのうちに、「自分とは何者なのか」「自分のエンジンとは」「自分にとって良い会社とは」などなど自分軸で自分と向き合う重要性を感じました。
そしてこれらは就活どうこう関係なく常に大事だなと思いました。

また自分自身、インターンやボランティアなど活動を通して、自分のエンジンについては大分分かってきたので、「良い(働きたい)会社」や人生の中でどのような形で仕事と関わっていくのかをインターンやボランティアを通して考えていきたいと思いました。


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