励ましになる言葉は相手との関係性から生まれる

勇気が出た。やる気がみなぎってきた。なんだか安心した。

そんな気持ちになった言葉、体の中に眠っていませんか。

反対に、ある言葉を聞いて、気持ちが萎えた、やる気をなくした、悲しくなったなど、昔あった残念な状況を思い出すことがあるでしょう。

(そういえば、あの時・・・)

と、思い出す時には、昔あった出来事、エピソード記憶にアクセスしています。

残念な気持ちになることをいつまでも覚えていると、辛くなりますよね。

ですから、脳は忘れようとして対処行動をする、つまり、ストレス発散を促すわけです。

音楽を聴く、歌、演奏、料理、楽しく会話する、お酒を飲むなど、様々な活動を通して、私たちは心のバランスを整えています。

会話はネガティブな言葉をいうと、グルグルと負の思考に陥っていく危険性があり、マイナス感情のままで、ネガティブな未来を招いてしまいます。

その点、軽い運動は、手っ取り早く思考をリセットすることができるのでオススメです。

さて、スポーツをされている方で、「やる気になる言葉かけ」で、叱咤激励するイメージが思い浮かぶ方が多いのではないかと思います。

ある雑誌のメルマガに、柔道でオリンピック3連覇を果たした野村忠宏選手についてのリード文が飛び込んできました。

3連覇は、前人未到の偉業です。どうやって長い選手生活の中で、自分自信を奮い立たせてきたのか、インタビュー記事の中から、見つけました。

その言葉とは、

「無理して柔道を続けなくても良い」

というお父様の言葉でした。

お兄さんには叱咤激励が多かったようで、兄弟で対応が違うことに野村選手はもっと期待して欲しいと語っていらっしゃいます。

つまり、優しい気持ちから出た言葉でも、相手に悔しい気持ちを起こさせたなら、励ましたことになるということです。

相手との関係性で、発する言葉は変わってきます。

情熱的で感情を表面にむき出しにするタイプ、

口には出さず心に秘めるタイプ、

感じ方は人それぞれですから、その人の心に響く言葉も変わってきます。

その言葉を届けることができるのは、相手との関係性ができているからです。

ペップトークをお伝えする時に、次のように、お話しています。

勇気づけのやり方、学び方はお伝えできます。しかし、あなたが勇気づけしたい方を私が励ますことはできません。なぜなら、それができるのは、その方と関係性がある、あなただけだからです。

最後にもう一度。今日の言葉。

「無理して続けなくて良い」

このブログにも通じる勇気づけの言葉です。

なんだか悔しいから毎日続けます。一歩ずつ。









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