web解析の際に必要なテクノロジーの超基礎知識

はじめに

こんにちは。
私はWEBマーケティング会社で主にサイトのデータ分析業務を行っています。今回この記事を書こうと思った目的は、私がこの業務にあたり始めた頃、WEBテクノロジーに関する基礎知識がなかったため、webに関するテクノロジーの全体像を把握できず苦い思いをしたので、この記事を通して同じ境遇の方に知っておいた方が良い基礎知識をシェアしようと思ったからです。

その中でも今回は特に基礎知識である「webページが表示される仕組み」と「URLの構成について」の2つを書きます。ご参考になれば幸いです。


この記事でわかること

①ページが表示される仕組みについて
②URLの構成について

ページが表示される仕組みについて


まず、私たちが普段使用しているサイトがどのような仕組みで私たちに表示されているかを説明します。
私たちがウェブページにアクセスし「このページを見たい!」というリクエストを送ると(URLを入力するなどの行動をしすると)、ブラウザからウェブサーバーへ「このページの情報ください!」というリクエストが送られます。そうするとウェブサーバーから必要なデータがダウンロードされ、ウェブブラウザに表示されます。
この仕組みを「クライアント・サーバーシステム」と呼びます。
下記図のようにクライアントが見たい情報をサーバーがその人に合わせて返すイメージです。私たちが見るデータはHTMLでウェブページの構造が記述され、CSSでデザインが整えられ、JavaScriptでインタラクティブな要素が追加されています。ユーザーはこれらの技術を使ってウェブページを閲覧し、インターネット上の情報にアクセスします。このように私たちがブラウザで何かを検索し、ページが表示されるのは、このような仕組みがあるからです。こちらはWebの基礎的な話になりますが、筆者は新入社員の時この仕組みを全くわからずWeb業界に入りました。

URLを覚える大切さ

webページが私たちに表示される仕組みはわかりましたが、Webに精通していない人であればURLの構成についてわからない人が多いのではないかと思います。(筆者は入社当初全くわからなかったです。)しかし、こちらはサイト分析をする上で最も重要な知識の一つとも言えます。というのもURLはサイト分析をする際、「どこから流入してきたのか」や「どのページの重要度が高いか」など、サイトの解析をする上で非常に重要だからです。

URLの基本

そもそもURLとはなんでしょうか。URLを定義すると「インターネット上の情報のありかを特定するための文字列」になります。先程、ページが表示される仕組みで書いた通り、URLという住所をサーバーに投げることにより、サーバーが情報を返すという仕組みになっています。

URLの構成要素
URLの構成要素はいくつかあるのですが、今回絶対覚えてほしい覚えるべきものを以下の3つに絞りました。

https://liverpool.com/?q=google&utm_source=facebook&utmmedium=cpc

①プロトコル = https
②ドメイン名 = liverpool.com
③クエリパラメータ = utm_source=facebook&utmmedium=cpc

プロトコル


まず、プロトコルとは、どのような方法で通信を行うかの約束事を指定するためのものです。Webの世界では「http」または「https」がプロトコルに用いられます。
このうち、httpsの「s」は「secure」の略であり、暗号化された状態でWebサーバーに送信されることを意味します。httpsは、通信内容を盗み見たり改ざんされたりするおそれの少ないプロトコルで、サイトのセキュリティ向上のため、近年多くのサイトで導入されています。

ドメイン名


ドメイン名は、一般的には1つのWebサイトに対して1つを割り当てられます。これは所謂住所のようなもので、これによってサーバーがどのサイトを表示されるか判断しています。そのため、ドメイン名は世界にユニークなものは1つしかありません。

クリパラメータ


クエリパラメータは、サーバーへの命令を伝えるものです。URLのうち「?」以降の部分を指します。
「?q=google&utm_source=facebok&utmmedium=cpc」
一つ例を挙げると「q=google」は「Googleというキーワードで検索したときの検索結果を表示する」という命令になっています。


終わりに

今回は、「①ページが表示される仕組みについて」と「②URLの構成について」の2つをご紹介しました。これはWEBに関わる人にとって基礎知識となるので是非覚えてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?