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【赤-善逸】そのあり得ない強化について[鬼滅の刃Vol.2]

やしろです。

前回の記事はこちら

※記事内に他記事のリンクがありますが、記事の最後に再掲するので最後まで読んでから飛んでもらえると嬉しいです!
⇒今回の記事に限っては前回記事から読んでもらったほうがいいかもです!

※本記事では下記の表記を使用します。
 デッキ名:【デッキ色-デッキ俗称】
 カード名:《必要エナジー/消費AP カード名》
例)【青-宿儺】《4/1 虎杖悠仁》等



いよいよ明日に迫りました、
ユニオンアリーナブースターパック鬼滅の刃 Vol.2の発売。

先週末にカードリストが公開されましたが、既存3色にいずれもクリティカルな強化カードが配られており、多くの方が話題に挙げているように感じます。

今回は、赤の善逸・伊之助・炭治郎デッキ(本記事では【赤-善逸】と表記しています)に与えられた強化パーツの紹介記事です。

■前回記事のおさらい

◆Vol.1時点【赤-善逸】の問題点

・トリガー割合が終わっている
 普通にデッキを組むと1/3のカードにトリガーが付いていません。

・カラートリガーが弱い
 当然不発のタイミングもありますが、個人的にはチャンプブロッカーやアグロを咎める赤のカラートリガーはかなり強いと思っています。青カラーが強すぎて霞むのはそう……
 このデッキにはダメ2がいるのでなおさら欲しい要素。

・ドロートリガーがない
 善逸というか、そもそも赤鬼滅のプールに2枚しか存在していないです。

・要するに盾が終わっている

◆Vol.2への期待

正直なところメインのパーツはすでに十分強いので、期待するのは
すべてトリガーがある前提で←重要
・ドロー・サーチ持ち
・3/1 BP3000のニコタマ
・レイド「炭治郎」
になります。名称が「善逸」「伊之助」「炭治郎」3人のどれかであればなお良し。


■追加されたカードを見てみよう

正直なところメインのパーツはすでに十分強いので、期待するのは
すべてトリガーがある前提で←重要
・ドロー・サーチ持ち
・3/1 BP3000のニコタマ
・レイド「炭治郎」
になります。名称が「善逸」「伊之助」「炭治郎」3人のどれかであればなお良し。

ぜ、全部来た……


◆《3/1 我妻善逸》

既存のカードと比べながら紹介していきます

・2エナ発生(ニコタマ)
・「善逸」名称
・条件付きBP4000
・ドロートリガー

文句なしです。全部太字。意味不明な強さ。あり得ない強化。早すぎるタイトル回収。
他のテーマに配られてたらかなり怒られそうなスペックです。

既存構築のニコタマ枠との差し替えになるので、「善逸」・BP4000の純増になります。
「善逸」名称のおかげで《4/1 嘴平伊之助》の味方1体をアクティブにする登場時効果のトリガーになりつつ、さらに自身がBP4000のためこのアクティブにする効果の対象候補になります。すさまじい噛み合い。

唯一《3/1 ムキムキねずみ》《2/1 竈門禰豆子》に劣る点が必要エナジーの多さです。
しかしこのデッキに採用されうる2エナ帯には強力なカードが多く、「2エナでプレイできる」点だけでは《3/1 我妻善逸》の持つ異常なバリューを押しのけてまで採用となることはなさそうです。
既存のニコタマが入るのは同じく高いスペックを持つ《3/1 猪子》を採用した上での9枚目以降の枠ですね。

◆《1/1 竈門炭治郎》

待望の扱いやすいカラートリガー

《3/2 我妻善逸》は2APで扱いづらいわりにリターンがイマイチでした。現代なら必要エナジー制限ありで場に出すくらいまでしてくれそう。
《3/1 宇髄天元》はニコタマ含む3名称サーチと一見強力ですが、3エナのカードであるためニコタマが欲しいターンに裏に出せず(裏に出すとエナジーLが埋まってしまい同ターンにニコタマをプレイできない)、使ってみると微妙にテンポが嚙み合いません。このカードを採用する場合はレイドの《4/1 宇髄天元》もセットですね。

対してこのカードは必要エナジー1、消費AP1なのでプレイのタイミングに困りません。終盤に2種のレイドエースのパワーを押し上げる能力も強力。《4/1 嘴平伊之助》と登場タイミングを合わせれば、出して即座に起動できるのも面白いです。ただし起動効果を使った際に場から「炭治郎」がいなくなってしまうとレイド自身の効果は消えてしまう点に注意。

もう1つ比較対象になるのはカラートリガーではありませんが《1/1 善子》でしょうか。
こちらはBP2500かつトップチェックでデッキの安定感を高めてくれるカードです。トリガーのないカードとはいえスペックは十分なので、まだまだ選択肢には残りそうですね。

◆《4/1 竈門炭治郎》


レイド善逸・伊之助以外のBP4000枠

夢……?

これまでの【赤-善逸】が抱えていた大きな問題点として、ニコタマを探すためにドローしたいがドロー効果を持つ《5/1 我妻善逸》を出すにはニコタマが必要というジレンマがありました。
このカードはニコタマを引いていなくてもプレイできる4エナであり、かつレイドキャラのため、プレイすることでエナジーLに空きを作りサーチしたニコタマを即座にプレイできます
さらにさらに、新規に《3/1 我妻善逸》が追加されたことでサーチ対象に8枚のニコタマが存在することとなり、ニコタマがなくて試合ができない……という事態が大幅に減りました。
もちろんその他レイド元・レイド先もサーチ対象なのでいつ乗っても強いです。1枚しか加えなかった場合はディスカードなしなのも地味に偉いポイント。
そしてダメ押しのレイドトリガー。オイオイオイオイ

これまで枚数が重なったらチャンプ要員にするしかなかった「炭治郎」も、このカードの登場ですべてレイド元に化けました。
そしてレイドキャラということは、《2/1 我妻善逸》のサーチ対象でもあるということです。すべてが噛み合いすぎている……

もうひとつの起動メイン効果も、BP2500~3500の「善逸」「伊之助」をアタッカーに変換できる他、相手のレイドトリガー《4/1 虎杖悠仁》《5/1 アスタ》《8/1 ランスロットエアキャヴァルリー》等に耐性を付けることもできます。
起動メインを使用するとこのカードがレストになってしまうので使いどころを選ぶ効果ですが、《4/1 嘴平伊之助》の登場時とうまく組み合わせていきたいところ。

比較対象になるBP4000のカードについて、
《4/1 宇随天元》《5/2 煉獄杏寿郎》はいずれも攻撃面で非常に強いカードですが、前者はレイドトリガーで乗るとうまみが薄く、後者はゲットトリガーなので盾から捲れた際のバリューで一歩劣ります。また先述のニコタマサーチ等継戦能力の面で大きく炭治郎が上回ります。
《2/1 竈門炭治郎:U》はBP3000~3500を有効アタックにすることができるので実質のBP4000枚数を増やせますが、自力でBP4000になる《3/1 我妻善逸》の登場でやや評価を下げています。
《4/1 煉獄杏寿郎》は変わらず唯一無二の受け性能の高さを持っており、このカードは完全に《4/1 竈門炭治郎》に置き換わるというよりも、むしろ自身の退場時効果を受けられるカードが増えたという意味で《4/1 竈門炭治郎》の登場が追い風になっていそうです。

◆《2/1 嘴平伊之助》

2/1レイド元軍団 ここだけ既存カードが強すぎるな……

条件付きでアクティブインする伊之助。当然トリガー付きです

アクティブインとは言えBP3000なので、活躍するのは主に序盤、先攻3ターン目に《4/1 竈門炭治郎》《5/1 我妻善逸》をレイドした際でしょうか。
1AP目でエナジーを4~5にし、2AP目でレイド、3AP目でこのカードをプレイすれば最小限のレイドで複数打点を作れますね。
一見、2ターン目に出したカードを前出ししても同じことが起きているように見えますが、レイドキャラの登場(=ドロー・サーチ)を最後のAPではなく途中のAPで使うことによって、そのターンの選択肢が大きく広がります。特に《5/1 我妻善逸》で《全集中の呼吸》を引けた際には、エナジーを5構えながら3点与える、といった芸当も可能になりますね。

先ほど紹介した《4/1 竈門炭治郎》の起動メインと合わせて使うことを想定されているテキストかと思いますが、その場合は3回しか殴らないか《4/1 嘴平伊之助》で《4/1 竈門炭治郎》を起こして4回殴ることになりますね。
ただこの動きは他のBP4000のキャラをプレイして直接たたき起こすのと有効打点の数としては同じになってしまうので、このカードにしかない「2エナである」「『伊之助』名称である」点とデッキ内容との相談になるかな?

比較に挙げた《2/1 我妻善逸》《2/1 竈門炭治郎:R》も優秀なテキストですが、善逸は安定性、炭治郎は防御性、この伊之助は攻撃性を高めるカードと言えそうです。
こればっかりになってしまいますがデッキ内の名称のバランスをどうするかがこのカードの採用枚数を決める一番大きな要素になりそうです。

◆《0/1 煉獄杏寿郎》

0/1枠 名称をどう見るか……

ついに登場しました、1ドロー1ディスカードのドロートリガー
鬼滅の既存3色すべてに追加されましたね。しかも全員レイド元。ヤケクソを感じます。

このデッキに採用されるかというと……正直難しいかなと思います。こんなに待ち望んでいたカードなのに。
《6/1 煉獄杏寿郎》を入れるならニコタマは最低10、できれば12以上欲しいところですが、メインの筋が「善逸」「伊之助」「炭治郎」の3名称に依存しているため極力不純物は入れたくないところ。実際前回記事の時点ではたまに名称事故が発生していました。
となるとこのカードはただのBP1500としてプレイすることになりますが、逆にこのカードを採用しなければデッキ内のBP4000に満たないすべてのカードがレイド元=すべてのカードがBP4000に繋がるということになります。このメリットを手放すのはあまりにも惜しい。

単体のテキストで見れば他の0エナ帯のカードより優秀ですが、デッキ全体のパワーを見た時には採用圏外になりそうかなと思います。


■参考リスト

超素直に組みました

0~3エナのマナカーブ12-4-6-8、ニコタマ8枚、レイドトリガー12枚。
こんなに素直に組んでもノートリガー8枚です。すげ~

これも地味に前回と違うことなんですが、ハンドが増えるカード・ハンドを捨てるカードが増えたことで自然に《全集中の呼吸》を4枚入れられるようになりました。今までのリストよりもビッグターンを作りやすいということです。

実際にはここに先に紹介した他のカードを入れたりして枚数を微調整していくことになると思います。自分が気づいていないだけで今回スルーしたカードにもまだまだ可能性があるかもしれませんね。思いついた方はこっそり教えてくださいね。


鬼滅の刃Vol.2、相当なやる気を感じています。
【赤-善逸】は回しているうちに愛着が湧いたというのが大きいですし、【黄-炭治郎】はユニアリを始めて最初に組んだデッキなのでこれまた思い入れ深いです。もちろん紫もね。正直気に入って回していた【紫-妓夫太郎】には大した強化は来ないだろうと高を括っていたので追加カードを見て驚きました。
今回紹介したのは赤の一部のカードですが、他のテーマ・色も今から楽しみでなりません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

■リンク

・前回記事

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