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棚場のようす~2021年夏~

はじめに:

引越して半年経ちました。盆栽を始めてから、東向きの庭→マンション3Fベランダ→マンション1F庭と置き場はどんどん変わっています。今の私の棚場の状況についてご紹介します。

棚場のゾーニング:

およそ2✕3mの広さの庭に盆栽を置いています。南向きの庭で今の季節、10時半から16時まで日差しがあります。狭い場所ながら環境を変えたゾーンを設け、適宜鉢を移動させながら様子を見ています。

・メイン エリア
  リビングからもよく見え、うちの棚場の特等席です。テラスの端にあり、雨は直接当たりません。その季節の注目鉢を置いています。今年は自動水やり装置SALZminiの置き場になりました。松や真柏など松柏類と見頃を迎えた花ものを置いています。私は盆栽を屋内では飾りませんので、このエリアを飾り場としてきれいに見せたいと思っています。黒松、赤松、五葉松、真柏、ムラサキシキブがあります。

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・お日様かんかん照り エリア
  我が家で一番日照のよい場所に日照が好きな鉢を置いています。樹の種類によっても変わりますが、特に決めつけはしていません。強くたくましく成長して欲しい鉢を置き、毎日鉢の様子を見て水切れしそうなら別のエリアへ移動しています。松柏類が多いですが、雑木でもおひさまOKのものがあれば置いています。どちらかといえば、素材がメインになります。昨年までは水切れを恐れて育苗箱の下に鹿沼土などしき水切れ防止を行っておりましたが、水切れはしないものの下の土に新たな根が張ってしまい、その根のことが気になり外せなくなりました。だったら一回り大きな鉢で管理するほうがよいと思いました。黒松、赤松、百日紅、葉ザクロ、ムラサキシキブ、ムレスズメ、ハナカイドウ、蔦、長寿梅などの鉢が見えています。

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・日陰 エリア
  パンチボードの下に鉢を置いています。園芸本では明るい日陰と分類される場所です。毎年、夏に水切れさせるモミジを置くことにしました。今年はおかげさまで、まだ水切れしておらず、緑色のきれいな葉をつけています。お日様かんかん照り エリアで葉焼けしたり、水切れした鉢もこのエリアで救済しています。モミジ、楓、サクラ、楡ケヤキ、寒グミ、蔦などを置いています。

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・標準 エリア
  パンチボードの上はうちの棚場での標準的な日当たりを確保しています。西側の壁面を背中にしているため、西日の影響はありません。15時頃には日陰になります。鳥よけ網のあるプランターを奈良の園芸店で見つけて買いました。この鳥よけ網を有効活用したい。例えば、日よけの寒冷紗を張ったり、自動水やり装置のスプリンクラーを取り付けたりとやってみたい事はたくさんあるのですが、今はまだ手を付けていません。標準エリアには、雑木類を中心に杜松類も置いています。ムラサキシキブ、縮緬カズラ、アオマサキ、ベニシタン、ミニバラ、杉、錦松、梅などの鉢が見えます。

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・かんすい升 エリア
  どぶ漬け潅水機のエリアです。通常の水道ホースによる一日一回の水やりとは異なり、非常に水持ちがよく、たっぷりと水やり が実践できるエリアです。今まで、夏場に水切れさせた鉢たちやザルつくりしている松を置いています。水切れさせた鉢の復活がしっかりとできるので心強い味方です。黒松、赤松、レンギョウ、長寿梅、椿、ボケが見えています。

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・素材育成 エリア
  盆栽を始めてから、盆栽と呼べるものから、この手前の素材レベルのものまで色々育てています。また、剪定後、勿体なくて挿しておいたものがたくましく育つ場所を作っています。香丁木、葉ザクロ、ムラサキシキブなど、数年後は鉢上げできるよう目指しています。

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・場外 エリア
  棚場の場外に、以前ご紹介した東福寺風苔庭があります。90角のタイルと苔を市松模様に敷いた場所です。その付近に野鳥の癒しのためのスポットを設けました。バードバスです。今までに、スズメ、シジュウカラが遊びに来てくれました。

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来待石バードバス(小型)

日本野鳥の会推奨品!
半信半疑で購入してみましたが、野鳥達はよく見てるんですね。目ざとく見つけて水浴びしてくれているようです。

朝、盆栽の水やり時にバードバスにも水を張って出掛けます。前日に小鳥たちが遊んだ跡が残っています。週末はリビングからカーテン越しにそ~っと覗くと、野鳥たちが見れます。週末だけのお楽しみにするのが勿体なくて、カメラを付けました。

スマカメ フルHD CS-QR100F

出先からでも庭の様子を確認する事ができるようになりましたが、このカメラが一番役に立っているのは在宅時です。野鳥達を驚かせずに近くから水浴びの様子を見ることができます。

カメラを選ぶ際、店頭で迷いました。屋外型にするか屋内型にするか。様子がわからなかったので、屋内型にして、テラスに置こうと考えていました。買ってきて場所探しをしていると、バードバスに寄った方が映えることがわかったので、イケアのキャンドルランタンの中にカメラ、電源を入れ、防水対策しています。

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このように見てみると、私の棚場は盆栽と呼べるものはまだまだ少なく、素材が多い感じがしました。生育環境は初めての環境ながら、今までと比べると様々なゾーンを作ることができました。毎日の水やりのときに様子を見ながら鉢を入れ替えています。

#棚場  #盆栽 #専用庭 #ベランダ #テラス #バードバス

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