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ゲマトリアと「死」についての考察

※本記事はブルーアーカイブ対策委員会編3章プロローグ読了時点で執筆しています。
その後の展開と大きく矛盾する可能性が高いですら、
そこまでのネタバレがありますのでご承知おきください。

 先日対策委員会編第3章のプロローグが公開され、突如投下された新たな新事実で心がざわついている先生方も多いでしょう。

 その中でも今回新たに登場したゲマトリア「地下生活者」の「死」に関する発言がとても気になったので、今回はその辺りを中心に掘り下げていきたいと思います。

地下生活者以外のゲマトリアは不死身説


“「死」を知らない貴様ごときがア!ええッ!?”

 地下生活者はプロローグ中通して、極端に「死」を恐れている描写が目立ちました。

 最終編第1章でシロコ*テラーの襲撃を受けたゲマトリアの三名は、負傷しながらも生き延びています。
同じくキヴォトス外から来た先生は銃弾が当たれば生命の危機に晒されるのにも関わらずです。

 また、色彩と接触を図ろうとしたベアトリーチェを排除する為に、ゴルゴンダは殺害ではなく何処かに転送するような処分を下しました。

送り届けられるマダム

 まるでジョジョ2部で不死身になってしまったカーズを宇宙空間まで追放したように。

 この事から地下生活者以外の四人のゲマトリア達は、肉体が損傷しても死には至らないという可能性が出てきました。

大人のカードの使い過ぎの結末とは?


 ゲマトリアのような不死身の異形化に関するヒントとして、最終編での黒服の次のセリフが挙げられます。

“….一つ、忠告をしましょう。そのカードを乱用すればーーー あなたは私たちと同じ結末を迎える事になりますよ、先生。”


 大人のカードとは、本編中の描写から我々プレイヤーが使っているクレジットカードそのものである事でほぼ間違い無さそうです。
では、そのカードを際限無く乱用するとどうなってしまうのでしょうか?
 ゲーム内での「先生」がどうなってしまうのは分かりませんが、プレーヤーが自分の生活を犠牲にして行けば限りなく「死」に近づいて行くのではないでしょうか?
 カードの使い過ぎによるプレーヤー自身の死が黒服の言う異形化へのトリガーであると考えてみました。

 キヴォトスの生徒達は神話に登場する神々や悪魔であったり、偉人や有名企業などが元ネタになっています。(本編中で直接描写されているのはホシノとシロコだけですが)
 これらの形のない概念に、「学園都市」というコデックスを適用した存在が生徒達であると考えました。

 肉体を失い実態の無いプレーヤーの意思に「学園都市」のコデックスを当てはめたらどうなるのでしょうか?
 神話の神々などは「神秘」や「崇高」を所有していますが我々にはありません。
(その神秘や崇高がヘイローとして現れているのかもしれませんね)
 きっとそれは生徒のようなヘイローを持つ者とは全く違う存在になりそうです。
 ガスのような体を持つ黒服や、マネキンに憑依するマエストロ、写真で会話するデカルコマニーのように。

どうみても普通の人間には見えないゲマトリアのみなさん

今後明らかになって欲しい事


おじさんかわいいよ


現実の死とゲーム内の死の違い
 ゲーム内での先生は同じキヴォトス外から来た黒服達とは違い、銃弾などで死に至る可能性が示唆されています。
 キヴォトスでの死と現実の死は関係あるのでしょうか?
 最終編のプレナパテスは、蘇生が不可能とされた状態で復活しています。

医療技術が高度に発展したキヴォトスで蘇生の可能性がないと診断された先生


 私は今まで、この時点でのプレナパテスは仮死状態にあり、後に色彩と接触して異形化したと考えていました。
 もしもキヴォトス内で死亡しても異形化するとしたら、病院で復活したその時点で既にそうなっていたのかもしれませんね。

地下生活者やシロコ*テラーに倒されたフランシスやゴルゴンダは消えたのか

そういうこったぁ!!!


 デカルコマニーが首のない男で「そういうこった!」と叫ぶ方、ゴルゴンダが写真に写った後ろ向きの男でヘイロー破壊爆弾などを作った方、フランシスが最終編から登場したムンクの叫びのような絵画の男です。

 シロコ*テラーの襲撃でゴルゴンダが去り、入れ替わるようにフランシスが現れました。
対策委員会編3章プロローグでフランシスも地下生活者に倒される描写がありました。
 彼らが地下生活者の言うような死を知らない存在であるならばこのまま退場するとは考えにくいので、今後の展開に期待です。
(黒服と敵対するフランシスと入れ替わるようにゴルゴンダが復活し、ベアトリーチェの時のように地下生活者を阻止する展開を予想しています。)

地下生活者が極端に「死」を恐れている理由

死にたくない!


 ここまでゲマトリアが不死身であるという仮説を元に考察を進めてきましたが、唯一死を恐れているのが地下生活者です。
彼の容姿からして普通の人間ではない事は明らかですが、なぜ彼だけ例外なのかもこの先語られるのを楽しみにしています。

セイントネフティス社はいつから地下生活者の傀儡になったのか

常設イベント、特殊作戦デカグラマトン参照


 セイントネフティス社について分かっている事は、
・アドビス土着の企業
・過去アドビス砂漠を横断する鉄道を敷設しようとしてる最中にビナーと遭遇、交戦した。
・ノノミのネームプレートにネフティスのカードが入っており、彼女との関係が度々示唆しれている。
・アドビス衰退の原因の一つになった
・カイザーグループがネフティスの鉄道部門の買収に失敗している
くらいでしょうか?
5thPVではトリニティ自治区にネフティス社のビルが登場しましたね

標識の地名からしてトリニティ自治区、バックにネフティスのビル

 地下生活者は先生攻略の為にアドビスの債権をネフティスに買収させているようですが、ネフティスというエジプト神話の神の名を冠している事から元々はゲマトリアといったキヴォトス外部の勢力の影響を受けていなかったのではないでしょうか?
地下生活者がゲマトリアを追放されたのはキヴォトスが学園都市になる前のようですが、それであればネフティスはいつから彼の思い通りに動かせるようになったのでしょうか?
キヴォトスには長い歴史を感じさせる描写がたくさん登場していますが、コデックスの書き換わりについては登場しているのでしょうか?
そもそもキヴォトスの住人はコデックスの書き換わりを認識できるのでしょうか?

多くの飛躍を重ねてしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございます。

第3章ではブルーアーカイブの世界観の本質部分について言及がありそうで、プロローグを読んだ時点で興奮が止まりません。
ホシノ…幸せになってくれ…!続きが読みたい…!

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