興味深い記事だ。EV推しの韓国でも、EVは売れていない。アナログの遅れた国、日本とデジタルで進んだ国、韓国として、EVを推進してきたが、EVの様々な問題が書かれている。
【レンタカー会社「ハーツ」は保有したEV5万台のうち2万台余りを再び内燃機関車と入れ替えた。EVは(1)維持費が大幅に上昇し(2)中古車で売るときに減価率が高く(3)客も予想ほどはEVを望んでいない】と書いているように、やはりEVは維持費がかかる。充電費用だけで、電気代凄いことになるのだろう。電池は、自然放電するので、レンタカーとして使っていない時でも、一定の時間で充電しないといけない。それが、5万台もあって、定期的に充電していたら、とんでもない電気代になるだろう。
中古車で売る場合も、電池の劣化を考慮すると数十万kmを走る内燃機関の車に比べると、価格が下落するスピードが速いのも頷ける。
【EVの核心部品であるバッテリーが故障・破損する場合、車の値段に迫るくらいの修理費が発生する】EVの問題点は、やはりここだ。バッテリーの故障・破損もそうだし、経年劣化によって、充電容量も減る。性能も落ちる。毎日の充電も必要だし、バッテリーの寿命も長くて、10年くらいだ。10年経過する前に、バッテリーを交換するとした場合に、車の値段くらいの修理費がかかると言われれば、EVを買う人はいなくなるだろう。内燃機関のエンジンは、普通に10年くらいはもつ。
【韓国ユジン投資証券のイ・ジェイル研究員は「内燃機関車と共存せざるを得ない現実を認めるか(内燃機関車販売)禁止期間をもっと遅らせるかする水準で合意する可能性が高い」と分析した。内燃車のライフサイクルが延長するかもしれないという意味だ。EV市場の地形を変えるほどの革新的な技術が登場しない限り、内燃機関車時代はもう少し続くとみられる】内燃機関は、なくなることはないだろう。世界的に、EVは衰退する方向で向かっている。EVを使ってみて、実際の現場で検証された結果ということだ。EVの革新的技術としては、全個体電池の登場だろう。しかし、これも急速充電が可能で、容量が大きく安全だけど、電池である以上は、経年劣化と毎日の充電が必要であるなら、結果は変わらない。
日本での販売も再開した韓国のヒョンデ。しかも、オンラインのみで、EVしか販売していない。EVで販売台数を増やすつもりだったが、EVでもダメなら、内燃機関の車では、既存の大手メーカーには勝てないだろう。